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カポーティ
 小説「ティファニーで朝食を」の著者トルーマン・カポーティは、すでに流行作家となっていた1959年11月、ある新聞記事に注目した。それは、カンザス州で起きた一家4人惨殺事件だった。さっそく、彼は幼なじみの ネル・ハーパーを調査助手に、現地に赴いた。そして、事件について警察関係者や被害者周辺の調査をおこなった。やがて2人の容疑者が逮捕された。カポーティは、そのうちの一人ペリー・スミスに惹かれていく。彼はネイテブアメリカン出身で、不遇な少年時代を送っていた。カポーティも南部出身で、不幸な少年時代を余儀なくされており、そうしたこともあって、スミスに興味をもったのだった。そして、この事件についてノンフィクション・ノベルというあらたなジャンルでの執筆をおこなおうと決意する。そのため、この二人と頻繁に面会し、一審で死刑の判決が出た後、カポーティが弁護士を手配し、それから5年間最高裁等で争うことになる。この間、カポーティはペリー・スミスの家族や事件関係者への綿密な取材をおこない、執筆をはじめていた。一方、助手をしたネル・ハーパーの作品「アラバマ物語」が出版され、映画化もされた。最後の結末が書けぬまま時がたち、親しくなったスミスたちの裁判が気になるが、心の底では彼らの死刑執行を望み、本を完結させたいと願っている自分自身に苦悩を深めるカポーティだった。
 まだまだ偏見が強かった時代に、自ら同性愛者であることを明らかにし、社交界で巧みな話術で注目を集めていたカポーティが、ノンフィクション・ノベルの傑作「冷血」を書き上げるまでの苦悩が描かれている。特にカポーティ役のフィリップ・シーモア・ホフマンは実に見事に演じきっていた。死刑執行を心のどこかで望みつつ、いざ現実となると、なかなか受け入れがたい心の葛藤をかかえ、刑の執行まで立ち会ってしまったショックは並大抵ではなかっただろう。ただただカポーティ役になりきったフィリップ・シーモア・ホフマンを誉めるしかない映画だと思う。

監督:ベネット・ミラー
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー
2006年 上映時間114分 
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テーマ : カポーティ
ジャンル : 映画

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