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トランボ  ハリウッドに最も嫌われた男
 第2次大戦後、ソ連への脅威からアメリカでは反「共産主義」運動、いわゆる「赤狩り」旋風が巻き起こった。ハリウッドで売れっ子脚本家のトランボは米共産党員だった。一方ジョン・ウェインをトップにした「アメリカの理想を守る映画連盟」と、反共記者のヘッダ・ホッパーらが、ハリウッドから「赤」を排斥しようと躍起になっていた。さらに、議会でも非米活動委員会がつくられ、トランボらを召還した。しかし彼らは合法の党に所属し、憲法で思想の自由が保障されているということで、質問に答えなかった。すると彼ら10人は、議会侮辱罪で刑務所に入れられてしまった。彼らは服役を終え出所しても、仕事は完全に干されてしまった。そこでトランボは、自らが書いた脚本を友人の名を借りて売ったのだ。これが後に「ローマの休日」となり、アカデミー賞をとることになるのだった。とはいえ、トランボの名前を出した脚本は誰も買ってくれない。仕方なく彼は、多くの偽名を使って、B級映画専門のキング・ブラザー社と契約を交わした。このキング社長映画作りは金儲けが第1と割り切り、トランボが安い契約で数をこなしていく。やがて、トランボは仲間も巻き込み、脚本を書きまくる。さらに、家族も総動員で脚本を量産していった。こうした噂を耳にした「アメリカの理想を守る映画連盟」の男がキングにトランボとの契約を破棄しろと乗り込んでくるが、キングはバットを振り回し、男を追い払う。すると、そんななかでトランボの書いた「黒い牡牛」が再びアカデミー賞脚本賞に選ばれてしまう。
 この「赤狩り」の時代、互いに疑心暗鬼になり、密告も横行し、数多くの映画関係者が職を奪われたり、友情が破綻したりという不幸な時代を経験せざるを得なかった。有名俳優ではエドワードGロビンソンはトランボのかつての仲間だったが、仕事を干され、生活のため仲間を売ってしまう。この映画ではカーク・ダグラスとオットー・プレミンジャーがリベラルに描かれていた。対立する方はジョン・ウェインぐらいしか出ていなかったが、後ウォルト・ディズニーやゲイリー・クーパー等の保守派も多くいた。このマッカーシズムと対決するニュースキャスター、エド・マローの実話を描いた「グッドナイト&グッドラック」は、かつてジョージ・クルーニーが監督した佳作だ。クルーニの父親もキャスターをしていたといい、なかなかこちらもよかった。ただ、「トランボ」にしても「グッドナイト&グッドラック」にしても皆ヘビースモーカの人々たちばかりなので、見ていて咳き込みそうだった。  


監督:ジェイ・ローチ
出演:ブライアン・クランストン、ダイアン・レイン、ヘレン・ミレン、マイケル・スタールバーグ、エル・ファニング
2015年米映画  上映時間:124分
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