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ブラック・ハッカー
 新作SF映画プレミア上映会場を、パソコンのWEB画面で見ていたニックは、この後主演女優ジルとの会食に招待されていた。しかし、そこにWeb電話が入り、実は会食はキャンセルされたと知らせてきた。ニックは、ジルのファンクラブ・ブログコンテストで1位となり、今夜のディナーに招待され、遠くからやって来たのだった。すると、電話の主の男は突然、ニックのパソコンに、ジルのスマホから会場のWeb回線に侵入し、実況を流すのだった。そして、ジルが会食をキャンセルしたのは、彼氏とのデートのためだということがスマホの盗聴でわかる。そして、電話の男は自らコードと名乗り、彼らのデート会場をニックが宿泊しているホテルにしむけ、ホテルの回線を使い、ニックの部屋から盗撮できる部屋にした。そして、部屋の照明を落とし、ビデオカメラをセットさせる。そして、二人が部屋で落ち合うところを撮影する。しかし、ジルはそこから帰ってしまう。すると、突然部屋の灯りがつき、ジルの恋人がニックの姿を見つける。こちらの部屋に向かってくるのが、ホテルの監視カメラ網に侵入しているコードに見せられ、彼をスタンガンでおとなしくさせ、縛り上げ猿ぐつわを噛ませ、部屋から出るように指示される。それから、pcを持ち込んだ車からの指示で動くニック。すると、パリからニックに「ネバタ」と呼びかけるハッカー3人組がアクセスしてくる。ニックはコードがジルの家に行き、彼女を縛り上げ、Webカメラの前に座らせ、ニックに大好きなジルの裸身を徐々に見せるよう要求させる。その様子はコードが録画している。なんとか彼女を救おうとパリの3人に協力してもらい、彼女の自宅そばまで行くが、コードは自ら警察に通報し、ニックが犯人であるかのように仕向けるのだった。一転して、パトカーに追跡されるが、これもパリの3人に助けられ、何とか逃げ切る。そして、ようやくジルがコードの車のトランクに入れられていることがわかり、彼女に電話するニック。そして、とうとうコードを追い詰めるニック。しかし、ここからもう一段展開は変わり、驚愕の最終を迎える。
 巨大サーバーとハッキング技術があれば、現在のシステムは容易にハッキングできるようだ。いまいち仕組みはよくわからないが、こうした連中がいれば、特にスマホなどは遠隔操作で盗聴、盗撮が容易にできるらしい。とはいえ、こんなことは犯罪に利用するなということは、わかっていても、できるやつはやるに違いない。これから、マイナンバーという「国民総背番号制度」が始まろうという中、個人情報をどのように守ってくれるのだろうか。心配になってきた。
 

監督:ナチョ・ビガロンド
出演:イライジャ・ウッド、サーシャ・グレイ、ニール・マスケル

2014年米、スペイン映画   上映時間:100分
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ドラキュラ zero
 15世紀トランシルヴァニアのワラキア公国の王ヴラドは側近たちと領地を見回っていた。すると、川岸でオスマン帝国軍の斥候の兜を発見する。そこで、川上にある牙の山に足を伸ばす。そして山の洞穴を調査する。しかし、洞穴には不気味な魔物がいて、部下たちを皆殺しにしてしまった。命からがら、ブラドだけが生き延びて帰還した。そこにやって来たのは、オスマン帝国軍の使者たちだった。ブラドは彼らに貢ぎ物を渡して早々に帰らそうとする。しかし、使者のハムザはメフト2世の命により、1,000人の男子を差し出せと言う。それは、かつてブラド自身、父からオスマン帝国に差し出され厳しい訓練を経て戦士として従軍した。ブラドは敵の戦意を喪失させるため、殺した敵の死体を串刺しにして戦場にさらしたのだった。それから、彼は「串刺し公」の異名で呼ばれるようになった。そうした武功により、ブラドはワラキア公国の平和を守ってきたのだった。ところが、今回かつて一緒に闘ったメフメト2世がブラドの息子も含めて1,000人差し出せというのだ。強大な軍隊をもつオスマン軍を相手にすれば、あっという間に撃破されてしまうのは、目に見えている。困ったブラドは牙の山に向かうのだった。そして、魔物と対決する。魔物はかつて、悪魔と契約し、永遠の命と絶大な力をもったのだった。しかし、それと引換に、この洞窟に閉じ込められたのだという。すると、魔物は自らの血を髑髏に注ぎ、これを飲めば吸血鬼となり絶大な力をえることになる。しかし、3日間血をのむことを我慢すれば、再び人間となることができるというものだった。逆に、お前が吸血鬼となってしまえば、私はこの洞窟から出て、自由になるというのだった。こうして力を得たブラドは、オスマン帝国の使者を斬り殺し、1000人の男子を差し出すこと取りやめる。これに対して、オスマン軍メフメト2世は大軍を率いてワラキア公国に向かってきた。ブラドは蝙蝠の大群に身を任せオスマン軍を撃破する。そして、城から修道院へ民衆に避難するように指示する。一方オスマン軍は斥候を出し、ワラキア公国の民衆が避難するのを確認し、ブラドの妻子の殺害を企む。一方、大軍に対峙したブラドはこれを撃退する。しかし、その間隙をぬってプラドの妻ミレナが殺されてしまう。すると、ミレナは自分の血を吸い吸血鬼として命を長らえ息子を守って欲しいと懇願する。こうしてブラドはドラキュラとして復讐を誓う。そして、ワラキア公国の生き残った人々を吸血鬼として、オスマン軍に立ち向かうのだった。
 こうしてドラキュラ誕生物語となる。ただ、元祖吸血鬼は自由になり、ドラキュラもまた洞窟に閉じ込められることなく、再生される。ちょっと疑問に思ったのは、吸血鬼に対抗するため銀製品ととどめを刺すための杭など効果的にちりばめられている。これは、ある程度被害が出てから対策がわかるのだと思うが、何だか先走っているような感じだ。
 

監督:ゲイリー·ショア
出演:ルーク・エヴァンス、サラ・ガドン、ドミニク・クーパー、アート・パーキンソン、チャールズ・ダンス


2014年米、英、日映画         上映時間:92分
ファイ  悪魔に育てられた少年
  1998年、通称「白昼鬼」と呼ばれる犯罪集団が幼児を誘拐する。身代金を奪い張り込んだ刑事を殺害し傷つけながら、まんまと身代金を奪ってしまう。しかしながら、幼児は親に返すことなくそのまま、犯罪集団でこの幼児を育てる。この犯罪集団・白昼鬼の5人は同じ家に住み、世間を欺くため、園芸店を営んでいた。彼らは、元々擁護施設で育ち、兄弟同様に暮らしていて、ライフル、ナイフ、車の運転といった得意技を彼らが誘拐した子どもにファイという名を付け、得意技を教え込んで育てた。このグループのリーダーソクテは、同様に施設で育った妻ヨンジュも一緒に暮らし、ファイの母親代わりとなっていた。17歳になったファイは学校に行くこともなく、ひたすら5人の父親たちに育てられたのだった。そして、ファイも彼らの仕事を手伝わされる。そんななかで、女子高校生ヨ・ジングと知り合った。ある日、この白昼鬼グループに、再開発がらみで一件だけ立ち退きに応じない夫婦の始末するよう依頼があった。そこでリーダーのソテクはこの仕事にファイも加えるのだった。当初、ファイは目的の家の鍵だけを開ける役目だった。ところが、たまたま巡回していたパトカーに見とがめられ、家の中に入ってしまう。すると、ファイはどこかこの家に見覚えがあり、2階の子ども部屋に入るのだった。すると、そこは行方不明になった子どもを探すポスターが山積みになっていた。そのポスターの写真をよく見ると、それはファイの子どもの頃の写真だった。それは、母親代わりのヨンジュと写した写真ともよく似ていたからだ。すると、そこに乱入してきたソテクはこの家の住人を探す。すると、妻は隙をみて逃げ出すが、外出から帰宅してきたこの家の主が帰ってきた。その彼をソテクはファイに殺すよう命ずる。最初ためらうが一挙に拳銃の引き金を引く。この男こそファイの実父だった。彼は息子の帰りを待ち続け、子ども部屋を当時のままにしておき、立ち退きに応じなかったのだった。ファイの実母も病弱な身体で逃げ、途中で助けられて病院に運び込まれたのだった。すると、事態を認識したファイは、5人に対して「どうして、実父を殺させたのか、なぜ止めなかったのか」という思いを5人のうちで一番のインテリのジンソンを問い詰め殺してしまう。そして、実母の病院に向かうが、一足遅く殺されていた。こうして、白昼鬼に殺しを依頼してきたグループともどもある場所に呼び出して、一気に殺そうとするのだった。
 誘拐事件にからんだ刑事は一連の白昼鬼事件解決にむけ、いいところまで追い詰めるのだが、警察の勝利にはならない。この作品の副題にある悪魔は5人の白昼鬼なのだが、ソテクもファイも魔物の幻影に苦しめられている場面が出てくる。そして、そもそもなぜファイを誘拐したのも、5人とファイの実父には因縁があり、ソテクとはもっと深いつながりがあった。そうは言っても、ソテクもファイも対決の場面では、双方とも深手を負っている。にもかかわらず、最後はファイは蘇り、残した仕事をかたづけている。
 少年が主人公でアクション満載の作品になっているが、これは「チェイサー」ともども、やはりおもしろかった。ただ、社会に溶け込みながらも、隔絶された生活が可能だということ。ただ、ファイを誘拐した時点で、警察は実父とソテクの関係も捜査すれば、ソテクが実父の彼女をレイプし、そのことでもめて、実父はソテクに足を鍬で切断されたという過去もあるので、彼らの似顔絵まであったわけだから、たどり着けないことはなかったのではないだろうか。いずれにしても、けっこう韓国映画では警察はこけにされていると思う。そういう意味では、勧善懲悪ではない作品が数多いのか。


監督:チャン・ジュナン
出演:ヨ・ジング、キム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、パク・へジュン、キム・ソンギュン、イ・ギョンヨン、パク・ヨンウ、ユ・ヨンソク、キム・ヨンミン

2013年韓国映画                上映時間:125分
蜩の記
 豊後・羽根藩の祐筆である檀野庄三郎は同じ祐筆の水上信吾と些細なことで刃傷沙汰に及び水上を足を切ってしまう。本来ならば、喧嘩両成敗となり双方とも切腹を申し渡されても仕方がないところ、水上は子どものいない家老中根兵右衛門の甥ということもあり、檀野ともども切腹を免れた。しかし、檀野には中根からある密命が下された。それは、領内の向山村に幽閉中の秋谷秋石のもとに行き動向を探るということだった。秋谷は7年前前藩主の側室と不義密通をおかしたということで、10年間藩史の編纂をおこなった後、切腹をすることになっている。秋谷は一家で幽閉されているが、妻は村民たちの妻たちと敷物を織り特産品にしようと働いていた。その他娘の薫と弟郁太郎がつましく暮らしていた。そこに檀野がともに暮らし監視をすることになった。しかし、日を追うごとに檀野は秋谷が不義密通をおこなったということに疑問を持ち、直接かつての側室で現在は出家したお由の方と会った。そして、意外な事実を知る。それは、かつて、側室はお由の方の他にお美代の方の二人がいて、二人とも男の子がいた。この中で、お由の方の子を世継ぎにしようという藩主の言葉に家老の中根の策動でお由の方の屋敷が襲われ、警護をしていた秋谷が賊を討ったが、お由の方が生んだ男の子はすでに殺されていた。このことが幕府に知られるとお家騒動ということで、お家断絶となることから、子どもは病死とされた。そして、藩主は引退してお美代の方の生んだ子が世継ぎとなったのだった。このことで、秋谷はお由の方と不義密通という廉で切腹をするということで決着となった。そして、お由の方はお美代の出自に関する書き付けを檀野に託すのだった。そこには、中根がお美代を武家の出ではないのをねつ造して武家の出のようにして側室に送り込んだということが判明した。一方、向山村では不作に苦しみ年貢の軽減を申し出ようとする。しかし、藩側の動きは、冷淡だった。元郡奉行だった秋谷に相談するが、一揆を起こせばその影響は大きいということで、何とか納めようとする。しかし、こうした動きを察知した藩側は一気に秋谷ともども百姓たちの処分をしようとする。これに対して、秋谷、檀野は果敢に中根たちに立ち向かう。そして、檀野と娘薫との婚姻を見届け、武士として生き様を息子庄三郎に示すのだった。
 なかなか、小ぶりながらまとまったいい作品になっている。原作があるので、無理な話なのだが、岡田准一扮する檀野は居合いの達人なのだが、一人鍛錬をする場面は出てくるが、立ち回りは冒頭だけで終わっていている。キャストでは戸田秋石の妻織江は地味ながら光っていた。それと、藩主役の三船史郎は何十年前の「その人は女教師」以来久しぶりのスクリーンに登場した。やはり、父親の面影が見いだせる。カメオ出演というところか。
 
 
監督:小泉堯史
出演:役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子、三船史郎、寺島しのぶ


2014年日本映画           上映時間:129分
泣く男
 アメリカで殺し屋をしているゴンは、ロシアンマフィアと韓国人ビジネスマンの取引現場に乱入して全員射殺する。その際、廊下での音が聞こえてそちらに発砲する。すると、そこには小さな少女ユミが倒れていた。ユミはゴンが殺した韓国人の娘だった。このことで自暴自棄になったゴンはさけに溺れて家に閉じこもっていた。しかし、組織のボスはユミの母モギョンを始末して、現場で失われた電子ファイルを手に入れることだった。モギョンは韓国の投資会社ベンチュラ社の取締役だった。この会社の社長ジョン・リーは表向き優良会社だが、裏では中国系犯罪組織の資金洗浄をおこなっていた。その実態をファイルに記録していたのだが、モギョンがそれを持っているということから、ゴンを韓国に派遣した。ゴンは少年の時にアメリカに渡り、母を亡くし一人で生きてきて、裏組織で働くようになったのだ。ゴンを迎えたのはジョン社長の部下ピヨンだった。モギョンは夫や社長の裏仕事についてはまったく知らず、娘の死を悼み自殺未遂をする。そこで、ひそかにモギョンと会ったゴンは彼女を殺さなかった。すると、アメリカから組織はゴンも含めてモギョンまで殺そうと新手の暗殺チームを派遣してきた。そこで、死闘が繰り広げられ、ゴンはユミを殺したこともあり、モギョンを守る。すると、ジョン・リーもこれに介入し三つどもえの戦いが繰り広げられる。
 幼い頃母との韓国での思い出は、母が韓国の銭湯で垢すりの仕事をしていて、幼い息子ゴンの垢をこするというものだった。しかし、なぜか親子二人でアメリカに行き、砂漠で捨てられそうになって、母だけが自死してしまう。この体験が、幼子を殺したという罪悪感の繋がり、再び韓国での話にフィードバックしていく。ただ、モギョンのマンションでの銃撃戦は迫力はあるが、こんな住宅街であんなに激しい銃撃はちょっと現実離れしていると思った。それというのも、まったく住人が出てこないというのも変ではないか。ただ、主演のチャン・ドンゴンは精悍さをだすためか、激しくダイエットしたのか、頬がこけていて従来のイメージチェンジをして、少し違和感があった。それと、ゴンとアメリカの組織さらには韓国のジョンたちの組織の関係があまり整理されていないと感じた。
 
 
監督:イ・ジョンボム
出演:チャン・ドンゴン、キム・ミニ、キム・ジュンソン


2014年韓国映画           上映時間:116分 
ソロモンの偽証
 1990年12月クリスマスの朝、その日は東京に大雪が降っていた。城東第三中学校2年A組の学級委員・藤野涼子と野田健一の二人はウサギに餌をやるため始業時間前に登校した。すると、そこで雪に埋まって死んでいた同じクラスの柏木卓也を発見する。警察は自殺と断定。すると藤野や学校宛てに「告発状」が届く。それによると、柏木の死んだその夜の屋上には、大出俊次ら3人の「不良」たちがいて、彼らによって屋上から突き落とされたというものだった。藤野の父は刑事をしており、このことを相談する。一方、学校でも校長の津崎正男は担当刑事佐々木礼子と協議しカウンセリングという名目で告発状を書いた生徒を探すのだった。すると、この告発状を送ったのは、三宅樹里と浅井松子の二人が共謀したのではないか、ということが分かった。それというのも、彼女たちは大出たちに虐められていたからだった。すると、クラス担任の森内に送られた告発状が破られて捨ててあったということが、マスコミに知られてしまう。そこで、マスコミは森内の取材や大出の身辺を取材して回っていた。そして、柏木の葬儀の日見知らぬ生徒の姿があった。そして、森内は教師を辞め、藤野たちは3年生に進級した。それで藤野たちは、柏木の死の真相を知りたいという思いが募っていた。そこで、藤野は学校内で裁判を開き、柏木の死の真相を明らかにしようとする。藤野は、旧2年A組の生徒を中心に裁判関係者を決めていき、判事には成績優秀な井上康夫が選ばれた。藤野は検察官ということになり、被告は大出で彼の弁護人として、柏木の小学校時代の友だちだった葬式に出ていた神原和彦がなるということになった。しかし、告発状が三宅樹里と浅井松子の二人が書いたのではないかという噂が広まり、三宅は不登校になり、失語症になってしまう。さらに、ある夜三宅の家へ行こうとした浅井が、交通事故で死んでしまう。
 こうして、藤野たちが3年生の夏休み、裁判がはじまった。裁判は陪審制でおこない、罰することはしないという内容だった。そして、裁判のなかで、柏木にかけられた電話の記録から、複数の公衆電話から電話したことが判明した。そして意外な事実が次々にわかってきた。最後に、柏木の死の真相が明らかにされる。
 原作が長編ということもあり、本編も前後編ということになった。けっこうアップが多用されていたのと、映画にしなければならないという理由があまり見えなかった。もっとも、コミック原作のどうでもいいような邦画が数多く作られている中では、やむを得ないのだろうか。それでも、主役の藤野涼子はなかなか健気でよかった。ただ、他の同級生役の子と比べるとうんと大人感が漂っていたと思う。それでも、十分評価できる。映画の方は城東第三中学校に教師として戻ってくるのは尾野真千子扮する藤野涼子だが、原作では野田健一とい設定になっているものの、映画的にはこれで正解だと思った。


監督:成島出
出演:藤野涼子、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、小日向文世、尾野真千子


2015年日本映画              上映時間:121分(前篇)、146分(後篇)

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バードマン  あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
 かつて世界的なスーパーヒーロー「バードマン」を演じたリーガン・トムソン。現在は世間からも忘れられ、失意のなかにあった。そこでもう一度復活をかけ、ブロードウェイの舞台に挑戦することになった。しかし、過去に囚われ時折り妄想のなか「バードマン」の幻影をみるのだった。舞台の制作を手伝う娘のサムは、薬物依存症施設を出たばかりだ。そして、舞台は最初からアクシデントが続く。最初は共演者が怪我で降板し、代役に舞台では実力派俳優マイクを迎える。こうして、舞台「愛について語るときに我々の語ること」上演にむけてのプレビュー公演が始まる。これは、本公演に先立って演劇関係者やマスコミむけの舞台のことだ。しかし、いきなりマイクのインタビューが新聞に掲載される。これにいらつくリーガンだが、舞台をめぐる騒動はまだ続く。マイクがサムといちゃつく区姿を見て、怒りを収めようと外で煙草を吸うとドアが閉まり、慌ててパンツ一丁の姿で町中を歩き、劇場の正門から入場し客席から芝居をしてラストシーンに間に合った。この一件は、すぐにSNSを通じてネットにアップされてしまった。ちなみに、リーガンはSNSは一切やらないので、娘のサムから教えてもらった。そして、とうとう舞台初日を迎えるが、最終場面は衝撃的なものになる。
 けっこう話題になっているように、この映画の大半がワンショット的長回しで撮影されている。しかも内容は、どこまでが現実でどこまでが幻影なのかよくわからない。ハリウッド的内幕がベースにあり、映画界と演劇界の対立があり、基本映画は低俗な娯楽と演劇関係者からは思われている。しかし、そうした見方にハリウッドの映画関係者は反発している。ところで、この作品の音楽はドラムスだけで、そこがけっこう効果的だ。かつてのバードマンも時折り出てくるが、落ち目の現況から飛び上がれというささやくが、いったいどこからどこまでが現実なのか、反対にどこからが悪夢なのかの境がない交ぜになっている。最後のシーンもサムが窓の下ではなく空を見上げて微笑むあたりに何か秘密があるのだろう。


監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:マイケル・キートン、ザック・ガリフィアナキス、エドワード・ノートン、エイミー・ライアン、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ

2014年米映画                 上映時間:120分
誰よりも狙われた男
 9.11爆破テロ事件を引き起こしたアルカイダのメンバーが、ドイツのハンブルグで事前に計画を練っていたというテロップが冒頭流れる。それ以降、ハンブルグは欧米諸国の諜報機関が目を光らせている。そこで、ドイツの諜報機関もまた不審な外国人を中心に目を光らせている。ギュンター率いるチームは中東のイスラムコミュニティの中に情報提供者を抱え、調査、監視をおこなっていた。すると、彼らは不法入国したイッサ・カルポフという男に注目した。調べると、彼は父親がロシア人で母親がチェチェン人でだった。そしてイスラム過激派と目されていた。彼はハンブルクにある銀行の頭取トミー・ブルーと接触を持とうとしていた。ある日、イッサはトルコ人の親子と知り合い、そのつてから人権派弁護士アナベルを通して、ブルーと接触できた。ギュンターはイッサの動きを監視していて、ブルーと接触する。すると、イッサの父親がブルーの銀行に莫大な遺産を預託していることがわかった。同時に、独内務省の諜報機関OPCモアは即刻イッサを逮捕しようとしていた。そこに米CIAのマーサも介入してくる。そこで、ギュンターはアナベルを拉致し、協力者となることを強要する。一方、モアはイッサをかばっていたトルコ人親子を拘束し、イッサも逮捕したがっていた。そこで、マーサに協力を求め、イッサが相続する金をアナベルを使って探り、何とか自分の監視下におこうと画策する。しかしギュンターの狙いはモアやマーサも知り、彼らによって黒幕やイッサは逮捕されてしまう。
 フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作となった作品だ。この作品でハンブルグに赴任する前、中東での作戦をCIAにリークされ情報源をはじめ彼の仕事のネットワークが壊滅されたという設定になっている。それでも、ドイツ国内での諜報戦では内務省の機関とのにらみ合い等けっこうリアルに描かれていた。何よりも、目的のためには手段を選ばぬといったスパイをホフマンは好演していた。やはり、EUのなかでは経済的に豊かなドイツは中東からの難民が大勢いるのだろう。そうした背景もあってか、港湾都市ハンブルクを舞台にした作品でなかなか見応えがあった


監督:アントン・コルベイン
出演: フィリップ・シーモア・ホフマン、レイチェル・マクアダムス、ウィレム・デフォー、ダニエル・ブリュール、ニーナ・ホス、ロビン・ライト、グリゴリー・ドブリギン


2014年英映画       上映時間:122分
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