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フライト・ゲーム
 航空保安官のビルはニューヨーク発ロンドン行きの旅客機の警備につくために、空港に着くが車の中で、ウィスキーの瓶から少しカップに注ぎ口にする。あわてて、マウスウォシュで口をすすぐ。そして、ようやく車を降り、仕事モードで歩き出す。そして、彼の乗る便の乗客に目を配る。そして、ファーストクラスの革張りのゆったりした椅子に座ると。彼のとなりの窓側に座っていた男に、後からやって来た女性が窓側に換わって欲しいと申し出る。すると、男は同意して真ん中の席に移っていった。そして、離陸、緊張するビル。飛行が安定すると、早速トイレにに入り、用意したガムテープで煙感知器をふさぎ、煙草を一本吸う。すると、ビルの携帯にメールが入ってきた。すぐにビルは「この回線への侵入は連邦犯罪だ」と返信する。今度は「機内トイレでの喫煙も犯罪だ」と帰ってくる。続けて「指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺す」という脅迫がメールで送られてきた。すぐに、地上のTSA(運輸保安局)に連絡し乗客名簿を調べて欲しいと連絡するが、30分ほどかかるという。そこで、もう一人同乗している航空保安官のハモンドにメールを見せるが、いたずらかもしれないと取り合わない。そこで、キャビンアテンダントのナンシーとビルの隣に座った女性ジェンに依頼して、ビルが携帯メールで呼びかけるので反応して携帯を見ている人間を監視カメラでチェックしてほしいと頼む。すると、怪しい数人をチェックできた。さらに、ハモンドも頻繁に携帯を見ているので、ハモンドをトイレに連れ込み、事情を聞くビル。するとハモンドは抵抗し携帯を見せようとせず、洗面所の水の中に落とし、もみ合いになる。そして彼が拳銃を構えようとするので、とうとうハモンドを殺してしまうビル。こうして、フライト分後の最初の殺人は、ビルによっておこなわれた。そこで、ビルは再びTSAに連絡するが、取り合ってもらえない。そこで、機長に相談することにする。すると、今度は機長が操縦席で死んでしまう。こうして、次々に死者が増える。何としても、これを食い止めようと必死になるビル。すると、送金先の口座は何とビルの名義だということもわかる。さらに、彼がアルコール依存症だということもテレビで報道され、逆にビルこそがハイジャック犯だという報道が機内でも流れてしまう。それでも、彼は孤軍奮闘する。すると、ハモンドの持っていて鞄からはコカインと爆弾も発見され、時限爆弾のスイッチも入れられてしまう。密室の中での「犯人」捜しと、爆弾が破裂するという緊張感のなかでビルはどのようにして犯人を逮捕するのか。
 最初、航空機内での犯罪の難しさが語られる。この密室内では下手に銃を撃てば気圧の差で飛行機が破損し、機内の人が外に吹っ飛ばされてしまう。そんな危険を冒すということは、犯行を犯す人間も犠牲になることを覚悟しなければ実行することなどできはしない。そんななかでこの映画は始まる。しかし、後で種明かしがあるが、犯人たちの「動機」も希薄だし。金を要求しているが、よしんば成功したとしても、機体が爆発してしまえば、明らかに生き残った人間が最初に疑われてしまう。その他。吹き矢の毒で死んだ人がいたが、これも一人はわかるが、機長の毒殺の方法は、ついにわからずじまいだった。こんな具合で、リーアム・ニーソン扮するビルは焦りもあってか、あの大柄な身体をふるに使い、怪しいと睨んだ人間へのアプローチが乱暴すぎると感じた。それと、ジュリアン・ムーア扮するジェンも、ビルから「マム」と呼ばれ「失礼なという」雰囲気を醸し出しながらも添え物といった役柄をうまく演じていた。
 

監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーア、スクート・マクネイリー、ミシェル・ドッカリー、ネイト・パーカー、ジェイソン・バトラー・ハーナー、アンソン・マウント、コリー・ストール、ルピタ・ニョンゴ、オマー・メトワリー、ライナス・ローチ

2014年米映画                          上映時間:107分
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ビッグ・アイズ
 1958年カリフォルニア州の町からマーガレットは娘のジェーンを連れて夫の元を去って、サンフランシスコのノースビーチまで逃れてきた。この頃、女性は男性の庇護の下で暮らすのが当たり前で、女性の権利は低いものだった。マーガレットは娘を養うため、家具工場でイラストを描く仕事についた。それでも、副収入を得るため似顔絵描きもおこなっていた。そこで。口八丁手八丁で巧みに風景画を売っているウォルター・キーンに声をかけられた。これをきっかけに二人で絵を描こうと出かける。しかし、絵を描くのはマーガレットだけで、ウォルターはパリにいた頃の自慢話ばかりで、絵は描かない。インスピレーションがわかないからだという。一方、マーガレットの絵は目が大きな子ばかりだった。ウォルターが理由を聞くと「目というのは心の窓で、魂への入り口だと感じる」と答えるのだった。すると、ウォルターの本業は不動産屋だということがわかる。そして、マーガレットに裁判所から娘を離婚した夫に渡すように書類が届く。母子家庭では扶養できないという理由だった。すると、ウォルターが結婚すればいいとプロポーズ。世間知らずのマーガレットは娘を手放したくないという一心でこれを受け入れる。そして、ハワイにハネムーンに行く。マーガレットはハワイを気に入る。結婚したマーガレットは夫の苗字を絵の署名に使い「キーン」と書くことにする。そして、ある事件を契機に「ビッグアイズ」の絵が売れはじめる。すると、ウォルターは絵は自分が描いたことにして、売り込む。すると、どんどん売れていく。すると、売るのはウォルターがおこなうから、マーガレットは絵を描くのに専念するように言う。しかし、当初は不満があったもののウォルターの売り込みのうまさによって爆発に売れ、著名人にも知られるようになる。そして、この絵の作者が母親であることを知っている娘のジェーンにもうそをつくマーガレット。こうしたなかで、ウォルターは「ビッグアイズ」の絵を印刷して安く売ることを思いつき、売り始めると、これも売れる。こうして、マーガレットはウォルターとともに郊外の大邸宅に住むようになる。ここでも、マーガレットにこもって絵を描くように強制する。すると、アトリエの奥にあった、ウォルターの梱包した木箱から数点の風景画を見つけた。その絵にはS. CENICというサインが見つかった。ウォルターの描いたという風景画の「キーン」のサインを削るとその下にはS. CENICのが現れた。最初から、ウォルターは絵など描いていなかったのだ。こんなことが続き、ついにマーガレットは離婚を決意し娘のジェーンとハワイに移り住む。すると、絵の権利は全てウォルターに渡し、もう100枚の「ビッグアイズ」を描けば、離婚に応ずるというのだ。しかし、あることから、マーガレットは「ビッグアイズ」の作者は自分だということを地元のラジオで話すのだった。
 昔観たことのある目の大きな少女の絵を描いた作者の実話がベースの作品。監督はティム・バートンでめずらしく普通の作品だ。観ていて、佐村河内事件を連想した。やはり、天才的な詐欺師の手際と口から出任せのその場しのぎ言い逃れも腹立たしいほどだ。最後に裁判所では弁護士抜きに、TVドラマ「ペリー・メイスン」をまねて茶番を繰り広げるウォルターは哀れに思えた。
 

監督:ティム・バートン
出演:エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ、クリステン・リッター、ジェイソン・シュワルツマン、ダニー・ヒューストン、テレンス・スタンプ

2014年米映画       上映時間:106分
渇き。
 何ともおぞましい映画だ。主人公の役所広司が吠えまくるオープニング。すると、いきなりコンビニで3人の若い男女の惨殺死体が発見される。第一発見者は藤島という警備会社の社員だ。藤島は半年前まで刑事をやっていたが、依願退職し妻とも離婚し一人娘の加奈子ともしばらく会っていない。藤島は離婚後は一人暮らしで酒浸り、統合失調症の傾向もあり精神科に通院し薬を飲んでいる。すると、今度は別れた妻の桐子から連絡が入り、娘の加奈子が家に帰ってこないという。しばらくぶりにマンションに行き、加奈子の部屋を調べる。すると、加奈子のバックからシャブが見つかった。桐子は警察に届けようと言うが、藤島はそれを制する。そして、加奈子の同級生たちに連絡をとり、行方を捜すことにする。すると、加奈子の知らなかった姿が見えてくる。そして、3年前の中学生の頃、加奈子とつき合っていた緒方が屋上から飛び降りて自死する。一方、この中学で元野球部員だった瀬岡は退部してから凄惨ないじめにあっていた。誰も気にしないなか、加奈子が優しくしてくれた。そして、不良グループの松永が瀬岡をいじめていた数人をボコボコにする。すると、彼へのいじめがなくなる。そして、加奈子の勧めで、松永らのパーティに瀬岡も参加する。すると、彼はシャブで朦朧としたなか、有力者のオヤジに性的虐待を受け、それを写真に撮られる。この時、瀬岡には松永らに対する復讐心が芽ばえる。しかし、不思議に加奈子にはそうした気持ちがわかなかった。高校に進学してからも加奈子は、中学の同級生だった長野をシャブ漬けにし、売春をさせている。こんな加奈子を気に入っているのが、趙という外国人の実業家で表ではパチンコ屋を営んでいるが、裏では加奈子の紹介で集めた女子高生や中学生の売春をさせている。一方、地元のヤクザは松永らの不良グループを使いシャブを売っていた。こうしたなかで、加奈子が趙が隠し持っていた有力者たちの買春場面を撮影した写真をそれぞれに郵送してしまった。加奈子はまた、中学生の担任の東教諭の一人娘で晶子まで売春組織に誘い込んでいた。加奈子は、相手が欲する言葉を操り、自らのコントロール下におくという天性の才能があった。こうして、ヤクザと不良グループを巻き込んだ抗争が展開する。最初のコンビニでの殺人も実は、これにからんでいたことがわかる。そして、藤島はヤクザに拉致され、加奈子を助命する代わりに、趙の殺し屋で警察官の愛川を殺すように依頼する。
 とにかく、殺しと薬物、いじめ、レイプさらには差別語のオンパレードで嫌悪感満載の映画。特に、役所の怒鳴りと若いギャルたちのキンキン声が耳をつく。ストーリーも分かりづらいし、役所扮する藤島も拳銃で撃たれたり、ドライ-バーで腹を刺されたりしても、なかなか元気だったりする。何より返り血を浴びた白いジャケットを着ているのも、周囲に違和感を与える。さらに藤島と加奈子との関係も妄想と現実が入り乱れ、何だかわからない。とにかく最悪の映画。
 

監督:中島哲也
出演:役所 広司、妻夫木聡、二階堂ふみ、オダギリジョー、高杉真宙、橋本愛、國村隼、
黒沢あすか、中谷美紀

2014年日本映画               上映時間:118分
殺人の疑惑
 韓国映画の名作「殺人の追憶」と同様実際の未解決事件である「イ・ヒョンホ誘拐殺人事件」にインスパイアされたのが本作。ただ、内容的にはあまり納得がいかなかった。
 父スンマンと二人暮らしの娘ダウンは大学院を優秀な成績で卒業しようとしていて、就活に励んでいた。彼女は、マスコミ志望だったが、いくつかの会社は不採用となっていた。それは父が個人で宅配業をおこなっていたのも、一因ではないかという雰囲気もある。しかし、まだ1社の新聞社の試験を控えていた。そんななか、世間を賑わせている「ハン・チェジン誘拐殺人事件」の公訴時効が後数日後に迫っていた。そこで、この事件をモデルにした映画「悪魔のささやき」を観に行くことにしたダウン。すると映画の後、友達のボラが映画のなかで実際の犯人の声が流されたのを聞いた感想として、「ダウンのお父さんの声に似ている」と言う。それはダウンも感じていて、細かい言い回しも聞き覚えがあった。そこで父親への「疑惑」がわいてくるのだった。翌日、母の弟だというシムという男が現れ、メモを父スンマンに渡せと言う。
早速、電話をかけるスンマンに対して、シムは金を要求する。しかし、働きづめでもスンマンには金の余裕はない、そこでなけなしに金をシムに渡し、これ以上払えないという。しばらくして、シムがスンマンの家に押しかけてきた。そこでシムは「娘に知られてもいいのか」と言いながら家財を蹴散らして帰っていった。ダウンは父の持ち物を捜し、母親の名前と一枚の写真を見つける。これまで父からは、母はダウンを置いて出て行ったと聞かされていた。そのため、父子家庭で父から溺愛されダウンもまた父に一方ならぬ愛情を持っていた。そうして、大学の同級生で警察志望のジェギョンに父スンマンと母について調べて欲しいと依頼する。すると、父はかつて、犯罪歴があり母の住所もわかった。そこでダウンは、ジェギョンとともに母の住所を訪ねた。すると、そこにシムが現れ、母はここにはいないという。さらに、ダウンは母の入院歴からある産院を、新聞記者を装って訪れた。すると、この産院のハン院長こそ殺されたチェジン君の父親だった。警察も、スンマンを容疑者として逮捕しようと動く。これに呼応するかのようにハン院長もスンマンの家に押しかけ、警察の前でスンマンを押し倒す。その弾みでスンマンは意識を失ってしまう。時効まで後3日となっており、時効までにスンマンの意識が戻るかが問題だ。
 とは言え、声紋鑑定やそもそも誘拐殺人事件というあたりに疑問が残る。その際、シムやシムの姉でスンマンの妻がとった対応について、いまいち描き方ずさんだという印象が残る。さらにハン院長の行動についても、警察の目の前で暴力事件を起こしている。最初に、スンマンが意識不明になるくらいに押し倒す行為など明らかに傷害事件の現行犯なのにまったく手を出さなかったり、ダウンも警察署内でハン院長に殴られても、ほったらかしというのもおかしい。
 さらに、最後にダウンとスンマンの関係のネタ証しも、誘拐事件の初動できちんと調べていれば、こんな展開にはならなかったに違いない。
何か「殺人の追憶」の三番煎じで、「殺人の証明」もがっかりしたが、本作もやっぱりがっかりで、「イ・ヒョンホ誘拐殺人事件」を扱った「悪魔は誰だ」でも観てみよう。


監督:クク・ドンソク
出演:ソン・イェジン、キム・ガプス、ソ・ガプスク、カン・シニル、イム・ヒョンジュン、イ・ギュハン、チョ・アン

2013年韓国映画                      上映時間:95分
ジミー、野を駆ける伝説
 「麦の穂をゆらす風」で、アイルランド内戦から英愛条約が締結されたことを巡る兄弟の対決を描いたケン・ローチ監督が、同じ時代を再び描いた。
 1921年英愛条約が締結された頃、ジミー・グラルトンは警察に追われアメリカに逃げざるを得なかった。それから10年、世界恐慌に見舞われた米国からジミーは久しぶりに帰国した。しかし、10年前故郷を離れる際、別れた恋人のウーナは現在は人妻で子どもも二人いる。しかし、村の若者たちはかつてジミーたちが作ったホールの再開をして欲しいと言う。この若者たちのなかには、かつて内戦で敵対した男の娘もいた。彼らは、カトリック教会で、がんじがらめにされていた。しかし、伝統のアイリッシュダンスや音楽、絵画やボクシングなどをするためのホールを必要としていたのだった。そこで、皆の協力で荒れ果てたホールの再開にむけ力を合わせる。ジミーは、完成したホールにアメリカから持ってきた蓄音機とレコードを披露する。皆、その音に感動する。そして、ホールでは連日様々な取り組みがおこなわれる。これに対して、教会の神父はホールに出入りする人々をチェックし、日曜日の礼拝で発表する。すると、若者の親のなかにはホールに行くなと鞭で打たれたりした。そして、こうしたなかでジミーこそが皆を煽っているとして、様々な嫌がらせをする。そんななかでも、ジミーとウーナとの切ない思いが募るがどうにもならない。すると、法務大臣の命令でジミーを国外追放にするという一方的な命令が出る。間一髪、警察の逮捕を免れるが、ついに捕まり即日国外追放が実施される。しかし、それを聞きつけた若者たちが自転車で駆けつけ、ジミーとの別れのあいさつをする。
 アイルランド内戦を経るが、その傷跡は深く人々のなかに残っていた。こうしたなか、小作や多くの労働者たちは厳しい状況に置かれていた。こうした状況にあってカトリック教会は古い因習を押しつける役割しか果たしていなかった。こんななかで、若者たちをはじめ人生の楽しみをや教養を身につける場としてのホールを渇望していた。しかも、最初に設置したジミーがアメリカに行ってしまってからは、政治的な背景もあり、使用できずにいたものを、再開したというだけなのだ。しかし、反対派はすぐに共産主義者、無神論者などとレッテルを貼る。こんな悪罵が投げかけられる事態は、現代のヘイトスピーチとも二重写しになり、時代を逆戻りするのかという危惧をもってしまった。
 ケン・ローチ監督は前作「天使の分け前」でも暖かいまなざしでスコッチ・ウィスキーの利き酒の世界を描いていたが、今回も小品ながら感動作になっている。
 
 
監督:ケン・ローチ
出演:バリー・ウォード、シモーヌ・カービー、アンドリュー・スコット

2014年英、仏、愛映画             上映時間:109分
ジャッジ  裁かれる判事
 ヘンリーはシカゴで敏腕弁護士として活躍中。今しも法廷が開廷されようとした時、一本の電話が入る。それは、母の訃報の知らせだった。そこでヘンリーは、20年ぶりに故郷に帰ることにした。父のジョセフは判事として40年以上も働いていた。葬儀で兄弟の兄グレンと弟のデイルとも久しぶりの再会を果たした。ヘンリーが20年も家族と疎遠になったのも、父ジョセフとの関係だった。法の番人として厳格な父の性格と高校生の頃「悪ガキ」として慣らしたヘンリーが、社会奉仕活動で済む程だったにもかかわらず少年院に送致されたことがあった。そこで、ヘンリーは一念発起して有名法科大学を主席で卒業して敏腕弁護士となったのだった。兄のグレンは野球で注目されていたものの交通事故でプロの道が閉ざされ、地元で自動車修理工場を経営していた。弟のデイルは経度の知的障害があり、映画撮影が趣味だった。そんな家族での久しぶりの再会だったが、父ジョセフのヘンリーに対するあまりに素っ気ない態度に腹を立て、翌日には帰ると言い放っていた。しかし翌朝、ガレージにあった父の車に破損の跡があった。すると、飛行場にいたヘンリーにグレンから電話ですぐに戻れと言う。父のジョセフが警察に連行されたというのだ。前夜、マークという男がひき逃げされ死亡したという事故で、容疑者とされたのだ。しかも、マークはかつてジョセフが裁いた男で、少女殺害事件で服役して出所したばかりの男だった。しかし、ジョセフは事故の記憶があまりなかったのだ。しかし、警察側は故意に轢いたのではないか、とという見立てをしていた。そこで、検察側は他州から腕利きの検察官を送り込んできた。当初、ジョセフは弁護士を地元の弁護士に依頼していた。ところが、この弁護士は法廷に入る際にプレッシャーからもどしていた。裁判では、検察側が第1級殺人事件での立件をしてきた。第1回公判では、検察に責めまくられ、さすがに弁護士は辞任を言ってきたので、ようやくヘンリーの出番となった。すると、父がガンに罹っていることがわかる。そこで、密かに化学療法によっていたもので、その際に記憶障害などの副作用がでていることがわかった。しかし、ジョセフは、その事実を隠そうとしていた。そして、あらたな事実もわかり、審判の日が訪れる。
 ロバート・ダウニー・Jrが「アイアンマン」とは打って変わった役柄で熱演し、父親役のロバート・デュヴァルの好演にがっぷり組んでの見応えのある作品となっていた。とは言え、ひき逃げされた男が、葬儀の夜ヘンリー兄弟がバーで飲んでいた際絡んできた男と同一人物だったのかと思ったが、よくわからないので、DVDになったら確認してみたい。それと、この男マークがかつて、少年の頃少女殺害未遂事件を起こしたものの、ジョセフがわずか30日間の拘禁だけにした。すると、マークは拘禁が解けてからすぐに、再び少女を殺害してしまったのだった。この少女の両親とおぼしき人たちも、裁判の傍聴に来ていたのではと思われる。こうしたあたりの説明も、必要ではないか。上映時間も長く、冗長なシーンも数多くあり、編集も大胆にやって欲しかった。


監督:デヴィッド・ドブキン  
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ロバート・デュヴァル、ヴェラ・ファーミガ、ヴィンセント・ドノフリオ、ビリー・ボブ・ソーントン


2014年米映画                 上映時間:142分
黒執事
 冒頭、少女たちが捕まっている倉庫のような場所に、眼帯をした少女が一人。そこに、黒ずくめの一人の男が現れる。そして、次々に監禁していた男たちを倒していく。彼は「私は悪魔で、執事です」と言う。すると、眼帯の少女が「遅かったじゃないか」と言い放つ。すると、監禁した男たちのボスがピストルで執事を撃つ。しかし、しばらくして執事は立ち上がり、口から弾丸を吐き出す。そして、男を殺してしまう。少女と見えたのは幻蜂清玄でファントム社という玩具メーカーの代表で、執事はセバスチャンという。清玄は、世界統一を目標にする女王のもとで働く「女王の番犬」という役割を果たすため、女性たちの監禁場所に紛れていたのだ。それというのも、連続して有名人がミイラ化した死体として発見される事件が発覚している。その事件の真相を調べるため、二人はあるパーティに潜入する。すると、そこでは製薬会社の社長があるドラッグをまき散らし、参加者を死に至らせてしまう。するとその製薬会社の社長まで殺され、その黒幕が武器商人ではないかと清玄はあたりをつける。一方、清玄は幻蜂家の4代目の当主となっているが、かつて幻蜂家の3代目当主夫妻が殺されている。その時、汐璃という一人娘だけが、ある刻印を背中に押されて生き残ったという過去があった。その汐璃こそが両親の仇を討つために、悪魔のセバスチャンに魂を売り、男装して幻蜂家に戻ってきたのだった。そして、清玄の母利香の妹華恵はファントム社の実質的経営者として清玄とともに姉夫婦の仇を討とうとしていた。しかし、連続ミイラ事件で亡くなった要人の追悼のためのミサが開催されることになった。しかし、それに集まった人々を殺害しようという動きが発覚した。その黒幕が意外な人物だった。
 日本映画はこの作品をはじめ「るろうに剣心」などコミック原作が主流となっている感がある。しかも剛力彩女などの、キャストも情けないし、こんな映画ばかり作っていては、日本映画は衰退の一途をたどるのみだ。さらにはかつて、角川映画が「読んでから見るか、見てから読むか」というコピーが一世を風靡した。しかし、近年はテレビキー局が映画制作に関わり、テレビで放映した作品をそのまま映画化するということが日常化していて、日本映画をつまらなくしている。これでは、日本映画の先行きはお先真っ暗という状況がつづいてしまうのだろう。そういう意味で、この作品もやがてテレビで放映されれば、何ら違和感もないものになってしまうのだと思う。
 
監督:大谷健太郎、さとうけいいち 
出演:水嶋ヒロ、剛力彩芽、優香、山本美月、大野拓朗

2013年日本映画             上映時間:119分
M I 5: 消された機密ファイル
 英国「MI5」のベテラン諜報員ジョニー・ウォリッカーは、ある夜つきあいのない隣室の女性ナンシー・ピアパンに呼び止められる。彼女は、自分の部屋に押しかけてきた若い青年を早く帰そうとしてジョニーに協力を求められ、行きがかり上それに乗ったジョニー。しかし、その振る舞いに、疑問を持ったジョニーは彼女のことを調べると、ナンシーの弟がパレスチナとイスラエルの間で壁を作ろうとしていたイスラエルによって、殺されたがその真相は隠されていた。しかしナンシーと彼女の父親は、イスラエル政府の責任を追及していた。一方、MI5ではジョニーの親友で大学の同窓でもある長官のベネディクトがある書類を手渡された。そこにはイギリス政府がひた隠していた同盟国アメリカの秘密が書かれていた。後日、内務大臣を交えこの書類の取り扱いについて議論がおこなわれた。すると、ジョニーの同僚の女性からこの文書についての疑問が出される。しかし、ジョニーは、この文書が英国首相も承知のことだとジョニーが指摘し、女性は内相の前で恥をかいてしまう。しかし、ベネディクトはジョニーに真相を語る前に、急死してまう。その連絡をしてきたのが、ジョニーの元妻で現在はベネディクトの妻になったジルだった。ジョニーはベネディクトが自らの死が近いことを自覚していて、あらかじめ情報を知らせたことだと気がついた。そこで、ケンブリッジ大学の同窓会に出席すると、そこにアレック首相も参加し、密かにジョニーを呼ぶ。そして、例の書類を手渡すように言い渡す。これに対して、ジョニーはナンシーの弟が死んだ真相を明らかにすることを条件にする。ジョニーは車を駐車場に置いたままにして、首相の命を受けた追尾を巻く。その後、ナンシーの手助けを受けて、姿をくらます。テレビでは書類の内容を知っている女性内相が副首相に任命されたことを報じていた。さらに同僚のMI5の女性が、ジョニーの追い落としを画策していたことも、わかってきた。そして、ジョニーはただ一人ある決断をする。
 そんなに期待していなかったが、オープニングのけだるいジャズの演奏をバックにした、疲れ、年老いた諜報員が静かに歩く場面から引き込まれた。英国政府内の秘密を知ってしまった諜報部員の身の処し方を中心に描かれていて、世代交代や諜報機関への予算削減・合理化を背景にしながらも面白い家族関係など、けっこう面白かった
 

監督:デビッド・ヘア
出演:ビル・ナイ、レイチェル・ワイズ、レイフ・ファインズ、フェリシティ・ジョーンズ、ジュディ・デイビス

2011年英映画       上映時間:104分
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