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クロニクル
 米国シアトルの高校生アンドリューの趣味はビデオ撮影だ。とにかく身の回りのものを何でも撮影していた。彼の父親のリチャードは元消防士だったが勤務中に怪我をして現在は保険を受け取り、朝から飲んだくれていた。一方母カレンは、末期がんで自宅治療をしていた。そんなアンドリューの唯一人の親友は従兄弟のマットだ。彼は毎日アンドリュウーを車で送迎してくれていた。そんな友だちのいないアンドリューをパーティに誘うマット。すると、ステーヴという生徒会の役員から、「君のカメラで撮影して欲しいものがある」と言われた。渋々マットとともについて行くと、森の奥に大きな穴があった。3人はその穴に入りその奥に広がる洞窟の奥には青い水晶のような物体があった。するとその物体は赤く輝きカメラは壊れ、3人は鼻血を流し体に痛みを感じ、逃げ帰った。1週間後、3人はある能力が備わったことを自覚する。それは遠くの物体を念の力で移動することができた。そこで、3人でかの洞窟に行ってみると、警官によって立ち入り禁止になっていた。3人は最初は特殊能力を使い、最初は女の子のスカートめくったりという悪戯をしていたが、ある日猛スピードのトラックに対してアンドリュウーは力の加減を誤り池に沈めてしまった。ステーヴが運転手を救出し、マットが警察に通報し事なきを得た。これを機会にアンドリューに、これからは人間に対してはいきすぎたパワーを行使しないように約束させる。翌日、仲直りをした3人は空中を飛べる能力を発見し3人で防寒着を着込んで空高く舞い上がるのだった。そして、孤独なアンドリューを持てさせようとステーヴが高校の隠し芸大会に出ようと誘う。そこで、アンドリューは超能力を駆使して手品を連発。たちまち女の子の注目を浴びる。そこで、知り合った女の子とベッドインという運びになったが、焦って彼女の髪に戻してしまい、また元のように、相手にされなくなってしまった。この事件の結果、引きこもってしまったアンドリュー。飲んだくれの父親に絡まれ、思わず父親を負かしてしまう。そんな彼の激情がスティーヴとマットにも伝わる。アンドリューが一人で空中を漂っていると、そこにスティーヴがやって来て、もう地上に降りようと言うが無視するアンドリュー。すると、突然稲妻がなりスティーヴを直撃した。彼は雷に打たれ絶命していた。この事件もアンドリューを益々攻撃的にしてしまう。そして、母親カレンの様態が悪くなり薬局に薬を買いに行くが、自己負担分が足りないといわれついに強盗をおこなう。そしてここから、アンドリューが超能力をあやつり大暴れする。一方、マットはアンドリューのことを察知し、彼の凶行を止めようと死力を尽くすのだった。
 比較するのがいいのか、この映画よりはるかに広大で深い意味を持つ大友克洋の「AKIRA」だが、ただ一点の共通点が超能力である。しかも、映画の主人公は最初、ただビデオカメラを撮影し、友だちも少なく、いじめの対象ですらあったが、やがて超能力が発揮できるようになった時点で反撃に移る。それは、アルコール依存症でDV親父への反抗にも及ぶ。そして、ある一点を超えると、町全体を敵に回し立ち向かう。それは、戦えば戦う程自らのパワーがみなぎるような感覚に陥り、実際に強くなっている。こうして、同じ能力と感情も同調してしまうマットが、アンドリューの暴走を止めてしまう。やはり人間は、余計な力を持てばとことん使ってしまうのが人情というものなのだろう。


監督:ジョシュ・トランク
出演:デイン・デハーン、アレックス・ラッセル、マイケル・B・ジョーダン


2012年米映画                    上映時間:84分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

日本列島
 1959年埼玉県にあるS米軍キャンプCID(犯罪捜査課)の新任ポラック中尉は、かつての部下だったリミット曹長が、1年前水死体で発見された事件の調査を通訳の秋山に依頼する。さっそく、秋山は警視庁に向かい事件の資料を見ながら、関係した刑事から事情を聞いた。すると、米軍はリミットの水死体をはじめ収集した証拠関係資料までも一切合切米本国に持ち去ったのだった。この事件に関わった警視庁捜査三課の黒崎からリミットが死の直前に日本に出回った贋ドル事件に関わっていたことを聞き出した秋山。彼はこの事件の担当だった「昭和新報」の原島とともに事件の真相を追う。するとリミットが生前会っていた、女性の存在をつかんだ。彼女は秋山がかつて中学の英語の教員をしていたときの教え子だった。彼女は結核で余命幾ばくもなかった。秋山はかつて自分の妻が米兵にバラ園に連れ込まれ暴行され殺害された事件を思い出していた。彼は、この事件が結局、犯人を捕まえることもなく、事故死扱いにされ、この犯人に迫るためにCIDの通訳として働き始めたのだった。一方、リミットに関連して戦時中に諸外国の偽札を作っていた日本の特務機関の存在が浮かび上がった。彼らは、戦時中ドイツ製の印刷機を使って偽札を製造していた。それが、戦後日本の印刷会社に払い下げになったものの、ある時期にその印刷機が秘密裏に運び出されたことを知った。合わせて、この印刷機を使いこなす技術者の伊集院元少佐も何者かに拉致されたと言う事実をしった。この伊集院の娘が現在小学校の教員しており、秋山はこの娘和子を訪ねた。そこで、涸沢という男の存在を突き止めた。この男はかつて米占領下の謀略機関で働いていた。一方、1954年贋ドル事件に関わる信交会事件に関わった当時の検事だった日高は現在弁護士として秋山に会った。そこで日高は滝沢には佐々木という部下がいて彼からサン.ピエール教会に不良外国人がたむろしていると聞いたという。そこで、秋山は佐々木に会いに行くが。彼は今はもう足を洗っていて話すことはないという。しかし、二度目にあったとき、リミットが彼に会いにきて贋ドルのことを聞い他と涸沢に知らせたことがわかった。すると、今度は佐々木も水死体となって発見された。一方。秋山も顔見知りの椎名加代子が死体で発見された。彼女は念願のスチュワーデス試験に合格したばかりだった。容疑者として浮かび上がったのはサンピエール教会にサミエル神父だったが、取り調べの途中で突然アメリカに帰国してしまった。そして、ポラック中尉からは事件の調査を突然中止するよう命令された秋山。
 それでも、CIDを辞めて単独で調査を進めていた秋山のもとに沖縄のキャンプから伊集院元少佐に似た人物を見つけたという知らせが入った。
 とにかく、戦後の「下山事件」「三鷹事件」が相次いでいる時代のだ。そうしたなか、新聞記者も大戦中のだらしなさを挽回しようと、結構権力と向き合っている。いっっぽうで、弁護士も協力てきだし、けっこう時代が見えてくる。また町並みや、食事などでも当時をしのぶことができた。それにつけても、あの時代から米国べったりで利権のみにとびついた連中がいて、都合の悪いことは闇から闇に葬るといった構造は、現在とあまりかわらないのではないかと思った。


監督:熊井啓
出演:宇野重吉、二谷英明、鈴木瑞穂、芦川いづみ、北林谷栄、大滝秀治、内藤武敏、下元勉
1965年日本映画      上映時間:115分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

悪いやつら
 1980年代韓国の釜山、税関職員のイクヒョンは同僚たちと平気で賄賂を貰い不正を見逃していた。しかし、担ぎ屋のおばさんが警察に届けたことで、一連の不正の詰め腹を切らされる格好で退職することになる。しかし、その直前、覚醒剤を大量に見つけた。その処理を同僚に相談し若いやくざの親分ヒョンベに託すことにした。その際、彼が自分の血族の一員ということがわかると、とたんに態度が豹変する。こうして、イクヒョンはヒョンベとともに行動をともにすることになる。折からソウルオリンピックに伴うカジノの開設に、イクヒョンが手腕を発揮する。さらに、警察に逮捕されたヒョンベを不起訴にするため、イクヒョンは血族のコネを最大限に使い検事も丸め込み、ヒョンベの釈放を実現する。感激したヒョンベはイクヒョンを「大叔父」とよび、二人三脚の活動を展開する。その過程で、かつてヒョンベと同じ組にいた弟分バンホともめるが、ヒョンベとイクヒョンが縄張りを奪い、カジノも手がけることになった。その際、許可を受けるための根回しを順調にやっていた。そうしたなか、盧泰愚大統領が暴力団の徹底追及をおこなうよう命令があり、検察、警察はやっきになった。こうしたなか、次第にヒョンベとの間がぎくしゃくしてしまう。さらに、ヒョンベの弟分から集団で暴行されたイクヒョン。そして、とうとうヒョンベから裏社会から足を洗うように手切れ金を貰った。しかしながら、バンホから密かにカジノを一緒にやらないかという誘いがあり、動揺するイクヒョン。しかし、警察が徹底した追及にあい、検察に責められたイクヒョン。すると、彼はヒョンベを検察に売り渡す工作を展開した。こうして、ヒョンベを警察に逮捕させ、自分だけは逮捕を免れた。
 儒教の影響を受け、血族中心のコネ社会である韓国社会を贈賄でうまく渡りあった主人公。しかし、やくざとでもなく一般人でもない「半端者」としての悲哀をチェ・ミンシクが好演している。とは言え、「トガニ」でも描かれていたように、就職の際に高額な金を要求されたと言われていた。同様に、この作品でも当初、税関の職員になる際にも金を払い、うまみのある税関の現場に移動する際にも金が必要と描かれている。そんな風土のなかでの展開だった。しかし、そんななか光っていたのは、ハ・ジョンウ演ずる若き組長ヒョンベの演技だ。韓国映画の勢いは、止まらない感じだ。



監督:ユン・ジョンビン
出演:チェ・ミンシク、ハ・ジョンウ、チョ・ジンウン、マ・ドンソク、クァク・ドウォン、キム・ソンギュン

2013年韓国映画      上映時間: 133分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

プラチナデータ
 冒頭、連続幼女殺人事件が発生する。この捜査に警察庁「特殊解析研究所」の神楽龍平が参加した。警視庁捜査一課の浅間警部補の見守る中、神楽は容疑者をずばり特定した。その容疑者を逮捕したのは、浅間たちだった。この「特殊解析研究所」によって作られたのは、DNA捜査システムだが、この開発には新世紀大学の水上利江子教授が協力し、天才数学者蓼科早樹と神楽によって完成したのだった。政府はさっそく、国民のDNAをすべて採取する法律を作った。ところが、蓼科早樹と兄の耕作が殺され、するとこの容疑者としてDNA捜査システムによって神楽が特定された。慌てて、逃げる神楽。しかし特殊解析研究所の志賀所長は東京都内に設置された監視カメラと連動した追跡装置を起動させるのだった。そして追われる神楽に特殊解析研究所の研究員の白鳥里沙が神楽に逃げるヒントをメールで知らせる。一方警視庁の浅間は神楽を追う。そして、神楽の生い立ちを調べ、彼の秘密を知った。また、殺された蓼科早樹の過去も明らかになる。神楽と蓼科の二人が水上教授を介して親しかったことも明らかになる。そうしたなか、白鳥も殺されてしまう。浅間は自らが捜査した結果を神楽と二人で会うことで、確認することにする。すると、浅間は特殊解析研究所の志賀の差し金で捜査を外れるよう上層部から命令される。すると、またしても事件が起こる。
 プラチナデータとして国民のDNAをすべて採取し、このDNAをもとに犯罪捜査にあたるという設定だ。しかし、DNAの情報は単に犯罪捜査だけではなく様々な個人情報を網羅しており、究極の個人情報なのだ。それを、一元管理し、特定の人々のDNAはDNA捜査システムからはノットファフンドという「NF」という回答がでるようになっている。この領域には政官財のめぼしい連中の家族が入り、この捜査システムでは捕まらないようになっている。こんな差別的システムは到底受け入れられないが、これを稼働させるというものだ。しかも、開発した大学教授は財団を運営し、そのデータを使えば様々な分野で金儲けもできることになる。こんな社会は唾棄すべきものといえる。
 それと、何よりも多重人格とかの設定だけで観る気がそがれてしまう。しかも、ジャニーズの二宮などどれだけ逆立ちしようと、天才には見えない。AKBの一山いくらのお姉さんたちとともに退場してもらいたいものだ。本当にクォリティの低さが目立った。


監督:大友啓史
出演:二宮和也、豊川悦司、生瀬勝久、杏、水原希子、鈴木保奈美、

2013年日本映画      上映時間:134分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

嘆きのピエタ
 ソウルの下町に一人で暮らすガンドは30歳の孤児だ。生きるため、借金の取り立て屋をしている。彼の債権者たちは、零細な金属加工業者たちだ。高利なため、借金の総額はあっという間に元金の10倍にもなってしまう。そうした返済ができない債務者には、機械で怪我をさせ、その保険金で借金を返済させるのだった。冒頭、車椅子に乗った債務者がクレーンで首を吊るシーンが出てくる。その後も、次々に債務者たちが機械に巻き込まれる。あるいは、ビルから飛び降りたりする。そんな暮らしを続けているガンドの元に一人の中年女性が現れる。彼女は、ガンドを捨てた母親だと名乗る。当初、邪険に扱うガンドだったが、ひどいことをされても許しを請う女に対して、少しずつ心を開いていく。そして、一緒に暮らし食事を作り、かいがいしく世話を焼くようになる。ある日、外出していた女性が包丁を持った男に連れられて帰宅した。男はかつてガンドがビルから飛び降りるように強要した男で、そのことを恨んで仕返しに来たのだった。男はガンドに灯油をかぶれと命じた。さもないと、おまえの母親を殺すと脅すのだった。ガンドはそれだけは止めろと言いつつ、灯油を持ちかぶろうとした時、壁に刺してあったナイフを素早く引き抜き、男に投げるとうまく胸に突き刺さった。形成が逆転して男を追いかけるが、彼はタクシーで逃げ帰った。ガンドは母の無事を喜ぶ。ナイフの刺さった男は、自分から警察にいくこともないだろうと、ひとまず安心する。これから、二人の生活が一転する。数日後、再びガンドの携帯電話に母から電話が入る。電話のなかで、誰かに脅かされ、部屋の中で物が壊れる音がする。ガンドは慌てて、部屋に戻るが家はめちゃくちゃに物が壊れていて誰もいない。ガンドは今となっては、一人で暮らすことに耐えられなくなっていた。母への思いが募り、初めて人を愛することを知り、他者への対応が変わってきた。そして、ガンドを雇っている取り立て屋も解雇された。ガンドはこれまで、「障害者」へと追い込んだ家を次々に訪ねた。そして、再び母からの電話でかつて、「障害者」に追い込んだ廃ビルにたどり着く。そこで、母が上の階から誰かに脅かされて、飛び降りるよう仕向けられている様子なので、ガンドは大声で母を助けてくれるよう哀願しながら土下座する。
 現代の韓国、相当格差が拡大している。そのため、高利貸しから金を借りざるを得ない零細企業者はその返済に苦労する。返せない場合、「障害者」となって保険金で返済に充てるという。ただこうした取り立て屋に対する恨みはすごい。ただ、岸本加世子似のチョ・ミンスは絶望のなか、文字通り全存在をかけて、世間や人間に絶望させるため、母親への愛に気づかせ、奪いさることによってその実現を成就させる。キム・ギドクの独特の世界が繰り広げられている。


監督:キム・ギドク
出演:チョ・ミンス、イ・ジョンジン、ウ・ギホン、カン・ウンジン

2012年韓国映画      上映時間:104分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

真夏の方程式
 美しい海のある玻璃ヶ浦で、海底資源の開発計画を推進する企業による説明会が開かれ、そこにオブザーバーとして出席することになった湯川は遅れて会場に到着した。すると、会場では環境破壊の恐れがあると地元の反対派と賛成派の舌戦が繰り広げられていた。湯川がその夜予約していたのは旅館「緑岩荘」だった。そこは川畑重治、節子夫妻と一人娘成美一の家族で経営していた。旅館には湯川と塚原という男が泊まっていた。そして川畑の甥で小学生の恭平も夏休みで緑岩荘に滞在していた。湯川は夕食の後、地酒を飲むため節子に町の居酒屋に案内してもらった。翌朝、子供嫌いの湯川だが、恭平とはうまが合うらしく、朝食を一緒にとっていた。すると、もう一人の宿泊客の塚原が堤防の下に転落して死んでいるのを発見された。警察は事件と事故の両方で捜査していた。すると、塚原が警視庁捜査一課の刑事をしていたことがわかった。彼は、16年前に起きたある殺人事件の犯人で、服役後に消息を絶った仙波英俊という男を探していたらしい。そして、彼の不自然な死に方から、他殺で捜査が進められた。やはり、16年前の殺人事件と川畑一家の関わりが明らかなっていく。
今回、湯川が事件への関わりは、子どもに科学への興味をもたせる実験と、トリックの解明ぐらいだ。後は、川畑一家と仙波との関わり、とりわけ節子と成美の関係に焦点が当てられる。諸般の事情があるにせよ、最初の犯罪での過ちをきちんと対応しなかったところに問題がある。これは、従来のガリレオとは違うところだ。そこのところを単なる、家族愛というようなことで片付けるのは問題だと思う。
 それにしても、ハリウッドはアメコミ、日本はテレビドラマの映画化と、ネタがないのかと言いたくなってしまう。そもそも、この作品は映画化しなくても、テレビの特番程度のものといえる。いくら、テレビで売れているからと言って安易に映画化しないで欲しい。


監督:西谷弘
出演:福山雅治、吉高由里子、北村一輝、杏、風吹ジュン、前田吟、塩見三省、白竜

2013年日本映画     上映時間:129分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

二流小説家 シリアリスト
 赤羽一兵は小説家といっても、かつて若い女性向けのライトノベル「恋するヴァンパイア」を書いたが名前は母親の名前で出版している。それ以降は、「男のゴールデン街」という雑誌に小説を書いている。現在はアメリカに転勤で留守にしている兄の家に住んでいる。現在、寮に入っている女子高生の姪・亜衣に格安の家賃を払っている。そんな彼の元に東京拘置所の死刑囚・呉井大悟から一通の手紙が届いた。彼は写真家としてモデルを募集し4人の女性を殺害したことで死刑判決を受けている。その彼が「シリアル・フォト・キラー」として世間を騒がせ、彼女らの頭部だけが現在まで発見されていない。その彼の告白本を赤羽に執筆して欲しいと依頼があった。躊躇する一兵の後押しをしたのは亜衣だった。「一流になりたくないの」という言葉だった。この本を出版すれば、世間からは注目され作家として一流になれるという思いがあった。そこで、呉井に会う前に彼の弁護士である前田礼子の事務所を訪ねた。彼女は呉井の刑が執行された後であれば、自由に出版してもいいと言う。そして、助手の島谷とともに東京拘置所に行った。呉井は連続殺人犯とは思えない印象だった。そして、一兵に獄中にあっても自分を慕っている3人の女性を取材して、呉井との恋愛小説を書くのが、告発本を出版する条件だという。そこで、一兵はさっそく彼女たちの取材を開始する。すると、彼女たちを取材に訪れるが、彼女たちは首なし死体として殺害されていた。殺害方法がかつての呉井の犯行と同一のため、警察も動き12年前の事件もふくめ改めて洗い直しはじめた。一兵も12年前の被害者の一人長谷川小春の妹・千夏とともに事件の取材をおこなう。しかし、千夏以外の被害者の家族たちは、呉井の告白本の出版に反対の声を上げていた。そんななか、一兵は命を狙われる。そして、とうとう12年まえの事件と現在の事件の関連と真相が明らかになる。
 もともと、翻訳小説が原作だということで、それを日本に置き換えているというので無理がある。そもそも、無名の小説家がなぜ、呉井に指名されたのかがわからない。さらに、警察も出てくるが、一兵の提言で被害者たちの頭部を発見するのだが、一介の小説家の一言ですぐに警察が動くというのも無理がある。それにしても、最後にヘッセの言葉が出てきたり、呉井と一兵の関係が、友ということになる。いろいろ盛り込もうとしているのは見て取れるのだが、如何せん日本の現状とうまくマッチしていないため、後半部分は何やってんだ、という感じに陥ってしまった。弁護士役の高橋惠子は重要な役どころをもっていたが、あまりに現実離れしていて幻滅してしまう。一方。呉井役の武田真治は見事に演じきっていた。


監督:猪崎宣昭
出演:上川隆也、片瀬那奈、平山あや、高橋惠子、本田博太郎、伊武雅刀、武田真治


2013年日本映画      上映時間:113分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

キリング・ゲーム
 かつてボスニア・ヘルツェゴビナ紛争にNATO軍とともに介入した米軍の一員として参戦したベンジャミン。彼は、家族とも別れ、ただ一人北米アパラチア山脈の中の山小屋で一人暮らしをしている。趣味の写真撮影をしながら、昔ながらのレコードを聴き、携帯電話やパソコンも持たずひっそりと暮らしていた。妻とは離婚、息子には子どもができて、洗礼式のパーティの招待状も届いているが、出席する気はない。ただ、戦争で痛めた足が痛むので、薬はかかせない。ある日薬を切らしたことに気がつき、町まで買いに出かけた。しかし、山道で車が故障してしまい、折りからの雨のなか立ち往生してしまった。すると、鹿狩りにやって来たセルビア人のコヴァチという男が車を見てくれて、直してくれた。ベンジャミンは薬局が閉まらないうちに町に行きたいと思い、礼もそこそこに車を走らせた。しかし、雨の中を歩くコヴァチの姿をルームミラーで見て、彼のもとに引き返した。そして、町に行くのは明日にして、彼に山小屋で夕食をごちそうする。すると、コヴァチも持参したウィスキーを出して、狩りの話をする。翌日、二人は鹿狩りに行くことになった。二人はあえて、弓を持って狩りにいく。ところがコヴァチはトランシ-バーから突然ベンジャミン大佐と呼びかけるのだった。そして、いきなり弓を射かけてきた。ベンジャミンはふくらはぎに矢が刺さり、何がなんだかわからないまま、足を引きずりながら、逃げるのだった。反撃しようにも彼の弓は壊れてしまい、とうとう捕まり、矢の貫通した場所にロープを通し、逆さつりにされてしまう。ボスニア紛争の際、ベンジャミンたちがセルビア人の虐殺行為への憤激からセルビア人の殺戮部隊を非合法に処刑したが、コヴァチもそのなかの一人でベンジャミンに撃たれたものの九死に一生を得て助かったのだった。その復讐のために、20年後にアメリカにやって来たのだった。しかし、すんでのところでコヴァチをかわし、川に飛び込んで難を逃れた。昔からの経験を生かし、足の応急処置をして弓も急遽手作りし、反撃に転じる。そして自らの山小屋の前でコヴァチの頬を貫通する一矢を放ち、今度は彼を縛り上げ、頬の傷にレモン汁と塩を混ぜてぶっかける拷問をおこなう。そこで、再びコヴァチが形勢を逆転させる。二人の死闘はさらに続く。
 お互いに、狩りと戦闘経験を駆使して闘うが結局、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争そのものが非人道的な行為をやられたらやり返せということの繰り返しで拡大させていった。そのなかで、渦中にいてセルビア人の殺戮部隊を殺害したものの、その後そうしたなかで人間不信に陥り隠遁生活を続けてきたが、改めてそこに対峙せざるをえなくなるが、殺し殺されるという行為と大自然のなかのちっぽけな人間ということに互いに気づかされるというエンディングはなかなかよかった。


監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演:ジョン・トラヴォルタ、ロバート・デ・ニーロ、マイロ・ヴィンティミリア、エリザベス・オリン


2013年米映画      上映時間:85分

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

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