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ル・アーヴルの靴みがき
 フランスの港町ル・アーヴルで、靴みがきをして日銭を稼ぐマルセルは、献身的な妻アルレッティと愛犬ライカと暮らしていた。ある日、港のコンテナ置き場に警察がやって来た。管理人からコンテナの中から赤ん坊の泣き声がしたという通報があったからだ。すると、コンテナの中にはたくさんの人々がいた。記録ではアフリカのガボンからロンドンに荷揚げするものが、誤ってル・アーヴルに着いたのだった。中には多くの密航者がいて、警察の包囲網をくぐり抜け一人の黒人少年イドリッサが逃げていった。それは、新聞でも報道された。そんな夜、いつものように酒場クレールの店で一杯飲んで帰宅したマルセルは妻の具合が悪いの病院に連れて行った。アルレッティはかなり重病だったが、夫には内緒にして欲しいと主治医に頼み込む。そんなある日、港でサンドイッチを食べようとした時、海に潜むイドリッサを見かけたマルセル。すると後ろから声が聞こえた。そこにル・アーヴル署のモネ警視が立っていた。彼は「黒人少年をこのあたりで見かけなかったか」と聞いた。しかし、何も見てないと答える。そして、その後パンと水を埠頭に置いておいた。すると、マルセルの家にイドリッサが現れたのだ。マルセルは彼を匿い、日中は家の中に隠れているように指示する。すると近所でも察知し、パン屋のイヴェットや八百屋の親父もパンや売れ残りの食材をマルセルに持たせるのだった。そこで、マルセルは一緒にコンテナに潜んでいたイドリッサの祖父に会うためカレーの難民収容所に出向いた。そして、イドリッサの祖父から密航の理由を聞いた。すると彼の母親がロンドンで働いていることを聞き出した。マルセルは、周辺に警察が動いているのを知り、何とかイドリッサをロンドンに送りだそうとかけずり回る。すると、3000ユーロでロンドンに連れて行ってくれるというあてが見つかった。しかし、そんな金はなく、酒場のクレールに相談するとチャリティコンサートを開けばという。そこで、地元のスター、リトル・ボブに頼みこんで何とか開催する。やっとのことで金を手にし、警察の踏み込みもすり抜け、ようやく船に乗り込ませ、彼を見送る。そこでモネ警視も粋な計らいをする。そして、病院に行くとサプライズが待っていた。
 現代のフランスなのだが、主人公の家には電話もなく、テレビもない。しかし、彼の近所の人たちの人情がすばらしい。日本にもかつてはこんなコミニュティが存在した。やはりアメリカナイズされた結果なのだろうか。とは言えフランスでもこんな状況はもう残り少なくなっているのだろうと思う。一方、この作品には外国からの難民や移民の問題も取り上げられている。おそらく、ヨーロッパ全体の問題になっていることだろう。それはそうと、作品のなかで、ショットの切り替えがワンテンポ遅れていて何となくレトロ感が出ているところがよかった。全体的に、奇跡がさらっと描かれており、ほっとする作品だ。


監督:アキ・カウリスマキ
出演:アンドレ・ウィルムス、カティ・オウティネン、ジャン=ピエール・ダルッサン、ブロンダン・ミゲル、エリナ・サロ、イヴリヌ・ディディ、ゴック・ユン・グエン、フランソワ・モニエ、ジャン=ピエール・レオ


フィンランド、ドイツ、フランス映画    上映時間:93分
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テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

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