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エリジウム
 2154年地球は環境汚染と人口過剰に見舞われていた。そこで、超富裕層は宇宙空間にエリジウムという円環体の別世界を建設し、そちらに移住していた。エリジウムでは、快適な居住空間があり、そこの住人は病気になっても医療ポッドに入れば瞬時に快復してくれる。そうした一方、そのエリジウムを見上げる地球上の人々は貧困と人口増加で過密な住宅状況にあった。そんなロサンゼルスで幼いマックとフレイは孤児院で暮らしていた。マックはフレイにいつかあのエリジウムにきっと連れて行くと約束をするのだった。しかし、マックは生きるために自動車の窃盗などに手を染めていた。それでも、現在は真面目にロボット武装警官の製造工場で働いていた。ある日、ロボット警官に不審尋問の末、腕を骨折させられた。治療のため立ち寄った病院で看護師と働くフレイと久しぶりに再会した。フレイは白血病に苦しむ一人娘マチルダと暮らしていた。マックスは翌日ギブスをして職場に行くが、上司は働けないなら即クビだと言う。何とか食い下がり働くが、彼の担当はロボット警官を製造していて、放射線を照射する部門だ。現場で密閉するドアが中の箱にぶつかって閉まらず警告音が鳴ってしまった。すると上司がマックスに中に入って直せと言われ、中に入ると箱をどけた途端ドアは閉まり、放射線の照射が始まった。マックスは助け出されたものの、医師は余命は5日間だと警告された。
一方、地球からエリジウムへの密航を企てる人の群れは引きも切らない。そうした人々を送り出すのは、スパイダーという男で、コンピューターのプロたちを手下にして次々にエリジウムへ地球から人々を送り出すのだった。こうした飛行船が飛来するという報告を受けた防衛・保安機関のデラコート長官が独断で地球にいる部下のクルーガーに撃墜するよう命じる。しかし、このような独断的対応はパテル総裁から注意される。これに対してデラコート長官は反発し、エリジウムを設計し、その維持管理を担当しているアーマダイン社のCEOカーライルにエリジウム運営のプログラムを書き換えるよう命じた。このプログラムを製作し再起動することによって、デラコートが総裁になるという権力奪取の企みもあったのだ。
 マックスは自らの命を延命するためには、何としてもエリジウムに行き、医療ポットに入るしかないと、旧知のスパイダーのところに行く。するとスパイダーはエリジウムの住人の個人データーを奪うことを条件にエリジウムに行かせるという。ただ、マックスの体力が落ちているので、アンドロイドのパワー骨格を装着し、会わせて脳にデータをつなぐ装置も装着された。そして、狙うのはアーマダイン社CEOのジョンだった。ジョンがシャトルでエリジウムに行こうとするところを、マックスたちはロケット砲で打ち落とす。すると、その様子を察知したデラコート長官はクルーガーにマックスたちを始末するように命じる。しかし、怪我をしたジョンの脳と同期したマックスはエリジウム書き換えプログラムをダウンロードした。そこにクルーガーの一行が到着しマックスたちを攻撃する。この戦闘でジョンは死に、マックスも怪我をおいながら、逃げ延びる。そして、フレイに助けを求める。彼女の家で治療をしてもらい、彼女たちに災いが及ぶのを避けるため、家を出て行く。すると、探索ロボットでマックスの足取りが見つかり、フライの家にクルーガーたちがやって来た。そこで、フライと娘マチルダを連行し、マックスをおびき出そうとする。デラコート長官はジョンが死に、彼のプログラムがマックスの頭の中にあることを知り、クルーガーに何としてもマックスを連れて来るように命じた。マックスもエリジウムに行くため、クルーガーと再び遭遇した時、手榴弾を手にクルーガーの飛行船に乗り込む。クルーガーはエリジウムに着陸寸前に、マックスから手榴弾を奪おうともみ合い、爆発させてしまう。顔面に大怪我を負い、クルーガーは意識を失う。クルーガーの部下たちは彼を医療ポットに入れようと行動する。マックスはフレイにマチルダを医療ポットに入れるよう指示する。すると、地球からスパイダーの一行も到着し、マックスはスパイダーとエリジウムのメインコンピューターを目指す。一方、クルーガーは医療ポットで再生を遂げ、マックスを追う。その途中でデラコート長官に出会うが、クルーガーは長官を殺害し、自らがエリジウムに君臨しようとマックスを追うのだった。
 この作品は、実に現代のアメリカを象徴している。現実にアメリカでは、ほんの数パーセントの超富豪が富の90パーセント以上を独占している。さらに、オバマ大統領の国民皆保険導入も阻まれ、最先端医療はほんの一握りの富裕層だけが享受できるのみだ。これに対して圧倒的多数の米国民は民間医療保険だけで、様々な制約とその裏付けによって、命が左右されるといった状況にある。また、一方で米国と国境を接するメキシコの住民たちは自国で貧しい生活を余儀なくされ、米国への密入国が引きも切らない。それは、国境の彼方に見える米国があたかも宇宙に浮かぶエリジウムのように見えると、監督の ニール・ブロムカンプが言っている。彼は「第9地区」で注目を集めた南アフリカ出身の監督なので、そうした差別的な状況がよく見えているのだろう。最後に、プログラムが書き換えられ、すべての地球に暮らす人々も病気があれば、医療ポットで治療できるというラストはなかなかよかった


監督:ニール・ブロムカンプ
出演:マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、アリシー・ブラガ、ディエゴ・ルナ、ウィリアム・フィクトナー

2013年米映画      上映時間:109分
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