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2013/09
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凍える牙
 ソウルで停車中の車の中から発火し、一人の男が焼死する。捜査にあたる警察では、班長から中年刑事サンギルと元白バイ隊員だった新人刑事ウニョンを担当に指名する。解剖の結果、被害者の太股から獣に噛まれた傷跡が見つかり、体内には覚醒剤の痕跡があった。さらに、ベルトからはタイマーと発火装置も見つかり、引火性の強い化学物質が仕込まれていた。さらに被害者の連絡先を捜査すると被害者は未成年の少女たちを薬物漬けにし売春をさせていたことが判明する。そして、またしても大型犬に襲われて噛み殺された男が発見された。彼は麻薬と未成年買春の前科を持つサンフンという男で、第一の被害者オ・ギョンイルとは知人同士であった。残された動物の毛から、狼と推定された。そこから、闘犬賭博に関わるテシクという元ヤクザの存在を突きとめ、彼の恋人ミンジョンの家を張り込む。そこに現れたミンジョンだったが、忽然と現れた大型犬に襲われ死亡する。その張り込みの中で、肋骨をおる怪我を負ったウニョン。この「殺人犬」のニュースは大々的に報道された。この大型犬が狼との交配種だということもわかる。ウニョンはこの狼犬は専門のトレーナーに訓練されたものだと睨み、捜査を進める。そうして、元警察犬のトレーナーのミョンホにたどりつく。彼は警察を辞め一人娘のジョンアと暮らしていることも突きとめた。その家に潜入し、地下室にいた狼犬を発見する。しかし、ウニョンは地下室に閉じ込められ、何者かに放火されてしまう。ウニョンは狼犬チンプルに先導され炎の中から脱出することができた。幸いミョンホも誰かに襲われたものの、娘のジョンアともども命は取り留めた。そこで、わかったのはジョシアが中学生の時テシクの一味に薬物中毒にされ、精神的ダメージをうけて未だに立ち直れずにいたのだった。そこで、ミョンホはテシクたちに復讐するため、狼犬チンプルの訓練をし今回の事件となったことを突きとめたミョンホ。しかし、チンプルが単独でもテシクを狙うのではないかと、ミョンホは車で、ウニョンはバイクで警戒にあたった。そして、彼らはテシクの正体をつかみ彼を追い詰める。しかし、そこにチンプルも姿をみせるのだった。
 乃南アサの原作を映画化したもの。警察内部の女性蔑視の姿も描かれる。ソンガンホ扮するサンギルはうだつの上がらない中年刑事で妻にも逃げられ、高校生の子どもの育児にも疲れ果てているという設定だ。それでも、けっこう刑事としての能力はあるのだから、出世が出来ないという設定はが中途半端な気がした。ただ、ウニョンは能力もあるのに、結局男社会によってはじき出されてしまう。アクションとしてはなかなかよかった。

監督:ユ・ハ
出演:ソン・ガンホ、イ・ナヨン、イ・ソンミン、シン・ジョングン、ナム・ボラ


2012年韓国映画     上映時間:114分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

ル・アーヴルの靴みがき
 フランスの港町ル・アーヴルで、靴みがきをして日銭を稼ぐマルセルは、献身的な妻アルレッティと愛犬ライカと暮らしていた。ある日、港のコンテナ置き場に警察がやって来た。管理人からコンテナの中から赤ん坊の泣き声がしたという通報があったからだ。すると、コンテナの中にはたくさんの人々がいた。記録ではアフリカのガボンからロンドンに荷揚げするものが、誤ってル・アーヴルに着いたのだった。中には多くの密航者がいて、警察の包囲網をくぐり抜け一人の黒人少年イドリッサが逃げていった。それは、新聞でも報道された。そんな夜、いつものように酒場クレールの店で一杯飲んで帰宅したマルセルは妻の具合が悪いの病院に連れて行った。アルレッティはかなり重病だったが、夫には内緒にして欲しいと主治医に頼み込む。そんなある日、港でサンドイッチを食べようとした時、海に潜むイドリッサを見かけたマルセル。すると後ろから声が聞こえた。そこにル・アーヴル署のモネ警視が立っていた。彼は「黒人少年をこのあたりで見かけなかったか」と聞いた。しかし、何も見てないと答える。そして、その後パンと水を埠頭に置いておいた。すると、マルセルの家にイドリッサが現れたのだ。マルセルは彼を匿い、日中は家の中に隠れているように指示する。すると近所でも察知し、パン屋のイヴェットや八百屋の親父もパンや売れ残りの食材をマルセルに持たせるのだった。そこで、マルセルは一緒にコンテナに潜んでいたイドリッサの祖父に会うためカレーの難民収容所に出向いた。そして、イドリッサの祖父から密航の理由を聞いた。すると彼の母親がロンドンで働いていることを聞き出した。マルセルは、周辺に警察が動いているのを知り、何とかイドリッサをロンドンに送りだそうとかけずり回る。すると、3000ユーロでロンドンに連れて行ってくれるというあてが見つかった。しかし、そんな金はなく、酒場のクレールに相談するとチャリティコンサートを開けばという。そこで、地元のスター、リトル・ボブに頼みこんで何とか開催する。やっとのことで金を手にし、警察の踏み込みもすり抜け、ようやく船に乗り込ませ、彼を見送る。そこでモネ警視も粋な計らいをする。そして、病院に行くとサプライズが待っていた。
 現代のフランスなのだが、主人公の家には電話もなく、テレビもない。しかし、彼の近所の人たちの人情がすばらしい。日本にもかつてはこんなコミニュティが存在した。やはりアメリカナイズされた結果なのだろうか。とは言えフランスでもこんな状況はもう残り少なくなっているのだろうと思う。一方、この作品には外国からの難民や移民の問題も取り上げられている。おそらく、ヨーロッパ全体の問題になっていることだろう。それはそうと、作品のなかで、ショットの切り替えがワンテンポ遅れていて何となくレトロ感が出ているところがよかった。全体的に、奇跡がさらっと描かれており、ほっとする作品だ。


監督:アキ・カウリスマキ
出演:アンドレ・ウィルムス、カティ・オウティネン、ジャン=ピエール・ダルッサン、ブロンダン・ミゲル、エリナ・サロ、イヴリヌ・ディディ、ゴック・ユン・グエン、フランソワ・モニエ、ジャン=ピエール・レオ


フィンランド、ドイツ、フランス映画    上映時間:93分

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

エリジウム
 2154年地球は環境汚染と人口過剰に見舞われていた。そこで、超富裕層は宇宙空間にエリジウムという円環体の別世界を建設し、そちらに移住していた。エリジウムでは、快適な居住空間があり、そこの住人は病気になっても医療ポッドに入れば瞬時に快復してくれる。そうした一方、そのエリジウムを見上げる地球上の人々は貧困と人口増加で過密な住宅状況にあった。そんなロサンゼルスで幼いマックとフレイは孤児院で暮らしていた。マックはフレイにいつかあのエリジウムにきっと連れて行くと約束をするのだった。しかし、マックは生きるために自動車の窃盗などに手を染めていた。それでも、現在は真面目にロボット武装警官の製造工場で働いていた。ある日、ロボット警官に不審尋問の末、腕を骨折させられた。治療のため立ち寄った病院で看護師と働くフレイと久しぶりに再会した。フレイは白血病に苦しむ一人娘マチルダと暮らしていた。マックスは翌日ギブスをして職場に行くが、上司は働けないなら即クビだと言う。何とか食い下がり働くが、彼の担当はロボット警官を製造していて、放射線を照射する部門だ。現場で密閉するドアが中の箱にぶつかって閉まらず警告音が鳴ってしまった。すると上司がマックスに中に入って直せと言われ、中に入ると箱をどけた途端ドアは閉まり、放射線の照射が始まった。マックスは助け出されたものの、医師は余命は5日間だと警告された。
一方、地球からエリジウムへの密航を企てる人の群れは引きも切らない。そうした人々を送り出すのは、スパイダーという男で、コンピューターのプロたちを手下にして次々にエリジウムへ地球から人々を送り出すのだった。こうした飛行船が飛来するという報告を受けた防衛・保安機関のデラコート長官が独断で地球にいる部下のクルーガーに撃墜するよう命じる。しかし、このような独断的対応はパテル総裁から注意される。これに対してデラコート長官は反発し、エリジウムを設計し、その維持管理を担当しているアーマダイン社のCEOカーライルにエリジウム運営のプログラムを書き換えるよう命じた。このプログラムを製作し再起動することによって、デラコートが総裁になるという権力奪取の企みもあったのだ。
 マックスは自らの命を延命するためには、何としてもエリジウムに行き、医療ポットに入るしかないと、旧知のスパイダーのところに行く。するとスパイダーはエリジウムの住人の個人データーを奪うことを条件にエリジウムに行かせるという。ただ、マックスの体力が落ちているので、アンドロイドのパワー骨格を装着し、会わせて脳にデータをつなぐ装置も装着された。そして、狙うのはアーマダイン社CEOのジョンだった。ジョンがシャトルでエリジウムに行こうとするところを、マックスたちはロケット砲で打ち落とす。すると、その様子を察知したデラコート長官はクルーガーにマックスたちを始末するように命じる。しかし、怪我をしたジョンの脳と同期したマックスはエリジウム書き換えプログラムをダウンロードした。そこにクルーガーの一行が到着しマックスたちを攻撃する。この戦闘でジョンは死に、マックスも怪我をおいながら、逃げ延びる。そして、フレイに助けを求める。彼女の家で治療をしてもらい、彼女たちに災いが及ぶのを避けるため、家を出て行く。すると、探索ロボットでマックスの足取りが見つかり、フライの家にクルーガーたちがやって来た。そこで、フライと娘マチルダを連行し、マックスをおびき出そうとする。デラコート長官はジョンが死に、彼のプログラムがマックスの頭の中にあることを知り、クルーガーに何としてもマックスを連れて来るように命じた。マックスもエリジウムに行くため、クルーガーと再び遭遇した時、手榴弾を手にクルーガーの飛行船に乗り込む。クルーガーはエリジウムに着陸寸前に、マックスから手榴弾を奪おうともみ合い、爆発させてしまう。顔面に大怪我を負い、クルーガーは意識を失う。クルーガーの部下たちは彼を医療ポットに入れようと行動する。マックスはフレイにマチルダを医療ポットに入れるよう指示する。すると、地球からスパイダーの一行も到着し、マックスはスパイダーとエリジウムのメインコンピューターを目指す。一方、クルーガーは医療ポットで再生を遂げ、マックスを追う。その途中でデラコート長官に出会うが、クルーガーは長官を殺害し、自らがエリジウムに君臨しようとマックスを追うのだった。
 この作品は、実に現代のアメリカを象徴している。現実にアメリカでは、ほんの数パーセントの超富豪が富の90パーセント以上を独占している。さらに、オバマ大統領の国民皆保険導入も阻まれ、最先端医療はほんの一握りの富裕層だけが享受できるのみだ。これに対して圧倒的多数の米国民は民間医療保険だけで、様々な制約とその裏付けによって、命が左右されるといった状況にある。また、一方で米国と国境を接するメキシコの住民たちは自国で貧しい生活を余儀なくされ、米国への密入国が引きも切らない。それは、国境の彼方に見える米国があたかも宇宙に浮かぶエリジウムのように見えると、監督の ニール・ブロムカンプが言っている。彼は「第9地区」で注目を集めた南アフリカ出身の監督なので、そうした差別的な状況がよく見えているのだろう。最後に、プログラムが書き換えられ、すべての地球に暮らす人々も病気があれば、医療ポットで治療できるというラストはなかなかよかった


監督:ニール・ブロムカンプ
出演:マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、アリシー・ブラガ、ディエゴ・ルナ、ウィリアム・フィクトナー

2013年米映画      上映時間:109分

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

華麗なるギャツビー(1974年版)
 ニューヨーク郊外ロングアイランドのイースト・エッグの湖畔に緑の灯火が点灯される。その灯火のある豪邸にニックはボートでやって来た。この家は、従兄妹のデイジーが結婚したトムのもので、久しぶりにニックは会いに来たのだった。それというのも、ニックも対岸に小さな家を借りたからだった。トムはニックとエール大学学友だった。そこでトムはニックにジョーダンという女性を紹介する。しかし、しばらく合っていない間に、トムはすっかり傲慢で人種差別、女性差別を平気でしている。しかも会話中に電話が入ってくると、ジョーダンはニックに浮気相手からの電話だと教えてくれる。そして、ディジーはニックに娘を紹介し「この娘には馬鹿になって欲しいの」と言うのだった。そして、ニックが帰宅すると、隣の豪邸から灯火をみている男の姿を見かけた。彼が噂のギャツビーだと思った。トムは時折り、車でニューヨークに行くが、決まって途中のジョージの経営する自動車整備工場に立ち寄り、給油をする。その工場の隣りには巨大な眼鏡の広告看板が建てられており、その絵の目は全てお見通しという感じであたりを睥睨していた。そのジョージの妻マートルがトムの浮気相手なのだ。その日もマートルが妹がニューヨークにやって来ているからと、ニューヨークで会う約束をする。そして、トムはニックとともにニューヨークに行き、そこでマートルが妹キャサリンを連れてやって来た。皆でパーティとなり、ニックは酒を飲んでいた。すると、隣室からニックとマートルがやって来て、「ディジー」と叫んだマートルの顔面をいきなり殴るトム。そんなことのあった翌日、隣人のギャツビーからパーティの招待状が届いていた。隣家では夜ごとニューヨークの富裕層が集い、生バンドが軽快なジャズを奏で、チャールストンを踊っていた。このパーティはこうした富裕層が勝手にやって来て勝手に楽しんで帰っていくのだが、ニックへの招待状には招待状を出したのは君だけだと書いてあった。
 そこで着飾ってパーティに出席したニックに客の数の多さに圧倒され豪華な雰囲気に飲まれていると、偶然ジョーダンに会った。しかし、ホストのギャツビーはほとんど皆の前には現れないとのことだった。しかも、彼をめぐっては様々な噂が語られていた。すると、いきなりボディガードらしき人物からギャツビーが会いたいと彼の部屋まで連れて行かれた。そこには彼が待っていた。そして「楽しんでいって欲しい。これからは隣人ととして親しくしよう」と言われたのだった。翌日、今度はギャツビー自身がニックの家を訪ねてきた。彼から誘われてニューヨークに行く。その道すがら自分は名門の出で、オックスフォード大学の出身で第一次世界大戦の勲章も数々あるという話をするのだった。ニューヨークではギャツビーの仕事仲間のマイヤーと会うのだが、彼もまたいろいろな噂がある人物だった。それで、現在はドラッグストアーのチェーン店の経営をしているらしかった。そして、ギャツビーはニックとディジーが従兄妹だということ知っていて、今度彼女をニックの家に招待して欲しいと依頼する。ニックは彼に言われたとおり、ディジーを招待する。すると、ギャツビーはニックの家を生花で飾り付け、そわそわしながら待っていた。車で単身やって来たディジーはニックの家にギャツビーがいたので驚く。二人は旧知の間で互いによく知っていた。ギャツビーとデイジーは五年前の1917年、ケンタッキーの都市ルイビルで恋人同士だった。ギャツビーはデイジーに戦争が終わるまで待っていて欲しいと言い残して戦地に赴いた。しかし、デイジーは富豪のトムと出会い、結婚する。そして、戦争から帰ってからギャツビーはその事実を知り、様々な手段を講じて金儲けに邁進し、富豪となりディジーの住む豪邸の前に超豪邸を新築したのだった。そして、久しぶりに会った二人は、かつての恋人同士だった頃に戻り、二人は抱擁する。それからディジーは毎日のようにギャツビー邸に通う日々がつづく。世間の噂を気にして、ギャツビーは家で働く執事たちを解雇し、あわせて連日繰り広げられていたパーティも開かなくなった。それで、ディジーと正式に復縁を果たそうと、トムとの話し合いを提案する。そこには、当事者の他にニックとジョーダンも参加した。しかし、息詰まる雰囲気にディジーが暑いと言いだし、ニューヨークに場所を変えようということになった。そこで、トムはギャツビーが乗ってきた黄色いロールスロイスにニックとジョーダンを乗せて出かけた。残されたギャツビーとディジーはトムの車で後を追った。途中トムはジョージの店に寄って給油する。しかしトムはその日はマートルには話をすることはなかった。しかし、マートルはどうしてもトムに話がしたかった。それというのも、ジョージは店をたたんで、西部に引っ越すことをマートルに告げていたからだった。ニューヨークでの話し合いも不調に終わり、気分が高揚したディジーはニューヨークのホテルを出てギャツビーの車に乗り込みギャツビーを制して自らがハンドルを握った。遅れてトムたちも車に乗り帰宅しようと車で帰途についた。しかし、途中ジョージの店の前に人だかりがあり、パトカーも停まっていた。何事かと車を降りた、一行にマートルが黄色い車にはねられて死んだというのだ。翌日ジョージは妻が残した子犬の豪華な首輪をもって、トムの家を訪ねた。しかし、トムはなにやらジョージに吹き込み、ジョージはギャツビー邸に向かいまたしても歩き出す。手には拳銃をもって。
 マートルの死は黄色いロールスロイスにはトムが乗っていると思い込みで、車に近づこうとして動転していたディジーが轢いてしまったのだが、結局そのことは本人もしらばっくれ、トム一家は家の建て替えのため、ヨーロッパに何年か移住することになる。ギャツビーの葬儀も殆ど参列者もいなく、ようやく探しあてたギャツビの実父が豪邸を訪ね、唯一ニックが対応する。そうした、神経が揺らいでしまっているディジーの対応がいまいち理解に苦しむ。そんな感じのヒロインなんてまったく魅力的ではない。しかも配偶者のトムもジョージに嘘を吹き込み、結果的にギャツビーを抹殺してしまう狡猾さが浮き彫りになった。さらに人種差別、女性差別を是とし、戦争へも金の力で行かずにすませるという、当時の富裕層の傲慢で身勝手さがにじみ出ている。そんな男に「馬鹿」を装ってついていくディジーの姿はニックまでも失望させてしまう。何とも後味の悪い作品だ。ディカプリオのリメイク版も目先だけ豪華にしてだいたいのストーリーは同じというものだが、やはりこちらも、いつものようにディカプリオが死んでしまうのだが、やはり一般受けはしないだろう。


監督:ジャック・クレイトン
出演:ロバート・、レッドフォー、ミア・ファロー、ブルース・ダーン、サム・ウォーターストン、スコット・ウィルソン、カレン・ブラック、ロイス・チャイルズ


1974年米映画                  上映時間:144分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

共喰い
 1988年夏山口県下関市の海から近い河口の町が舞台。17歳の高校生遠馬は父と義母と3人暮らし。実母の仁子は近所で魚屋をしながら一人で暮らしている。遠馬は時々近くの神社の倉庫で同級生の千種とセックスしている。しかし、行為の最中に遠馬の頭をよぎるのは父親の性癖だった。遠馬の父円(まどか)は性行為の途中相手を殴る癖があった。仁子もそのことが原因家を出たのだった。時々遠馬は円とその後結婚した琴子の顔に痣が残っているのを見ているし、夜の行為ものぞき見したこともあった。そんな父の血を受け継いでおり、千種との行為でもそんな衝動にかられることを恐れていた。そして、夏休み毎日をもてあます遠馬は衝動的に千種を呼び出し、神社にいくがコンドームも用意していず、いきなり押し倒す。しかし、そうした行為に怒った千種は遠馬をはねのけ、さっさと帰ってしまう。悶々とした日々をすごした遠馬は父が時々通っているアパートの女性の元を訪ね、彼女を相手にセックスする。すると、その女性は父円に、遠馬には円と同じ性癖があるのではと言っていたと伝えていた。そうして、夏祭りが近づき、円はその準備で忙しく家を空けていた。すると、琴子が遠馬に妊娠と近く家を出ることを告げるのだった。一人でベッドに寝転びながら本を読んでいると、神社で遊ぶ子どもたちが、遠馬を呼ぶ。出てみると、千種も一緒だった。彼女は仲直りにあさって神社で待っていると告げて帰っていった。二日後、今にも雨が振りだそうとする頃、琴子が家を出て行った。帰宅した円に、琴子が家を出たことを告げると、慌てて探しに出かけた円。すっかり、本降りになった頃、子どもたちがやって来て「千種が大変だ」と告げる。神社に行った遠馬は千種の痛ましい姿を目の当たりにする。円が千種をレイプし殴ったのだった。一人で起き上がることもできない千種をおぶって、仁子のところまでやってきた。仁子は「あの男の始末は私がやる」と魚をおろす包丁を持って雨のなかを歩いていく。遠馬は千種を警察の前まで送り、後は一人で行けと言い残し、母の後を追った。
 ラストは小説の後日談的なエピソードも加えられていた。特に印象的だったのは、仁子を拘置所に訪ねた遠馬に「もうすぐ、あの人(昭和天皇)が死ぬようだし、そうなれば恩赦もあり罪も軽くなる。私の手がなくなったのも、あの人の始めた戦争のせいだから、その借りを返してもらう。そんなことを考えて、あの人より一日でも長く生きていこうと思っている」と言う場面だ。それと、人間の性衝動と潮の満ち引きと連動する河口の早送りの描写で表現している。流れ込まれたゴミや雑排水の混ざり合った川が人の欲望までも飲み込むさまを映し出しているようだった。


監督:青山真治
出演:菅田将暉、木下美咲、篠原友希子、光石研、岸部一徳、田中裕子

2013年日本映画      上映時間:102分

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

世界にひとつのプレイブック
 高校教師のパットは、ある日予定より早く帰宅した。すると、彼の結婚式に流れていた思いでの曲が聞こえた。そして、妻ニッキの衣服が散乱していて、バスルームに行くとそこには裸で抱き合う男女がいた。それは、妻ニッキとパットの同僚の男性教師だった。激怒したパットは男を殴り続けた。その結果、パットは刑務所ではなく精神病院に入れられ、ニッキとは離婚し彼女への接近禁止命令を出された。8ヶ月間の入院で退院したものの依然としてニッキとは会えない状況にあった。パットは両親の実家で暮らすことになり、入院期間中に身体を鍛えてダイエットに励んできた延長線で毎日近所をジョギングしていた。そんなある日、友人のロニーとばったり会った。ロニーはパットを夕食に招待し、そこでロニーの妻ヴェロニカの妹ティファニーを紹介する。ティファニーも若くして夫を亡くし、そのため精神的に痛手をうけ、職場の男性たちと次々に関係を持ち、結局退職して、実家の一角に家を建てて一人で暮らしているという。パットと同じ精神的に追い詰められた経験のある二人は接触するようになる。パットはティファニーとヴェロニカを介して元妻のニッキと連絡がとれるかもしれないことがわかり、ティファニーに誘われたダンスコンテストのパートナーとなることを承諾する。それから、ダンスの猛特訓がおこなわれ、二人は一生懸命に練習に励んだ。すると、ティファニーはニッキからの手紙を預かったという手紙をパットに渡す。その手紙は、和解のチャンスがあるかもしれないということが示唆してあった。一方、パットの父はアメフトの賭けのノミ行為をしていて、球場には出入り禁止の身だった。かつてからの贔屓チームであるイーグルスの試合に、飲食店開業にむけて貯めてきた全財産をつぎ込んだ。そこで、父の昔から幸運のお守りとしてパットに試合観戦をしてくれというのだった。そこで、ティファニーとの練習をサボって球場に行ったパットだったが、試合前に興奮したファン同士の喧嘩に巻き込まれ警察に連行されたパット。おまけに、試合もイーグルスが負けパットの父は大金を失ってしまった。そこに練習をサボったパットに怒ったティファニーがやって来た。彼女はパットを叱り、父にも説教をする。その言葉使いが、ニッキからの手紙にもありパットは彼女が手紙を書いていたことを知る。そして、パットの父は賭け仲間と再び次の試合でイーグルスが勝ちパットとティファニーペアがダンスで10点満点中5点を獲得すれば、今日の負け分をすっかり支払うという賭けを再びするのだった。そして、ダンス大会当日会場にはヴェロニカに伴われたニッキの姿があった。すっかり動揺したティファニーはバーでウォッカを数杯煽ってしまう。酔った彼女を見つけたパットはダンス会場に向かい、なんとか踊り切った。
 「ウィンターズ・ボーン」のまだ幼さが残る頃とは打って変わって大人の女性として、精神的に不安定な役柄を見事に演じきったジェニファー・ローレンスがよかった。パット役のブラッドリー・クーパーは役柄上か、今ひとつ優柔不断といった感が否めない。父親役のロバート・デ・ニーロも伸び伸び演じているようだった。そもそも、パットの境遇を見る時、いかに暴行に及んだとしても自宅で不倫に及んだ妻と相手の男性に対して何らかのペナルティはあったのだろうかと思ってしまう。そうした事情があったから、刑務所ではなく精神病院での加療ですんだということののか。そこのあたりも、前妻ニッキとの会話でもあればなあとも思った。


監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:ジェニファー・ローレンス、ブラッドレイ・クーパー、ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァー


2012年米映画     上映時間:122分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

ある秘密
 1985年のパリ、フランソワは家からの電話で高齢の父親が行方不明だと知らせを受け、急いで実家に戻る。その過程で子どもの頃をふと回想する。幼少のフランソワは、病弱で体を動かすのがあまり好きではなかった。一方父は器械体操の器具を家に持っているほどで体を鍛えるのが趣味だった。母タニアも若い頃水泳の選手で見事な高飛び込みを披露していた。そうした両親に育てられたフランソワは負い目を感じ、運動万能な幻想の兄を作り出し、食卓に彼の分の食器を並べ両親を狼狽させた。ある日、屋根裏部屋で古い犬のぬいぐるみを見つけだし母にしかられながらも、自分の部屋に持ち帰った。ふと、兄の幻影に驚きぬいぐるみを投げつけた。すると、それは窓を割り外に落ちていった。たまたま通りかかった父マキシムはそのぬいぐるみに恐れとも驚きともとれる異様な反応を示した。そこで、フランソワは小さい頃から通っている向かいにあるマッサージ店の女主人ルイズに事情を聞いた。すると、彼女は重い口をようやく開き、過去の話をしてくれた。それは、そもそもマキシムが第二次大戦前に結婚するところから始まった。その時の結婚相手はアンナという女性だった。その結婚式当日、アンナの兄ロベールは妻のタニアとともに祝福にやってきた。すると、マキシムは一目で義理の兄嫁タニアに惹かれてしまった。アンナとマキシムの間に息子シモンが生まれる。シモンは運動が得意でマキシムは溺愛する。しかし、戦争が始まり、マキシムやアンナの一族はほとんどがユダヤ人で、皆ナチスからの弾圧に不安を感じていた。やがて、パリのユダヤ人たちは黄色い星を胸につけ、ユダヤ人であることを知らせることが義務づけられた。そこで、彼らは国境を越えフランスから脱出することを画策する。戦地から帰ってきたマキシムらが先発で脱出した。そこに、夫が戦地で捕虜となったタニアも先に合流する。一方、アンナやルイズたちは遅れて合流することになった。シモンを連れて国境の町に着いた一行にナチスの一団がパスポートの提示を求めた。すると、アンナは偽造したパスポートではなく、ユダヤ人のパスポートを提示してしまい、シモンとともに連行された。一方、マキシムは避難先でタニアに道ならぬ恋に陥ってしまう。
 「自閉症」や精神病の児童の臨床医が本職のフィリップ・クランベールによる自伝的同名小説を映画化したもので、監督自身もユダヤ人ということで自らの実体験も織り込んだ作品。1985年の現代が白黒画面で、やがて回想場面がカラーで描かれる。しかも、マキシムが体を鍛えるジムの場面に最初はフランソワが、そしてシモンがアンナとともに現れる場面は「秘密」の暴露という感じで印象的だ。それにしても、いかに水泳選手だといっても、戦争から避難している場にも水着をもっていくのかと疑問もある。それと、ドイツの侵攻に対してユダヤ人も招集されマキシムやロベールは戦争にいったことになっている。そうしたこともあったのか。それにしても、アンナは明らかに夫と兄嫁タニアのことをわかっていて、わざと捕まり収容所送りにされたんだけど、悲しい。そうした人間模様を医者であるフランソワが暖かく見守る。なかなかの秀作だと思う。


監督:クロード・ミレール
出演:セシル・ドゥ・フランス、リュディヴィーヌ・サニエ、ジュリー・ドパルデュー、
マチュー・アマルリック、オーランド・ニコレッティ


2007年仏映画     上映時間:105分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

マンオブスチール
 惑星クリプトンでは、長い間の資源を使ってきたことによって、惑星自体が崩壊の危機にあった。そこで、科学者のジョー・エルは元老院にクリプトンからの避難を提言する。しかし、その場にゾッド将軍率いる一団がやってきて、軍事クーデターを決行する。ジヨーは、これまでクリプトンでは人々があらかじめ、人工的に学者、政治家、労働者等に適した子どもを遺伝子的につくってきた。しかし、ジョーはあえて自然なかたちで受胎、出産を妻のララともにあえて実行し男の子カルが生まれた。ジョーはゾッド将軍の手勢を振り切り、カルを宇宙船に乗せ、クリプトンの赤ちゃんの秘密の鍵であるコーデックスとともに地球に向けて発射させる。その際、発射を阻止しようとやって来たゾッド将軍とジョンはもみ合いになり、命を落とす。その直後、元老院の軍勢がゾッド将軍たちを逮捕し、裁判の結果ファントム・ゾーンという宇宙の果てに冷凍処分されることになった。それでも、クリプトン自体は程なく崩壊を迎えてしまった。
 一方、地球にやって来たカルは、アメリカのカンザス州スモールヴィルでジョナサン・ケントとマーサ夫妻の子どもとしてクラークという名前で育っていた。しかし、クラークは透視能力や聴覚も並外れ腕力も超人的だった。そんな自らの能力に悩むが、育ての母マーサは優しくなぐさめ勇気づけてくれた。そうして、子どもの頃スクールバスの事故が起き、乗っていたバスが川に落ちたが、クラークが級友たちを救った。しかし、父のジョナサンは「能力はいずれ使う時が来るまで、かくしておけ」と諭すのだった。そのため、クラークは竜巻に襲われた時、逃げ遅れた父を助けるため能力を使えず、竜巻にのみ込まれたのを見ていなくてはならなかった。それから、旅に出たクラークは、海底油田の火災で取り残された人々を救助したりしていた。そうして、北極までヒッチハイクで旅をしていた頃、米軍基地で荷物運びの仕事をしていた。そこは北極の氷の下に何万年も前の何か埋まっており、その調査をおこなっていた。そこにデイリー・プラネットの記者ロイス・レインが取材にやって来た。夜、一人で歩く男の姿を見かけたレインは彼の後を追った。すると、男は氷の洞窟に入って行った。しばらく行くとそこには大型の宇宙船があった。それは、遙か昔クリプトン星から探査にきた宇宙船であった。そして、クラークの実父ジョーのホログラムが現れ、クラークことカルに向かって、事情を説明する。そして、ジョーは自らの惑星クリプトンが滅亡してしまい、これからは地球人との融合をはかるように言われ、クリプトンのスーツを手渡される。そして、入り口で怪我をして気絶していたレインを助け、自らの能力で彼女の治療をし、別れた。ケントはクリプトンのスーツを着け、縦横に飛び力のセーブも出来るようになった。すると、地球に宇宙からのメッセージが届く。それは、ケントがクリプトンの探査機の内部に入ったことで、ケントのことが蘇ったゾッド将軍の宇宙船にわかったのだった。彼らは、ケントを差し出せば、地球を攻撃しないと言ってきた。そこで、ケントのことを調べて、彼のもとに現れたレインともども米軍に投降する。するとゾッド将軍はクラークにともに行き残ったクリプトン星人で、クリプトン星人の命の秘密であるコデックスを持っているクラークにともに地球を改造してクリプトンの再生をはかろうと呼びかける。クラークは「それでは、地球人はどなるのか」と問うと「彼らは滅びてしまう」と言い放つゾッド将軍に対して闘う意思を明らかにするクラークだった。そして、そこから死闘が展開される。
 もうこれで何回めの映画化になるのだろうか。いくらか、新しい要素が組み入れられ、正当派のヒーローが久しぶりにお目見えした。地球上で育ての親役のケビン・コスナーとダイアン・レインの老け役がうまかった。メークもいかにもカンザスの農家のおっさん、おばさんをうまく演じていたと思う。ただ、せっかく、地球人のレインがゾッドの宇宙船に乗るときに、酸素マスクのようなものをかぶっていたのに、ゾッド本人が顔のプロテクターが壊れても、あまりダメージを受けなかったのは、なんでかなと思った。それと、ケントとゾッドとの闘いが正直長すぎだ。赤いパンツを履かず胸のマークもSではなくクリプトンの紋章だといった新しいスタイルのスーパーマンが誕生。今回制作に回ったクリストファー・ノーランが次回作は監督として、もっと新しいスーパーマンをつくって欲しいと思う。


監督:ザック・スナイダー
出演:ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケビン・コスナー、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、アンチュ・トラウェ、アイェレット・ゾラー、クリストファー・メローニ、ラッセル・クロウ


2013年米映画       上映時間:143分

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