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最強のふたり
 フランスの大富豪フィリップは事故で首から下が動かない状態で、介護を受けての生活をしている。しかし、介護者がなかなか定着しない。そんななか介護者の募集に集まった人々の面接がおこなわれた。そこに、一風変わった黒人の青年ドリスがいた。朝から待たされていて、自分が呼ばれたわけでもないのに、いきなり入室して「俺はここに就職したいわけではないけど、就職活動を3件やったということを証明してもらえば、失業手当がでるので来ただけで、証明書にサインして欲しい」と言うのだ。フィリップはドリスと話をし、明日書類を用意しておくから9時に来るようにと言うのだ。翌日、ドリスが来ると豪華な個室に案内され、とりあえず一月の試用期間で働くように言われる。スラム街出身のドリスは行く先もなく、とりあえずここで働くことにする。しかし、フィリップには毎朝の筋肉トレーニングから始まり、シャワーなどの世話をはじめ、排泄物の処理までドリスがおこなうことになる。しかし、介護の経験などまったくないので、平気でフィリップの足に熱湯をかけて感覚のないことを確認したり、携帯電話がかかってきても、携帯をフィリップに渡そうとしたりする。もちろん教養も芸術の趣味もまったく違うなか、ブラックジョークも含め遠慮なく浴びせかけるドリス。ところで、フィリップは妻を難病で亡くし、娘を養子にしていたが、自らが操ったハングライダーの事故で現在の生活になったのだ。それでも、文通だけで知り合ったある女性に思いを寄せていた。それを知ったドリスは勝手に彼女に電話を掛け、写真の交換をするのを手始めに、会って話をしようというところまで決めてしまう。一方フィリップの友人は、法務省に照会しドリスが窃盗で半年服役していたことを告げる。しかし、フィリップは「事故以来、自分への同情もあり、対等な人間関係になっていないと思う。しかし、ドリスは自分への同情はまったくなく、普通に接している。彼の過去は関係ないし、これからもそうだ」ときっぱり言い切る。それは、ドリスの遠慮会釈のない対応で、性的なことまで突っ込んで聞いてくるといったところにも象徴される。さらに、娘のしつけにまで口を挟むドリス。こうして、まったく育った環境が違っても、「主人対使用人」という関係ではなく、対等な関係でお互いを理解していくあたりは心をうった。そして、フィリップと文通相手のエレノアとのデートを演出したり、お互い介助つきで、ハングライダーに乗る場面など秀逸。絵画や音楽でもまったく素養のないドリスにクラッシックや抽象絵画を見せるが、まったく興味を示さず、絵画などは自分にも描けると描いてしまったりする。フィリップもドリスがipodでかけた曲をバックに踊る様子に興味をひかれたりといった、それまではあり得ない体験もして、交流を深める。最後に、実際の二人の様子も映像と字幕で説明が入る。ドリスのモデルは黒人ではなくアルジェリアの移民だという。
 それはさておき、映画では大いに笑ってしまった。ドリス役のオマール・シーの率直で直感的、遠慮のない言い回しが大変よかった。原題はアンタッチャブルだが、まさに人と人との関係性は出身や社会的地位ではないということを認識させられる最強の映画だと思った。


監督: エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
出演: フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、アンヌ・ル・ニ、オドレイ・フルーロ、クロティルド・モレ、アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ、トマ・ソリヴェレ、シリル・マンディ、ドロテ・ブリエール・メリット
2011年仏映画   上映時間:113分
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