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紀子の食卓
 2001年島原紀子は東海地方に住む17歳の平凡な女子高生、妹のユカも同じ高校に通っている。父は地方紙の記者で母と4人家族で暮らしている。紀子はようやく高校のパソコンが使えるようになり、「廃墟ドットコム」という全国の女子高生がアクセスするサイトを見つけ、「ミツコ」というハンドルネームを使い、「上野駅54」と知り合う。紀子は東京の大学に行きたいと思っているが、父が反対している。停電になった年末のある夜、紀子は衝動的に東京に行こうと家出する。あてもなく東京に出た紀子はネットカフェから「廃墟ドットコム」にアクセスし「上野駅54」と会う約束をする。上野駅54ことクミコは不思議な仕事を主宰していた。それは、「レンタル家族」で、時間制の亡くした家族に成り代わって演じるという仕事だった。紀子はミツコとしてレンタル家族の一員となり、クミコと同居するようになった。それからまもなくの2002年5月、新宿駅8番線のプラットホームから54人の女子高生が集団で飛び込み自殺をおこなった。その現場には、ミツコも目撃者としていた。行方不明となった紀子の行方を捜したていたユカはパソコンの履歴から「廃墟ドットコム」の存在を知り、このサイトが集団自殺に関わっていると直感し、彼女もまた紀子の後を追うように家出し、ユカもレンタル家族の一員となる。さすがに、娘二人が相次いで家出してしまうということに、ショックを受けた父徹三は新聞社を辞職し、二人の娘の消息を探る。しばらくは、夫の手伝いをしていた母親は、娘の行動は自分の責任と思い込み、自死してしまう。それでも、何とか娘たちの軌跡をたどり、レンタル家族と自殺サークルというキーワードにたどり着く。そして、何とか娘たちとの再会の場の段取りをする。
 初期のネット社会で呼びかけで見ず知らずの人間が集まり、車のなかで自殺するという事件があった。また、疑似家族を演じる「レンタル家族」という現象があった。これらを土台にした作品だが、レンタル家族や自殺サークルがある種、集団催眠なり洗脳という範疇にはいるのではと思えた。自らがはた目からは典型的な仲良し家族とみられてきたが、その内実はうわべだけで、皆お互いのことをあまりよく知らないという状況と過剰な演技であたかも仲良し家族を演ずるレンタル家族のある種そら恐ろしさを感じてしまった。吹石一恵は冒頭のありふれた女子高生から、虚飾に満ちたティーンエージャーを好演していた。最後に一人吹っ切れた妹役の吉高由里子もよかった。


監督:園子温   
出演:吹石一恵 、つぐみ 、吉高由里子、光石研、渡辺奈緒子

2005年日本映画  上映時間:159分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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