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戦火のナージャ
 映画は、スターリンがコトフ大佐の私邸でくつろぐところから始まる。鷹揚にくつろぐスターリンに、コトフはある贈り物を持ってこさせる。それは、スターリンの肖像画をチョコで描いたケーキだった。どのように切り分けようかと悩むスターリンの首根っこを押さえ、そのままケーキに顔を埋めさせるコトフ。しかし、それは彼の悪夢だった。コトフは前作で銃殺に処されるとなっていたのだが、上手く罪名をすり替えられ、経済犯として収容所の囚人となっていた。折しも、ドイツとの戦争に入った1941年。空爆の際、他の囚人と命からがら収容所を脱出していた。一方、ナージャはミーチャ(彼も生きていた)の計らいでピオネールで活動していた。そして、ある言動が注目されミーチャがその施設を訪ねた。そして旧知の間であるような会話がなされ、ナージャは父が今でも生きていることを確信する。一方、ミーチャはコトフの妻でかつての恋人マルシャを傍らに連れていた。そして開戦の混乱で、避難するナージャは赤十字の旗を掲げた船で移動していた。しかし、ドイツ空軍が挑発し恐怖に耐えられない一人のソ連の避難民が撃った発煙弾がドイツ軍に命中し、怒りにまかせてドイツ軍は船を沈没させ皆殺しを強行した。ただ一人、機雷に捕まって漂流したナージャだけ生き延びるのだった。その後、従軍看護婦として活動するナージャ。一方、コトフは懲罰部隊の一兵卒として対独戦の最前線に送られていた。しかも、彼らには満足な武器すら支給されていなかった。そんなところに、赤軍の幹部候補生の一団が補充兵力として送られてきた。彼らは口先だけの実戦経験皆無の一団だった。しかもドイツ軍はいきなり彼らの後方から突然戦車を先頭に出現した。わずか15分の戦闘でほとんど壊滅されたコトフの部隊。そんなことがあった2年後の1943年、ミーチャはスターリンから呼び出され、ピアノを弾けと言われる。そして、彼とコトフの関係を知った上で、コトフの銃殺とナージャの収容所に収監ということが違っていることを認識した上で、改めてミーチャにコトフ親子の調査を命じた。コトフとナージャもまたお互いに探し求めて戦場にいた。そうした足跡を調べているミーチャ。それでも、最後まであうことはない父子。
 時間の流れが前後して、少しわかりづらい感は免れない。この後もう一作作られ、最終的には3部作になるという。そういう意味で、中継ぎの作品なのか。気になったのは、ナージャが漂流中ロシア正教の神父から洗礼をうける場面がある。さらに、コトフのいる前線でもイスラムの祈りをする場面なども出てきて、宗教を否定していたソ連への批判なのだろうか。ただ、主軸のコトフとナージャは最後まで会えずじまいだし、スターリンのミーシャへの密命も完遂していない。いずれにしろ、次回作を待つしかないということだ。


監督:ニキータ・ミハルコフ
出演:ニキータ・ミハルコフ 、ナージャ・ミハルコフ 、オレグ・メンシコフ 、ヴィクトリア・トルストガノヴァ 、セルゲイ・マコヴェツキー
2010年ロシア映画    上映時間:150分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

太陽に灼かれて
 1936年当時のソ連、モスクワ郊外にある通称芸術村を舞台にした一日を描いている。この村にソ連陸軍の戦車数台が演習にやってくる。農民たちはこぞって、小麦畑を荒らされるのを阻止するために総出で抗議していた。そこに、家族三人で休日を朝からサウナで過ごしていたコトフ大佐が呼び出されてきた。彼は革命時の内戦の英雄でコトフ同志と呼ばれ、肖像画も国中に張られているような英雄だった。彼の無線による司令官への鶴の一声で演習は中止となり戦車隊は帰途についた。その後、コトフ一家は元大学教授などの一族が集まる家に戻った。ここでの中心は、コトフの一人娘ナージャだった。この5,6歳愛らしいナージャは共産主義少年団の行進に見入っていた。その一団に混じって、杖をついたひげもじゃの老人がナージャに声をかけ家に入ってきた。彼はコートと帽子と付けひげを取ると、ミーチャという男性だった。すると、皆一様に懐かしそうに振る舞う。ただ、コトフの妻マルシャだけが一人動揺していた。ミーチャはコトフとも面識があるようだ。そして、ミーチヤが得意のピアノを披露して、皆で川にいった。ナージャは最初母のところにいたが、何となくつまらなくなり、コトフとボートに乗る。ミーチャは服を着たまま川に飛び込み、マルシャも後を追った。そして、人気のないあたりで、昔話をする。実は二人はかつて恋人だった。ミーチャがある事情で村を離れ、姿を消して10年を経過したのだ。マルシャは一時、自殺を図ったこともあった。その後、コトフの熱心なアタックで結婚したのだった。川から帰り、昼食後、皆午睡をとる習慣があり、コトフはマルシャとの愛を確認する。そして、唐突にミーシャはコトフに夕方車を呼んでいるというのだ。実は、ミーシャはピアニストとしてかつて国外の諜報活動に従事し、現在はスーターリンの下、秘密警察の幹部として活動していた。かつて、コトフは革命英雄としてミーシャを海外活動に従事させるように工作していた。そして、おりしも、秘密警察によるスーターリンの大粛清が始まり、コトフの知人の軍人たちもすでに犠牲になっていた。そこで、指揮をとっているのがミ-シャだった。親戚たちに気取られないように妻と子との別れを惜しみ車に乗っていくコトフ。途中、朝から村中をトラックで徘徊し道に迷った運転手が車からおり、コトフ同志と口走ったことから、射殺され車の中では秘密警察員をにコトフが殴ったことから、集団で殴られ後ろ手に手錠をかけられてしまう。その際、スターリンの肖像画を掲げた気球が舞い上がっていく。
 冒頭、ミーチャの従者が読む新聞に「最近、モスクワ近郊に火の球が出現し消え去る。作物は被害を受ける。これは急激な環境の変化によるもの」という記事をフランス語訛りで読む。そう、ミーシャもマルシャの一家は元々ロシアの貴族でフランス語に堪能だった。そして、冒頭コトフ大佐の自宅、雪の積もったバルコニーでタンゴが奏でられコトフ夫妻が踊り、ナージャがベンチでリズムをとっている。歌詞は「朱に染まった波の間から、偽りの太陽が昇り始める。その光の中で、お前は言う。もう愛はないと。でも私は絶望しない。痛みも悲しみもない。朝の光の中で、お前が言う。明るく言う。“旅に出ましょう”と。それでいいのだ。お前と私、二人が悪かったんだ・・・」実際、映画のなかにも不思議な光が現れ、爆発して燃えている。一方、タンゴの方もレコードで何度か演奏される。偽りの太陽や火の玉とはスターリンを指しているのだろうか。そしてまた、道に迷った運転手はスターリニズム体制下のソ連民衆の象徴なのだろうか。いずれにしても、スターリン大粛清の恐怖を自然豊かな画面と家族の絆を通して描ききった名作だと思う。ただ、本作ではコトフは銃殺、マージャとナージャは懲役となっており、ミーチャも自宅で手首を切って自死している。ただ、続編として「戦火のナージャ」が作られ、記録は記録となってしまうが。


監督:ニキータ・ミハルコフ
出演:ニキータ・ミハルコフ、 オレグ・メンシコフ、インゲボルガ・ダクネイト、ナージャ・ミハルコフ

1994年ロシア映画    上映時間:134分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

トゥルー・グリッド
 マティ・ロスは牧場主の長女として経理などを担当するしっかり者の14歳の少女だ。父が所用で雇い人のトム・チェイニーを連れてフォートスミスの町に出かけた。そこで、博打好きのチェイニーが一文無しになりライフルを持ち出し、いかさまだと怒鳴りこもうとしたのを止めたマティの父を殺し金貨を奪い、ネイティブアメリカンの居留地を本拠とする悪人ネッドの下に逃げ込んだのだった。マティは父の遺体を引き取りにやって来たものの、父を殺したチェイニーを何としても逮捕して欲しいとおもうのだった。そこで、保安官に相談するが、広域の事件なので連邦保安官に依頼するように言われる。当時、こうした犯罪者の検挙には懸賞金の額で動くのが常だった。そこでマティは父の取引先の馬業者と掛け合い、まんまと320ドルを手に入れた。これを元手にコグバーン連邦保安官と交渉する。彼は碧眼ですぐに発砲し、何人もの犯罪者を死に至らしめていた。それでも、評判の真の勇気を持っているといわれていた。普段のコグバーンは中国人の店に同居していて飲んだくれていた。そんなコグバーンに前金の50ドルを払って、チェイニーの追跡にあたることになった。すると、そこに、テキサスレンジャーラ・ビーフが現れた。彼もかつてチェイニーが働いていた議員の家で事件を起こし逃亡し、懸賞金が掛かっていて追っかけてきたというのだ。こうして二人で追跡をすることになるのだが、マティもそれに加わるというのだ。子どもを連れての追跡には難色を示す二人は、いったんは彼女を置き去りにして出発するが、マティは単身追いかけ合流する。しかし、今度はコグバーンとラ・ビーフが仲違いをし、ラ・ビーフだけが単独行動をする。あたりは、雪も舞うころとなり、コグバーンは地元の人から小屋があることを聞き、二人でそこに向かう。すると、そこにはすでに先客がいてドアを開けてくれない。銃撃の末なかに入ると、そこにいた二人はネッドの手下で、ネッドたちが夜やってくるというだった。そこで、コグバーンは高台に移りネッドたちを迎え撃とうと準備する。しかし、ネッドたちが現れた時、ラ・ビーフと遭遇し撃ち合いになった。ラ・ビーフは負傷してしまうがネッドたちにも逃げられ、すっかり手がかりをなくしてしまう。再び、別行動をとることになるが、翌朝川に水くみに行ったマティの目の前にチェイニーも水くみに来ていて遭遇してしまう。マティは父の形見の銃をチェイニーに向けるのだった。
 かつての、ジョン・ウェインの「勇気ある追跡」をリメイクしたもの。ただ、多少短くしてあるので、コグバーンの生活ぶりがほとんど描かれなかったり、ラ・ビーフとの関係も、わかりづらいと思った。そしてアイマスクもオリジナルと違っている。そして、ジョン・ウェインは大柄なので見せ場は馬上でライフルの回転撃ちだった。そうしたアクションの見せ場は欠けていたり、弁護士も手紙での登場でこちらもがっかり。しかも、せっかく懸賞金付きのネッドやチェイニーをどうしたのかもわからない。最期の大人になったマティの場面は必要ないと思う。そういう意味でどうしてコーエン版が激賞されるのか、いまいちわからない。やはり、リメイクはオリジナルを超えられないという宿命なのだろうか。そう思えて仕方ない。


監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
出演:ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ヘイリー・スタインフェルド、ジョシュ・ブローリン、バリー・ペッパー
2011年米映画    上映時間:110分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

探偵はBARにいる
 札幌の薄野にあるKELLER OHATAというBARにいる探偵にある依頼があった。それは、北海道日報の記者松尾からのもので、彼がゲイで男友達とホテルで会っている写真データのSDカードを暴力団から取り返して欲しいというものだった。探偵には北海道大学農学部研究助手の高田が運転手兼ボディーガードをしていた。彼は空手の師範しており、強い味方だった。そんな仕事をこなし、すすきので伸びてきた霧島グループのパーティに松尾と合流し、謝礼を受けたっと探偵と松田。その直後、霧島は拉致されそうになった少女を助けようとして、逆に犯行グループに殺されてしまった。それから一年後、BARにいた探偵に近藤京子と名乗る女性から依頼があった。それは、南という弁護士に「去年の2月5日、カトウはどこにいたか」と聞いて欲しいというものだった。南は元検事の弁護士で大手の企業の顧問弁護士をしていた。探偵は害虫駆除会社のオーナーを名乗り顧問弁護士になって欲しいと依頼するが、断られてしまう。しかし、「カトウ」の話をすると顔色が変わり、その直後探偵は拉致されてしまう。そして、雪の原野に掘られた穴に落とされ、ブルトーザーで雪に埋められてしまった。それでも何とか脱出することができた。そして、調べを進めた探偵は近藤京子がすすきのの皆楽会館というビルが地上げにあい、放火されその一室で亡くなったのが近藤京子であることを突きとめた。しかもこの地上げと放火に絡んだのが花岡組であり、雪に埋めたのも彼らであることをつかむ。さらに、近藤京子は亡くなった霧島別れた妻との娘であることもわかる。そして、再婚した霧島の妻沙織は彼の残した店のママとして探偵に会うのだった。やがて、一連の事件が花岡組を使った関西裏社会の銀漢興産の岩淵が絡んでいたことがわかる。岩淵と霧島はかつて学生運動に関わり、岩淵の讒言で姿を隠さざるを得なかった霧島が京子と妻のもとを去って行かざるをえなかったのだ。こうしてなか、事件は悲しい結末を迎える。
札幌が舞台といえば、数年前「笑う警官」があったが、こちらはBARにいる探偵が主人公というもの。飄々とした大泉洋がなかなか好演している。また、探偵といえばかつて松田優作が「探偵物語」でコミカルだけどハードボイルドな味を出していたが、息子の松田龍平も存在感を示していた。ただ、前半では一応事故などを装っているが、後半はいきなりピストルを撃つなど荒っぽさが目立った。それはそれで、ハードボイルドにするのならいいだけどという思いがした。なかなか面白いだけに、もうひと工夫欲しい。


監督:橋本一
出演:大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行、高嶋政伸、竹下景子、石橋蓮司
2011年日本映画   上映時間:125分

テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

ザ・ライト ~エクソシストの真実~
 代々葬儀屋の息子のマイケルは学費がかからない大学に行こうと神学部に入った。成績はそこそこよかったが卒業後、司祭にはなりたいとは思わなかった。それというのも、父親の仕事を間近で見てきて、いまいち神への信仰に自信がなかったからだ。そんな彼を見かねたマシュー神父がバチカンに行ってエクソシスト養成講座に参加するように勧める。マイケルは特にあてもないなかで、この講座に参加することにした。その講座の講師はザビエル神父で、これまで現れた悪魔の痕跡を録画や録音で説明する。しかし、あくまでも懐疑的なマイケルにザビエル神父は自分と同窓生でエクソシストとして高名なルーカス神父を紹介する。彼は、ある少女の「悪魔払い」をおこなっていた。マイケルはさっそくルーカス神父を手伝うことになる。最終的に取り憑いた悪魔を追い出すには、その悪魔の名前を知り、その名前を呼びながら聖水等を振りかけ出て行けと命ずるしかない。しかし、悪魔もなかなか尻尾はださない。こうして、闘いが始まるが、少女は妊娠しており、ルーカス神父と対話すると狡猾に振る舞う。マイケルは、少女の妊娠が行方不明となった実父によるものと知り、悪魔払いというより精神科の医師の診察を受けるべきだと主張する。すると、ルーカス神父は自らも医師の資格を持ち、実際に診療も受けていることを明かす。それでも、疑問を持つマイケルにエクソシスト養成講座に参加しているジャーナリストのアンジェリーナと知り合う。彼女はマイケルにルーカス神父の悪魔払いの実態を取材したいと言うのだった。しかし、少女の容体が悪くなり、入院を余儀なくされ、亡くなってしまう。少女を助けられなかったルーカス神父は落ち込んでしまう。すると、今度は彼に悪魔が取り憑いてしまう。その頃ザビエル神父も不在で、マイケルがルーカス神父と対峙する。アンジェリーナも同席するが、悪魔は一筋縄ではいかない。ついに、信仰への光明を見いだして、悪魔を追い出すことが出来たのだった。
 エクソシストと言えば、かつてリンダ・ブレアの映画を思い出す。実際、教会は主からの権能と職務を受けてエクソシズムをおこなっているという。我々、キリスト教徒ではないので、あまりリアリティはないものの、けっこうな被害を受けているみたいだ。それでも、映画で触れられているように、精神疾患との区別はなかなかつかないのではないかとも思った。それと、結局は神への信仰の深さを計るバロメーターとなっているとも思った。それは、悪魔も含めての神への信仰という枠があり、取り憑かれた方もエクソシストも悪魔を退治するという根絶は出来ず、せいぜい出て行ってもらうのが精一杯で、不死の悪魔との闘いはいつまでも続くことになる。


監督:ミカエル・ハフストローム
出演:アンソニー・ホプキンス、アリシー・ブラガ、コリン・オドノヒュー、トビー・ジョーンズ、ルドガー・ハウアー、キアラン・ハインズ

2011年米映画   上映時間:112分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

エレクトリック・ミスト
 アメリカのルイジナナ州で霧の漂う川淵で若い女性チェリーが死体で発見される。デーブ・ロビショー刑事は捜査に乗り出す。その過程で、スポーツカーをすっ飛ばしていた男を緊急停車させた。男は高名な映画監督エルロッドだった。傍らには恋人も乗っていた。エルロッドは飲酒運転をしており、見逃してくれという。そして撮影現場で白骨死体を発見したという。それは40年前デーブが子どもの頃、射殺現場を目撃した事件の被害者ということがわかった。しかし事件当時はデーブの話を誰も信じてくれなかったのだ。一方、エルロッドの映画に出資しているのが、デーブの昔なじみのバルボニだが、彼はかつて麻薬密売もやっていた見るからに悪そうだ。そのバルボニを執拗にマークするデーブ。すると、またしても女性の惨殺死体が見つかる。そこで、FBIの女性捜査官ロージーが登場しデーブとともに捜査をすることになる。アルコール依存症のアルロッドはデーブに誘われ、断酒をしようと彼の家に泊まるようになる。そして、釣りに行こうと悪天候のなか、ボートをだすが女優のデスモンドがデーブに間違われ射殺されてしまう。こうしたなか、40年前の事件と現在の事件に関わり悩むデーブに南北戦争の頃の将軍の幻影が現れる。映画警備会社を経営するレモインは元警官のドゥーセを雇って警備を担当させていた。こうしたなか、また新たな犠牲者が出てくる。最後は、デーブの養女が誘拐され、その救出とあわせて新旧の事件を解決するデーブ。
 トミーリー・ジョーンズをはじめ結構いい俳優がでていて、いろんななエピソードをそれぞれ深く掘り下げれば、もっと良い作品になったのだろう。犯人がわかり、40年前の事件についても真相はわかるが、そうだったんだという感じだった。いまいち、消化不良の感が否めない。やはり、こうしたところが日本未公開ということになったのだろう。


監督:ベルトラン・ダヴェルニエ
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ジョン・グッドマン、ピーター・サースガード、メアリー・スティーンバーゲン、ケリー・マクドナルド、ジャスティナ・マシャド

2009年米、仏映画   上映時間:117分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

ランナウェイズ
 1975年末のロサンゼルス、ロックに憧れるジョーン・ジェットは15歳の少女だったが、ギターを手放さなかった。ある夜、音楽プロデューサーのキムと出会いバンドをやりたいと申し出る。キムは十代の女の子だけのバンドを作ろうとさっそくドラマーのサンディ・ウェストに声をかける。バンドは出来たが、ボーカルにインパクトのある子が欲しいというキムはクラブで見つけたシェリー・カーリーに声をかける。練習場のトレーラーハウスのなかで最初に歌わされたチェリーボムのおおざっぱな歌詞は15歳のシェリーには刺激的だったが、キムの罵声につられ大声で歌えるようになった。次ぎにキムは少年たちに空き缶や小石を持って集めて、彼女たちの演奏中にぶつけさせたのだった。それは、最初のステージでも役に立ち予想通りいろんなものが投げられたこの時期、ロックといえば男が中心で女性バンドは際物扱いされて、性の対象としてしか見られなかった。それでもキムの決めてきた地方のステージにザ・ランナウェイズとしてデビューする。やがて、キムはレコード会社との契約を結ぶことに成功する。晴れてメジャーデビューを果たし、日本での公演が決まる。日本での公演に先駆けなぜか、シェリー単独の写真が撮られた。日本では、十代の女子高生を中心に大人気となり、どこへ行っても追っかけでいっぱいだった。しかし、シェリーだけが注目されることもあって、しだいにメンバー内部の対立が激しくなってきた。そして、ついにシェリーはバンドを抜けると言い出すのだった。解散したザ・ランナウェイズだが、ジョーン・ジェットだけは新しいバンドをつくりロックを続ける。しかし、シェリーは普通の女の子に戻っていた。
 日本でも、ピンクレディやキャンディーズの全盛の頃、ランナウェイズ が来日し実際に十代の女の子を中心に大人気だったことを覚えている。たぶん、日本の女の子たちはランナウェイズ の歌っている歌詞の意味がわからず、外見とリズムに惹かれていたのだろう。それと、シェリーが篠山紀信にアメリカで激写されたのも事実だし、ロックに対する気持ちの問題で仲間割れしたのも理解出来る。ただ、シェリーの下着ぽい衣装もその後、マドンナやレディ・ガガに継承されている訳だし、彼女らの出現が早すぎたのかもしれない。ともあれ、ダコタ・ファニングは子役から大人の女優への過渡期でがんばっているのだが、もう少しがんばってもらいたい気がする。


監督:フローリア・シジスモンディ
出演:クリステン・スチュワート、ダコタ・ファニング、マイケル・シャノン、テラ・メイヴ 、スカウト・テイラー・コンプトン

2010年米映画   上映時間:107分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

ゴーストライター
 冒頭、フェリーが到着して次々に車は出て行くが一台だけ残ってしまう。やがて、その島の海岸から一人の男の死体が発見される。彼はマイクという前イギリス首相ラングの補佐官だった。このヴィニヤード島は、アメリカにありラングの別荘があり、マイクはラングの自伝を執筆中だった。そのため、急遽マイクの後任のゴーストライターが必要になった。面接の結果、選ばれたゴーストライターもまた、ヴィニヤード島に向かった。前首相ということで、現在でも別荘のセキュリティは厳しい。しかも、前任のマイクが書いた原稿も厳密に保管されており、別荘の執務室以外には持ち出し禁止だった。そしてラングが自家用ジェット機で島に到着し、ボディガードが警護する中帰宅した。さっそく、ラングのインタビューを開始する。マイクの書いたものでは、冒頭延々とラングの家系について書いてある。ラングがオックスフォード大学までは演劇をやっていたり、政治的にはまったくノンポリだった。しかし、大学卒業後現在の妻ルースと出会って、労働党の活動に参加するということなどを聞き出した。しかし、ラングの在任中、4名の英国籍をもったアラブ系の人々を違法にCIAに引き渡したことが報道された。4人はアルカイダのメンバーとして拷問されそのうち一人が死亡しており、ラングの行為は戦争犯罪にあたるとしてラング政権のライカート元外相によって告発されたのだった。この件でラングは米政府と協議しにワシントンに飛ぶ。ゴーストライターは、マイクの残した私物の中からラングの経歴に関する資料を偶然見つけるのだった。さらに、マイクの乗っていた車に乗るとカーナビがある人物の家へと誘うのだった。それは、ラングと若い頃の知人で大学教授のジョンの家だった。彼はCTAとの関係も取りざたされていた。そうしたなかで、ゴーストライターがラングの秘密に迫っていく。しかし、イラク戦争に米に追随して参戦し、戦死した息子の死をラングの責任だと恨んでいる元英国軍人や反戦団体らがラングの別荘を取り囲んでいた。そして、秘密が判明していくが、新たな展開に遭遇する。
 毎年、ころころ首相が替わる国では想像がつかないが、米大統領と並んで彼らの自伝は退任後出版される。この作品は明らかにブレアを彷彿させるものだが、さすがに英国でも米国とともに、イラクに化学兵器がなかったというそもそもの戦争の端緒となる事実が存在しなかった点を政府も認めている。唯一検証も反省もしていないのが日本で、小泉米国ポチ内閣の答弁がいまだに生きている。マスコミも同様に一切の追及もせず、小泉政権の政策に荷担したままだ。この状況は、現在の原発事故の政府方針とマスコミが一体となって国民を欺いているのと同じ構造といえる。そういう意味でこの映画の描いている状況は日本では存在しないといえる。そんな、こみいった小細工をしなくても米はやりたい放題だし、マスコミも本来の機能を果たせないのだから仕方あるまい。そんな感想を持った。ただ、ゴーストライター君が最後に秘密を解明するが、本当は黙ってその場を去るのが常套のはず、警戒心がなさすぎだ。

監督:ロマン・ポランスキー
出演:ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン 、キム・キャトラル 、オリヴィア・ウィリアムズ 、 トム・ウィルキンソン 、ティモシー・ハットン
2010年仏、独、英合作      上映時間:128分

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