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小川の辺
 
  海坂藩士戌井朔之助は家老の助川権之丞から呼び出しを受けた。それは、脱藩した佐久間森衛を上意討ちにせよという下命だった。それというのも、佐久間を討てと命じた討手が病気のため帰国したというのだ。そこで、次の討手として朔之助が選ばれたのだった。彼は佐久間とは甲乙付けがたい剣の使い手だったからであった。しかし、佐久間と共に脱藩した連れ合いは朔之助の妹田鶴であった。それを理由に辞退を申し出ると、助川は「これは、主命であり、あくまで佐久間を討ち取ればそれでいいのであり、共に出奔した妻はお構いなしということだ」と言う。帰宅して、両親に説明する朔之助に母は「妹が立ち向かってきたらどうするのか」と詰問する。すると父忠左衛門は「その時には、切れ」と言い放つ。しかし、朔之助はそうはしませんと応えるのだった。その夜、朔之助に戌井家の若党、新蔵が同行をしたいと願い出るのだった。新蔵は朔之助と田鶴と兄弟のように育ち、田鶴の初恋の相手でもあった。翌朝、朔之助の妻・幾久に見送られ二人は佐久間たちがいると思われる、行徳にむけて出発する。その道中、新蔵に佐久間夫婦がなぜ脱藩したのかについて朔之助が説明した。それによると、2年前から海坂藩では凶作に見舞われていた。それに対して藩主自らがさまざまな対策を提唱してきた。しかし、それらは決して成功はしていなかった。それというのも、藩主唯一のブレーンは侍医鹿沢堯伯で、農業には明るくないのにもかかわらず、思いつきの対策を進言していたのだった。こうした状況に業を煮やした佐久間が意見書を提出したのだった。しかし、その意見書の指摘は皆妥当なものだった。しかし、2年間の対策が間違いであったということでプライドを傷つけられた藩主は怒りが収まらない。その上、藩主と家来たちの話の席でも、佐久間はこうした失政が侍医の鹿沢堯伯による職分を越えた無責任な忠告によるものと断じた。後日、重臣たちによる調査でも佐久間の指摘通りであったことがわかり、鹿沢の出仕を停止する措置がとられた。こうした結果になったものの主君に真正面から意見をするという当時ではあってはならないことの代償として、佐久間は脱藩したのだった。そんな事もあって、ゆっくりとした旅で行徳に到着した。翌日から新蔵が町の様子を探り、田鶴の姿を発見した。密かに後をつけると小さな川の畔にある家を突きとめた。さらに、一日置きに町に買い物に行くことも探り、朔之助に報告した。そして二人は立ち会うことになる。
 海坂から行徳までの行程で、できれば新蔵と戌井家を巡る関係も説明して欲しかった。兄と妹の関係も表面だけではなく、もう少し内面を語って欲しかった。前作「山桜」よりもメリハリがありよかった。菊地凛子も「ノルウェイの森」も好演していたが、こちらの方が出番は少ないが魅せてくれたと思う。音楽もかつてのNHKの「新日本紀行」のような嫋やか調べで背景を際ださせていた。


監督:篠原哲雄
出演:東山紀之、菊地凛子、勝地涼、片岡愛之助、松原智恵子、尾野真千子、藤竜也
2011年日本映画     上映時間:104分
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