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デンデラ
 白装束の老婆斎藤カユは70歳になり、家族に「めでてーの」と言われ、一人屈強な男の背に乗せられ、雪の山に連れて行かれ、置いていかれた。時代は明治以降だろうが、貧しい村の食い扶持を確保するため、70歳を迎えた老人を雪山に「捨てる」風習のある山村が舞台だ。飢えと寒さで意識が朦朧としたなか、カラスが寄ってきた頃数人の老婆がカユをどこかに連れて行った。気がついたカユの目の前にいた老婆たちをよく見ると知っている顔が何人かいた。カユは彼女たちがすでに山に捨てられ、極楽浄土にいっていると思い込んでいたのだった。よく見ると、みなそれぞれに仕事をしていた。すると、石塚ホノがカユにここを作った人に会わせてやると促した。奥まった小屋には三ツ橋メイがいた。彼女は30年前捨てられたのだが、一人で必死に生き抜き、やがて捨てられた老婆を次々に助け、共同体を作りデンデラと名付けたのだった。ここでは、全て女性のみで障がいがあろうが全ての食料は平等に分け合い、助け合うシステムをつくっていた。メイはカユが加わってちょうど50人なったことで、積年の思いを実行に移すことを宣言した。それは、自分たちを捨てた村への報復だった。村では有力者の男たちがすべてを差配し、女性をないがしろにしてきた。だから、村を襲い男は皆殺しにして、女子供はデンデラに賛成の者は仲間に加えるというものだった。カユは、自分の家族を殺すのは嫌だといい、そもそも自分は極楽往生できたのに、余計なことをしてくれたというのだった。すると、この計画に参加しないと言い、皆から意気地無しと呼ばれている椎名マサリは「村に仕返ししてもそれはあまり意味がないことだ。私自身村の男たちから虐められた経験が一番あるけど、それもこれも村が貧しいからで、このデンデラを豊かにすることが見返すことになる」と主張する。それでも、メイの決意は固く次の満月の日に出かけることを決めた。しかし、その夜腹を空かせた親子熊がデンデラを襲った。数人が死に食料も食べられてしまった。瀕死の重傷を負った黒井クラは前年にデンデラに来たカユの友人だが、メイはクラをおとりに再び襲いにくるだろう熊を退治しようということになった。そして熊との死闘の末小熊は殺したが、すんでのところで親熊には逃げられる。少なくなった人数で村に行こうということになるが今度はそこに雪崩が襲う。
 キャストを見て本編を見ても、どこに出ていたのだろうかと思う人もいた。ただ、「姥捨て」にしては確かに原始共産制的共同体についてはいいのだが、村を襲うという提起についての議論はもう少しきちんとやった方がよかった。それと、同じようなケースの映画「蕨野行」の方が男性もいて相互扶助もあり、こちらの方が共感できた。本作は熊との闘いが出てくれば出てくる程興ざめで主題もはぐらかされてしまった。せっかく期待したのに、がっかりしてしまった。


監督:天願大介
出演:浅丘ルリ子、倍賞美津子、山本陽子、草笛光子、山口果林、山口美也子、白川和子、赤座美代子

2011年日本映画  上映時間:119分
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