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わたし出すわ
山吹摩耶は久しぶりに故郷・函館に帰ってきた。一人でマンションを借り、最初に市電に乗った。運転手はかつて高校の同級生だった道上だ。久しぶりに話をして、かつての旧友たちにも連絡を取りたいというのだった。そして、道上が高校生の時「世界の路面電車に乗ってみたい」と言っていたが、今でもそう思っているのかと摩耶に聞かれた。思ってはいても、そんな金はないというと「わたしが出してあげる」という。数日後、道上の自宅に数百万円の金が届けられた。これには道上の妻が驚き、喜んだ。次は高校時代から長距離ランナーとして嘱望されていた川上だったが、足を故障しアメリカのある医師にしか手術ができないという。すると、摩耶は川上にも金を出し、手術を受けさせてやる。さらに、魚の研究をしている保利には、各国から秘密を狙って、産業スパイが暗躍しているなか、彼の研究費に援助をしてやる摩耶。女性では主婦となったさくらには、小型冷蔵庫を買ってやり、ついでに夫の趣味である箱庭協会の会長になるための必要経費まで出してやった。さらに、かつて高校の時美人度を競ったサキには、当初玉の輿の成果を自慢していたが、夫が横領をして急死してしまったため、さやには金塊を5枚くれたのだった。
 主人公の摩耶がなぜ多額の金を持っているのかという疑問には最後まで明らかにされない。おそらくは、株で儲かっているように見えるのだが。それと、摩耶が旧友に金を出してあげる理由は、友だちの夢や望みをかなえてあげるというものだ。それというのも、引っ込み思案だった摩耶に気軽に声をかけてくれたというのが理由だという。しかし、大人になった摩耶は服装こそ地味だがたいへんな美人なのは変わらないだろう。だから、主人公が同じ行動をもっともっと普通な女性が演じていれば違った印象になったであろう。それと、何か起こるのではないかという思いは膨らむのだが、最後まで期待はずれだった。それと、サキの死の真相はどうなんだということも、よくわからなかった。


監督:森田義光
出演:小雪、黒谷友香、井坂俊哉、山中崇、小池栄子、小澤征悦 、仲村トオル、北川景子

2009年日本映画   上映時間:110分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

祝の島
 山口県熊毛郡上関町は本州の一部と祝島を含めた3つの島から構成されている。1982年、ここに原発誘致をすることを町長が表明。以降、祝島漁協は海を汚染すると原発反対を表明し、町を二分しての闘いが始まった。国は原発推進にむけ、電源三法による交付金をこれまで450億円も上関町に支払ってきた。この間、町は高齢化と過疎という現実にさらされ、交付金頼みの町政が展開されてきた。一方、祝島は原発建設予定地の対岸にある人口500人ほどの小さな島だ。ここも,高齢化のなか、漁業と農業で生活している。だが、漁師たちは漁業補償を一切受け取らず、毎週島で原発反対デモをおこなっている。島でも原発賛成派もいて、いまだにしこりが残っているという。こうしたなかにあって、島の人々は淡々と生活を続けている。なかでも、平さんの祖父亀次郎さんが30年もかけ一人で造った棚田がひときわ目をひく。現在は、棚田を耕作する傍ら、この高さ9メートルにも及ぶ石垣に自ら創った短歌を彫り刻んでいる平さん。一本釣り漁師の正本さんや、女性漁師の竹本さんら、海とともに生きている素朴な人柄は多くの島民からも信頼されている。このような人々の自然とともに生きていく日々の姿は感動的だ。上関原発建設に向け、埋め立てが計画されているが、山口県二井知事は「福島第一原発事故を踏まえ、国の原発に対する方針が不透明であり、来年10月に切れる埋め立て許可を延長しない」と表明した。現在まで、ほとんど埋め立てはおこなわれていないため、原発建設は難しい状況になった。原発反対を29年続けてきた祝島の人々も少しはほっとしているだろう。この作品は、声高に原発反対を叫ぶというより、人間は自然と一体となった営みで生きているということを、思い知らされる佳作といえる。


監督: 纐纈あや
2010年日本映画   上映時間:105分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

ノルウェイの森
 キズキと直子は3歳の頃からの幼なじみで互いに惹かれ合っていた。高校に入るとワタナベがキズキと親しくなり、この3人で一緒に過ごすことが多くなった。しかし、ある日キズキが車に排ガスを引き込み自殺してしまった。ワタナベは東京の大学に入り、寮生活を送っていた。この1969年は70年安保を控え、大学では学生運動が高揚していた。しかし、ワタナベはそうした運動には目もくれず、ひたすら読書とアルバイトに精を出していた。時には同じ寮にいる東大生の永沢に誘われて女性をナンパするといった日々を送っていた。ある日偶然、直子と再会したワタナベは、それから何度か彼女と会うようになった。そして、直子の誕生日、二人は結ばれた。しかし、直子は処女だった。キズキとのことを聞いたワタナベに、直子は急に押し黙ってしまった。その日を境に、直子は東京を引き払い郷里に帰ってしまった。しばらくすると、直子は精神的にダメージを受け、京都の山間にある施設にいるという連絡が入った。ワタナベは直子のことが気になる一方で、同じクラスの緑という女子学生と会うようになった。一方直子からの手紙で会いたいということなので、京都にいくワタナベ。しかし、そこでは、同室の女性レイコとともに過ごさなければならなかった。直子はキズキとのことで深く心を痛めていた。今生きているワタナベへの好意で、キズキとの関係を越えることは出来ず、キズキの死に対して自らを責めているようだった。帰京したワタナベは、永沢が外交官試験に合格し、付き合っているセレブのハツミとは結婚なんてさらさら考えず、遊びにいこうと誘われ、行動をともにする。一方緑とは、疎遠になるが再び会うようになる。緑の父は外国に行ったと言っていた緑だったが、実際は脳梗塞で入院して亡くなってしまった。直子も精神の均衡を保てず、彼女も自死してしまう。
 小説と同じ1969年を舞台にするということにこだわるならば、学生運動の一団が背景としてだけの登場には疑問がある。しかし、あの時代いかにノンポリであろうと、社会とは無縁に過ごせるはずもない。そうした意味で時代を抜きにするなら時代を変えてもよかったのではないか。小道具として公衆電話とかの問題はあるにしても。それとけっこうラブシーンもあるのだが、部屋の中でもカーテンも閉めないままという場面は違和感があった。これは、外国人監督の感覚なのだろうか。映画を見る前、菊地凛子はミスキャストではと思っていたが、さすが上手く演じていたと思う。とはいえ、全体としては評価は下となろう。


監督:トラン・アン・ユン
出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、高良健吾、霧島れいか、初音映莉子、玉山鉄二
2010年日本映画   上映時間:133分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

十一人の侍
 館林藩主松平斉厚は将軍の弟ということを盾に横暴な振る舞いを繰り返していた。ある日狩りに出かけ鹿を深追いし、隣接する忍藩領にまで入ってしまい、そこにいた村民を射殺した。さらに通り合わせた忍藩主阿部正由に諫められたことに腹を立て、安部も射殺してしまった。ことの顛末を幕府に訴え出た忍藩家老の榊原帯刀に対して、老中水野越前守はこの訴えを退けたばかりか、忍藩に対してお家断絶の沙汰を出した。榊原は水野から一月間の猶予をもらい、密かに幼い頃からの友である仙石隼人に斉厚暗殺を命ずる。一方、忍藩藩士三田村健四郎ら6名は、急遽江戸に出立した斉厚一行が忍藩領を通過する際、急襲するために集まっていた。そこに仙石隼人が現れ、榊原の元に連行する。そして、急死した兄の代わりに参加していた妹のぬいを除き切腹を命じる。そして、彼らの決意を確認した上、仙石率いる暗殺隊に加える。仙石は妻に城に行くと出かける振りをして密かに集まり、勘定方から加わった市橋から金を貰い、ばらばらに江戸に向かった。仙石はぬいと駆け落ちというかたちをとり、出奔し脱藩した。榊原との連絡役となった藤堂もまた、江戸にむかった。江戸で再び結集した一団は、斉厚が夜な夜な吉原に通っていることを確認した。無警戒な郭のなかで、斉厚を暗殺しようと待ち伏せていた。しかし、後一歩というところで館林藩家老の秋吉刑部が駆けつけ、すぐに藩邸に帰宅させてしまった。そんななか、仙石たちの話を盗み聞きしていた腕の立つ浪人井戸大十郎が仲間に加わることになる。しかし、仙石とぬいが一緒にいることをたまたま見かけた仙石の妻織江の弟喬之助は二人を責める。しかし仙石は二人は駆け落ちということを強調する。すると、江戸に出てきた姉織江に仙石への書状を託し、単身で斉厚を襲うが逆に捕まり惨殺されてしまった。今度は、幕府も即刻忍藩断絶を決めた。そして、すぐに斉厚らに館林に帰るよう言う。一方、仙石は訪ねてきた織江に全てを話したぬいの言葉に納得し、夫の決意を鈍らさぬよう自害してしまう。仙石は斉厚らの一行が必ず幸手を通ることを見抜き、待ち伏せをすることにした。しかし、水野に呼び出された榊原は、安部の遺児をもって忍藩の存続もあるという偽情報伝える。そして、仙石たちの襲撃を中止させるのだった。
 「十三人の刺客」「大殺陣」の工藤栄一監督、脚本池上金男のコンビから脚本だけは池上ではなく田坂啓ら3人での共同執筆となった。それでも前二作を巧みに参考にしている。リメイクされた「十三人の刺客」などは本作に出てくる竹製大筒を参考にし、あんなに爆薬を炸裂させる場面はそぐわないと思ったことを思い出した。それと、どうしても集団侍ものでは、「七人の侍」からの影響は免れ得ないとも思った。雨中の戦闘場面などはまさにその通りだ。その後、このジャンルは後に集団忍者ものに受け継がれ、工藤監督の影の軍団服部半蔵」に繋がる。


監督:工藤栄一
出演:夏八木勲、里見浩太郎、大友柳太郎、南原宏治、佐藤慶、宮園純子、 大川栄子、西村晃
1967年日本映画   上映時間:100分

テーマ : 昔の映画
ジャンル : 映画

愛の新世界
 1994年、東京の渋谷主人公のレイはSMクラブで働いていた。昼間は小劇団で稽古に励み、仲間の劇団員たちに交代で性交渉をさせていた。しかし夜の仕事では、女王様として指一本身体には触れさせず、ひたすら鞭を振るったり、あらゆる責め苦を課していた。ある日ホテルで時々すれ違うアユミという同世代の若い女性と知り合った。それから、ふたりで劇団員がアルバイトしている居酒屋で飲んだりするようになった。レイは埼玉県にあるアパートで一人暮らしだったが、アユミは医学部志望の浪人生と同棲し上手く玉の輿に乗ろうと狙っていた。そんな二人があるクラブで知り合った二人の学生とスポーツカーを飛ばし海に行った。そこで男性二人を首まで砂に埋め、目隠しをした上で女性たちは全裸で海に飛び込んだ。ある日、レイが性器の異常に気づき医者に行くと、淋病に罹ったことがわかった。すると、劇団員全員も淋病に罹っていた。全員で治療し、公演を準備し、チケットを売り出した。すると、レイの客で暴力団幹部の澤はたちまち数十枚を買い占めた。無事公演も終わり打ち上げは、大層盛り上がり、またいつもの生活がはじまった。
 もう17年前の、バブリーな生活のなかでの性風俗と若い奔放な女性たちの物語。現在の状況はわからないが、女性たちはもっと奔放さを増しているのだろう。ただ、出演者はデビューの鈴木砂羽が大胆なヘアヌードを披露し片岡礼子もまたホテトル嬢を好演している。さらに劇団員には宮藤官九郎、阿部サダヲが扮し松尾スズキ、田口トモロヲらも出演している。この他に杉本彩や哀川翔らもはまっている。彼らの若かりし頃を見てみるのいいんではないだろうか。それと、荒木一郎の「今夜は踊ろう」を女性二人が歌う場面はなぜか耳に残ってしまった。


監督:高橋伴明
出演:鈴木砂羽、片岡礼子、松尾貴史 、武田真治 、萩原流行 、荒木経惟
1994年日本映画   上映時間:115分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

赤ずきん
 中世ヨーロッパ、山間の小さな村に住むヴァレリーは幼なじみのピーターと仲が良かった。しかしヴァレリー母スゼットは、裕福な鍛冶屋の息子ヘンリーとの婚約を決めていた。冬のある日、ヴァレリーはピーターを森の伐採場に訪ね、二人で駆け落ちをしようと誘ったのだった。ところが、そこに緊急の集合の合図が鳴った。皆が集まると、そこにはヴァレリーの姉が狼に襲われた死体があった。この村では、狼が人間を襲わないように、毎年、兎など生け贄に捧げて平穏な日々を過ごしていた。今回のことで、村人は男たちが総出で狼の巣のある山の洞窟に行き、狼退治をすることになった。男たちの後をおってヴァレリーは、村はずれの祖母の家を訪ねた。そこで、祖母は寒いだろうとヴァレリーに真っ赤なマントくれたのだった。一方、男たちは狼の洞窟に入り込んだがいくつもの道があり、人数を分けて歩いていて、突然狼に襲われた。その際、ヘンリーの父が狼に噛まれ死んでいた。それでも、皆で狼を退治した。翌日、村にはソロモン神父の一行が到着した。彼は、狼の死体を見てこれは違う。人間を襲うのは「人狼」であり、今日からの天体の状況で、人狼に噛まれればその人間もまた人狼になってしまうと力説した。それでも、村人たちは狼は自分たちで退治したのからと、その夜は皆で祝いをするのだった。ところが、そこに巨大な狼が襲いかかってきた。ソロモン神父の武装した配下たちが応戦するものの次々に倒されてしまう。しかし、逃げ出したヴァレリーは狼に追い詰められたが、突如その狼の「二人でこの村を出よう」という言葉が聞こえてきた。この様子を見ていたヴァレリーの幼なじみはあっけにとられていた。姿を消した狼に対してソロモン神父は人間の姿の時に殺さなければならないと言い放った。そして、知的障がいのある青年を捕らえ拷問する。すると、この青年の姉がヴァレリーと人狼の会話を目撃していて弟の助命のため、ソロモン神父に話してしまう。するとソロモン神父はヴァレリーを人狼をおびき出すために、村の中央に縛り付けるのだった。ピーターは彼女を救おうと、ヘンリーと共に行動を起こす。その最中に再び人狼が現れ、ソロモン神父も倒れてしまう。人狼は、ヴァレリーに一緒に来れば二度と村は襲わないと呼びかけれる。しかし、村人はヴァレリーを渡さない。すると、夜が明け人狼は去って行った。
 グリム童話でおなじみの「赤ずきん」だが、元来は17世紀さまざまな伝承をシャルル・ペローがまとめたものを下敷きにグリムが童話集に編纂したものだという。この物語の背景には魔女や人狼といった容疑をかけ、異端審問という場で少数のマイノリティをコミュニティから排除していくという当時の社会がある。また、狭く貧しい暮らしのなかでの性の問題もヴァレリーの祖母や母がまだ若く老けたように見えないところに象徴的に現れているようだ。ともあれ、主人公の恋愛を中心に、ミステリーの要素も取り入れ、おもしろい。


監督:キャサリン・ハードウィック
出演:アマンダ・セイフライド、ゲイリー・オールドマン、ヴァージニア・マドセン、シャイロー・フェルナンデス、ジュリー・クリスティ

2011年米・加映画  上映時間:100分

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

リトル・ランボーズ
 1982年イギリスの地方都市で母と祖母と妹の4人暮らしのウィルは11歳。厳格な教会に家族ごと入信している。そのため、テレビやラジオその他の娯楽は一切禁止されている。それでも彼は聖書に自分の空想で思いついた物語を絵に描いていた。ある日学校で、テレビを見る授業があり、ウィルは一人廊下に出て自習していた。すると、端の教室から教師に叱られて外に出された問題児のカーターがボールを投げてきた。それが出会いだったが、カーターは言葉巧みにウィルを誘い自分の家に連れてきた。カーターの母親は再婚した相手と海外で暮らし、普段は新しい父の経営する老人ホームで暮らしていた。数歳年上の兄がいるがこれまた悪ガキと遊び歩いていた。カーターは兄の命令で映画館でビデオ撮影した「ランボー」のダビングをするように言われていた。そこで、ウィルは生まれて初めてビデオで映画を見て、すっかりランボーに魅了されてしまった。翌日カーターからBBCで募集しているビデオ映画を一緒に作ろうということになった。シナリオはウィルの描いている聖書の話を織り込んだランボーの息子ということで、囚われたランボーを息子が助けるというものだ。しかし、厳格な宗派の戒律を破ることになり、教団から責められるウィル。それでも、カーターとの日々は楽しくて仕方がない。そんななか、フランスから短期留学に来ているジョシュアが興味をもった。彼はウィルたちより学年が上で女性徒の取り巻きもいた。カーターとウィルの間に入ってきた彼らは撮影をぶち壊しにする。そこで、ウィルとカーターは怪我をするが、カーターは足の骨を折る重傷だった。しかし、その現場での会話が大きな意味を持っていた。
 親と同居できず、兄と自由な生活が出来てよかったとうそぶくカーター。一方父を突然亡くし、母は祖母の介護にかかりっきりで、つい怒ってしまう。さらに娯楽も禁止されている暮らし。実は母もかつて音楽に魅せられたが父親に禁止されてしまった経験があった。やがて、ウィルの素行がばれ、教団から破門すると脅かされたところで、母はウィルの側に立った。一方カーターも母親は一度も出てこないが、邪険されてつつも一番慕っていた兄に気持ちが通じるという、肉親の情が描かれている。それと、血の儀式までする友情は見事に描かれている。映画とは直接関係ないのだが、ウィルたちが撮影に使った廃墟のような建物は形状からして「原発」ではないかと思った。
 それにしても、ラストは映画好きにはたまらないものだった。


監督:ガース・ジェニングス
出演:ビル・ミルナー、ウィル・ポールター、エド・ウェストウィック、ジェシカ・スティーブンソン
2007年英・仏映画   上映時間:94分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

義兄弟
 1994年ソウル、とあるマンションに二人組の男が訪ねてきた。応対に出た老女がいきなり消音銃で撃ち殺された。次に若い女性もまた射殺されてしまう。その頃イ・ハンギュ国家情報院対北第3チーム長が入手した情報を元に現場に向かっていた。そこには、金正日のはとこが住んでいた。二人の男はソン・ジウォンと韓国国家情報院が「影」と呼ぶ北朝鮮から潜入した工作員たちだった。そして、金正日のはとこも殺されたが、ジウォンは彼が連れていた幼い男の子を守ろうとした。ちょうどそんな時、ハンギュのチームが到着し、影と銃撃戦になった。しかし二人は何とか逃げ切ることができたが、ジウォンは見張り役でマンションの入口に残していたテスンが情報院の捜査官と話しているのを目にした。しかも、マンションから出てきた人間の姿は全てカメラで撮影されていた。その際ハンギュとジウォンはすれ違うが影が盗んだバイクで逃げるのをパトカーで追った。しかし、ハンギュは二人を逃してしまい、上層部に報告せずに行動したことで、情報院を解雇されてしまった。それから6年後、金大中大統領と金正日会談がおこなわれた。ハンギュは妻と離婚し単身探偵業をおこなっていた。韓国にもベトナムやフィリピンなどから結婚したり出稼ぎに来たりという人が多く、環境の違いから失踪してしまう人が多くいて、そうした人々を探すのがハンギュの仕事だった。ある日、警察から懸賞金の出ているベトナム人組織のボスを見つけようと、ハンギュは二人の部下と共に彼らのたまり場に潜入した。しかし、すぐにばれて袋だたきに遭うところ、彼を助けたのはジウォンだった。すぐに、気がついたハンギュはジウォンに自分の会社で働かないかと誘うのだった。金に困っていたジウォンはハンギュのところで働くことになった。住むところはハンギュの自宅兼事務所で共同生活することになった。しかし、外国人の人権を尊重しないハンギュに対してジウォンは人道的に対応した。こうした生活のなかで、ハンギュはジウォンの正体をを知った上で義兄弟となろうというのだった。そうしたなか、かつての失敗から北朝鮮当局から疎外されていたジウォンは影と連絡をとり、新たな任務に就くことになる。しかし、ジウォンの動きは情報院に筒抜けだった。そして最後の任務を遂行するなか、情報院のメンバーとハンギュも現場に向かった。
 当初、韓国の裏社会の映画なのかと思っていたが、北からの工作員と敵対する情報院の捜査員との物語で、出だしから引き込まれた。それと、かつて日本には韓国から結婚を目的に来日した女性がいた。それが、今や東南アジアから韓国に花嫁としてやってくるというらしい。あわせて、韓国でも核家族化進んでいるものの、日本同様お盆には家族が集まるようだ。こうした情景は「牛の鈴音」にも出てきた。こうした、韓国の現代の状況も踏まえての物語はなかなか面白かった。エンディングも細かいことは抜きに粋な終わりかたでよかった。


監督:チョン・フン
出演:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン
2010年韓国映画   上映時間:116分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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