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 1969年1月東大闘争が終焉を迎えるところから物語は始まる。東大出身で記者志望の沢田は就職した東都新聞社で「週刊東都」の記者として働いていた。しかし、沢田は後輩たちの闘いを、安全地帯で傍観するという立場に後ろめたさを感じていた。そんななか、全共闘運動にシンパシーを持っている先輩記者平山から、全国全共闘結成総会に地下に潜入していた東大全共闘の唐谷議長を会場まで車で送るように言われた。そこで、挨拶をした唐谷は逮捕され、70年安保への決起を呼びかけた。70年安保の後、三島由起夫の市ヶ谷駐屯地での事件を経て、全共闘運動に陰りが見えてきた頃、中平とともに京西安保共闘幹部を名乗る梅山と接触した沢田。梅山は銃を奪取して4月に決起すると豪語する。経験豊富な中平は梅山が食わせ物だとすぐに見破る。しかし、人のいい沢田は梅山の話に引き込まれていく。そんな頃、沢田は東都ジャーナルに配属となる。沢田は梅山の希望で京大の助手でありながら全共闘運動のカリスマ的な存在でもある前園勇に引き合わせる。こうしたこともあり、梅山は4人の仲間と赤邦軍を名乗ることにする。そして、自衛官の制服を調達し、埼玉県朝霧駐屯地に潜入し武器を奪取する計画たてる。梅山は沢田にヘルメットやビラを用意したアジトに案内する。沢田は思わず俺だけに取材させてくれと口走る。決行の日、赤邦軍は武器を奪えず、見回り中の自衛官を刺殺し、現場にヘルメットやビラを置いて逃走した。独占取材をする沢田とに東都新聞社会部の記者。ところが、東都新聞としては梅山たちは単なる殺人犯という扱いで記事は掲載されなかった。しかも、梅山から自衛官の腕章を預かっていたこともあって、新聞社を懲戒免職になった沢田。その後逮捕された梅山は、一連の行動が前園からの指示であると供述し、このため前園は10年以上もの潜伏を余儀なくされた。
 赤衛軍事件として記憶に残っているが、当時からこの事件は胡散臭いと思っていた。そもそも、武装闘争を志向する人間がマスコミと接触することなど考えられない。冒頭に、梅山が自ら創設したサークルで武装闘争を語るが、その目的はと問われて応えきれないところに、答えがあったと思う。マスコミに接触して自らを偽証してでも、自己顕示をしていきたいという欲望があったのだろう。実際、逮捕された梅山のモデル菊井良治は、他の事件についても偽証している。こんな程度の人間にすっかり騙されてしまい、スクープを狙ったのが運の尽き。それより、桜画報の赤瀬川原平や週刊朝日の表紙を飾った保倉幸恵のことを思い出した。


監督:山下敦弘
出演:妻夫木聡、松山ケンイチ、忽那汐里、石橋杏奈、長塚圭史、あがた森魚
2011年日本映画   上映時間:141分
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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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