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2011/05
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ストーン
 デトロイトで仮釈放管理官として働くジャック・メイブリーはまもなく定年を迎えようとしていた。家庭では妻と結婚して43年になり、一人娘は結婚している。毎日曜日には、教会に通っており、通勤中もキリスト教の番組を聴いている。ただ夫婦は惰性で暮らしている。お互いに無関心なのだが、若い時妻は家を出ようとしたことがあった。その時夫ジャックが二階に駆け上がり、出て行くのなら窓から幼い娘を落とすと脅したことがあった。それ以来、妻は諦めて、ただ淡々と暮らしてきたようだ。一方、ジャックは生真面目に仕事を続け定年前の最後の一件がジェラルド・クリーソンの担当だった。彼は自ら「ストーン」と自称していた。改めてジャックはストーンに犯行について聞くと、そんなことはすでに調書に書いてあるだろうと反抗的な態度をとるのだった。それでも彼は従兄弟と共に祖父母の家に行き、自分が外にいる間に従兄弟が祖父母を殺していたというものだった。どうしようと言われたので、ガソリンをまいて家に放火したというものだった。それでも、刑務所で真面目にしており、充分仮釈放の条件を満たしているから、早く出して欲しいというストーンの主張だった。しかし、ジャックはストーンの反省が本物かを探ろうとしていた。そこでストーンは妻に連絡をとり、ジャックを誘惑して仮釈放に有利になるような書類を作らせろと命じる。ストーンの妻ルセッタは美人で昼は幼稚園で働いているが、夜は売春をしている。そこでルセッタはジャックの家やオフィスに電話かけまくる。しかし、ジャックは留守電にしていっこうに対応しない。そこで、刑務所に出勤してきたジャックを待ち伏せし強引に話しかけるルセッタだった。しかし、ジャックは担当する受刑者の家族と会うのは禁じられており、許可を取ってからにして欲しいと冷たくあしらうのだった。それでも執拗に電話をかけ続けるルセッタについに会ってしまうジャック。後は彼女の手練手管にまんまと乗せられ一線を越えてしまう。反省はするものの彼女の魅力に惑わされ、手心を加えた文書を作成してしまう。一方、ストーンは自己啓発に没頭し精神世界にのめりこみ、自らの犯行も客観視出来るようになっていた。ジャックはルセッタの関係を持つようになって、これまで自分が偉そうに善行を説いてきたはずが、自らが過ちを犯しつつも偽善的に振る舞うことへの後ろめたさから、汚いことばを多用する。そして葛藤の末、ストーンは仮釈放される。そして、ジャックも職場を去ることになる。彼は、ストーンが妻との関係を根に持って脅しに来るのではという思いにかられ、手元から銃を放せなくなっていた。すると、夜中に階下から火の手が上がりジャックの家は全焼してしまう。火事はストーンによるものと決めつけるジャックに妻は階下の電気は漏電しそうだったし、地下には燃えやすいものが一杯だったからというのだった。それでも、気が収まらないジャックはストーンの家に銃持って出かけるのだった。
 エドワード・ノートンが粗暴で危ない囚人役から、精神世界に目覚めていくあたりを、ヘアスタイル、目つきで上手く表現している。一方、初老のロバート・デニーロはミラ・ジョヴォヴィッチ にのめりこんでいくが、冒頭の若い頃の振る舞いが示しているように、本来かっとなって危険な行為をおこなってしまうという本質を隠しながら、囚人たちに通り一遍の話だけで、あたかも改悛や反省を読み取ったような仕事ぶりを表現している。ところが、それは妻との関係からしてとんだ欺瞞的なものだった。神など信じていないくせに、宗教放送をうわべだけ聴くなどこれまでの生活が上べだけ取り繕ったものだったことを、逆説的に描いているのだろう。


監督:ジョン・カラン
出演:ロバート・デ・ニーロ 、エドワード・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、フランセス・コンロイ
2010年米映画    上映時間:109分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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