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フローズン
  大学生の3人組、ダンとパーカーは恋人でもう一人のジョーはダンと幼なじみの親友で週末スキー場に来ていた。ダンはスノーボード初心者のパーカーにつっききり、スキー上級者のジョーも二人に付き合って少々飽きていた。いくらか滑れるようになったので、リフトで上に行こうする。するとダンが、パーカーにリフト係を丸め込んでリフト代をまけてもらうように言いくるめる。何とか、安くあげることが出来て、夕食後に最期の一滑りをすることになった。しかし、リフト係はこれから吹雪になるという予報なので、これで終わりと赤い旗をリフトに乗せていた。それでも、ダンとジョーは上から一気に降りてくるからと懇願し3人はリフトに乗った。この日は日曜日で、来週の土曜日まで閉鎖になるという。リフト係は尿意を催したので、同僚を呼び止めて交代する。その時、あと3人降りてくれば全員滑り終えると言い残していった。ダンたちはリフトの上から、3人の男たちが急いで滑っていくのを上から見ていた。この3人が到着した時点で、下から上にこれで終了という合図が出された。上には赤旗も行っており、リフトはストップしてしまう。ダンたちは、昼にもあったちょっとした機械のミスぐらいにしか考えていなかった。すると、スキー場の照明も次々に落とされて暗くなってしまった。慌てる3人だが、周囲には誰もいない。しばらくすると雪が降り出してきた。そんななか、雪上車のライトが下に見えた。3人はスキーのストックやパーカーは手袋を投げ、助けを求めた。しかし、雪の中で視界も悪く、下の管理室と連絡を取って雪上車も帰っていった。こうなると、不安がさらに増幅してしまう。寒さで、尿意を催したパーカーとジョーだが、ジョーはリフトの上から放尿した。しかし、パーカーはひたすら我慢する。そうこうするなかで、遠くから狼の鳴き声が聞こえてきた。寒さのなか、3人とも携帯電話は持ってきてないので、何とか下に降りなければ助けも呼べないという状況だ。そこで、ダンが下の雪面まで15メートルほどあるなか、飛び降りることにする。すると、下からダンの叫び声が聞こえてきた。彼の足は骨が見えるほどの骨折をして、動くことが出来なかった。気がつくと、狼たちが集まってきてダンの周りを囲んでいた。そして、ダンの断末魔の叫び声が周囲に響いていた。パーカーは恐怖もあって、失禁していた。翌日、眠りから覚めると、パーカーの手は素手で握っていたリフトの手すりにくっついていた。すっかり凍傷になっていた。いを決した、ジョーは破れた手袋でリフトのワイヤーにぶら下がり、途中の鉄塔まで行くのだった。何とかたどり着き、スノボーに乗り下に助けを求めに行った。それから何時間が経過して、取り残されたパーカーは今にもリフトがワイヤーから外れそうになっていた。
 怖いたった一つのシチュエーションにどう対処するのかというだけの物語だ。次々に悪い方に向かっていくのはわかるが、リフトの上ではどうにもならない。そうしたなか、場つなぎに身の上話になっていったりするが、これは後の展開と無縁なので、どうでもいいと思った。それより、雪が降り始め、すばやく滑降しなければならないという状況にあって、なぜパーカーがリフトに乗ったのかが理解できない。昼間も何度も転び、あまり早く滑れないのはわかっているのだから、せめて最期は二人に滑りを堪能するように、身を引き一人でロッジで待っているという選択肢が一番妥当なはずだ。そうすれば、たとえ二人がリフトに置いてけぼりにされたとしても、管理人に言えば助けられたのにと思ってしまった。


監督:アダム・グリーン
出演:ケヴィン・ゼガーズ、ショーン・アシュモア、エマ・ベル、エド・アッカーマン、アダム・ジョンソン
2010年米映画   上映時間:93分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

ソーシャル・ネットワーク
  2003年の秋、ハーバート大学2年生のマーク・ザッカーバーグはボストン大学の女子大生エリカと口論になった。それは、マークの早口の物言いが二人の話題とかみ合わず、到頭エリカは別れると言い「最低な性格」と言われてしまう。怒ったマークはすぐにブログに彼女のことを誹謗する内容を書いてしまった。酔っていたこともあり、その後ハーバート大の各寮の女性の顔写真を集め、公開していないものはハッキングして、任意に二人の顔をアップして好みの方を投票するというシステムを完成させた。すると、瞬く間にアクセスが集中し4時間経った朝の4時には2万2千人がアクセスしたため、サーバーがダウンしてしまった。後日、マークは大学に呼び出され半年間の保護観察処分となった。それでも、マークの名前は一躍有名になった。すると、ボート部でエリートのキャメロン&タイラー・ウィンクルボスの双子の兄弟と友人のディヴィヤ・ナレンドラはマークのプログロムの腕を見越して、ハーバード大生専用のコミュニティサイト「ハーバード・コネクション」の制作協力を依頼する。ハーバート大学の男子学生に群がる女性たちとの出会いの場としようと考えていた。マークは彼らの申し出を受け入れた振りをしながら、親友のエドゥアルド・サベリンに1000ドルを出資してもらいザ・フェースブックを立ち上げた。すると、たちまち多くのアクセスと登録者がでてきた。その後、他大学にも波及した。そんな折り、スポンサー探しにマークとエドゥアルドは出かけるが、そこでショーン・パーカーと合った。彼はかつて、ナップスターというファイル交換ソフトを立ち上げ、自由にMP3に変換した音楽ファイルを交換できるようにした。そのため、米音楽業界から著作権法違反等の訴訟を起こされた若手の起業家だ。ショーンもフェイスブックを知っていて、いろんなアドバイスをする。マークもpcのプログラムも熟知しているショーンにすっかり魅入られた。やがて、マークはフェースブックの本拠地をシリコンバレーのあるカリフォルニアに移した。そこで、偶然ショーンに再会し、これまでのザフェースブックからただのフェースブックに名称を変えたり、株式会社の内容を変更し新たにショーンも株の7パーセントを所有し、本格的にフェースブックの運営にかむようになった。ただ、エドゥアルドは自分が共同経営者としてないがしろされていることに腹を立て、マークの元を去っていく。それでも、ショーンの主導でヨーロッパをはじめと世界に進出していった。そんなおり、ショーンがコカイン所持で逮捕され、彼も会社を去る。マークには、キャメロンとタイラーの双子の兄弟からの訴訟とエドゥアルドからの訴訟を抱えていた。しかし、マークはその時点では、米国を代表するような億万長者になっていた。
 SNSという社会的コミュニケーションネットワークサービスで、日本ではmixiやGREEが有名だが、世界的にはこのFacebookが6億人の会員数を持ち最大だと言われている。先のチェニジュアの政権崩壊にもこのFacebookとTwitterが活躍したのは記憶に新しい。そんな、ツールの開発者の実話を元にした作品。マークのプログラミングやPCを自在に操る天才ぶりは、目を見張るものがある。ただ、対人関係では、本音の友人や恋人を最後まで作れないといった孤独感が滲み出ていた。しかし、彼はひたすらPCのキーボード叩くことで紛らわせてはいるのだが、空虚感が漂っている。最後に最初に惹かれた女性エリカのFacebookにただ観るだけで、次のステップを踏めないあたりの描き方がよかった。訴訟も結局は有り余った金で解決するという。ここまでくると、金はそんなに執着する対象にもなっていないのだろう。現代をまさに描く秀作だと思う。


監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク、ブレンダ・ソング
2010年米映画   上映時間:121分

テーマ : 最近観た映画
ジャンル : 映画

カプリコン・1
 月の次は火星へという、アメリカのNASAが人類初の火星有人飛行をおこなうことになった。前日から出発時間が遅れ、いよいよカウントダウンが始まった時、突然ハッチが開き3人の宇宙飛行士たちは、ロケットから降ろされ秘密裏にとある基地に連れて行かれた。そこには、有人火星探査計画の責任者であるケロウェイ博士がいた。博士は数ヶ月前に、宇宙船内の生命維持装置の不具合が発見されたが、ここにきて中止にはできないという判断をしたという。それは、議会内に高額な予算を削減したいという勢力がおり、ここでの中止は彼らの口実にされ、今後火星探査が出来なくなる恐れがあるというのだ。そこで、この基地でつくられた火星のセットと宇宙船で火星着陸をテレビ中継するという計画が打ち明けられた。宇宙飛行士のブルーベーカー、ウイリス、ウォーカーはこのねつ造行為が人類と科学を裏切る背信であり、断じて同意できない返答する。すると、博士は現在宇宙飛行士たちの家族はロケットの発射を見送り帰りの飛行機の中だという。もし、飛行士たちが拒否すれば、飛行機は事故として墜落すると脅される。やむなく、同意した3人は数ヶ月間基地に閉じ込められることになった。通常の通信や3人のデーターは訓練の時にとったものを流していた。しかし、ある一人の職員が映像のデーターを個人的に調べていて500キロ弱程しか離れてないという計算をしてしまった。上司のケロウェイ博士に報告し、友人の報道記者のコールフィールドにも話したのだが、数日後彼は忽然と行方がわからなくなってしまった。コールフィールドは彼のアパートに確認にいくとまったくの別人が住んでいた。しかも、コールフィールドの車のブレーキにまで細工され、あやうく交通事故死するところだった。それでも、何ヶ月が過ぎ、火星に着く頃になり、3人はセットの宇宙船から火星への一歩を踏みしめた。しかし、火星での動きは映像をコントロールする技師がスローモーションに変換して地上向けに放送した。両親の呵責に耐えられずブルーベーカーは地上の妻との交信で思わず、本当の事を話しそうになったが、息子の作文を聞き、何とか踏みとどまったのだが、あるコールサインを口にした。そこから、また数ヶ月後いよいよ地球へ帰還ということになった。カプセルは海に着水するので、そのカプセルに乗って回収を待つという段取りになっていた。ところがNASAの地上基地に緊急コールが流れ、宇宙船の耐熱装置が故障し大気圏突入で燃え尽きてしまうということになった。そのやりとりを聞いていた3人はこれでは、皆殺されると思い、この秘密基地から脱出する。しかし、乗り込んだ飛行機には燃料があまりなく、やむなく砂漠地帯に不時着し、3人それぞれが違う方向を向いて歩き始めた。
 この映画は、今でも語りぐさになっているアポロの月面着陸が地球上のセットで撮影されたものだという話を彷彿させた。そういう意味で、現実に放送されたものは白黒画面だし、あのような画面はいくらでも作れるはずだ。それはそうと、現実の火星探査はやはり予算的に難しかったのだろうか。この映画からかなりの時間が経過していて宇宙開発の現状を見比べてみるのも面白い。


監督:ピーター・ハイアムズ
出演:エリオット・グールド、ジェームズ・ブローリン、ブレンダ・ヴァッカロ、O・J・シンプソン、テリー・サヴァラス
1977年米映画   上映時間:124分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

アンストッパブル
 ペンシルバニア州にあるフラ-操車場から次々に貨物車が発車していく。この日、一人の新人ウィルが車掌として配属された。運転手はフランクで、勤続28年の大ベテランだ。一方のウィルはコネで入社している。ベテランたちは、古株を解雇して若い低賃金の社員を補充する会社の方針を批判していた。そんななか、フラ-操車場の労働者たちもいまいち仕事に身が入らないなか、始業点検でブレーキホースが接続されていない状態を見つけるが機関士のデューイは発車してしまう。すると、前方のポイントが切り替わっていないことに気づき、ブレーキをかけて機関車を飛び降り、ポイントを変えて慌てて機関車に乗り込もうとしたが、乗り切れなかった。すると、この機関車777号は無人で走り出し、ブレーキもはずみで解除され、最高速で走り出してしまった。この日はちょうど小学生の社会科見学でもあり、無人の777号と最初に遭遇することになった。管制を担当する操車場長のコニーは携帯電話で溶接担当のネッドに先回りして、777号車を本線から違う線路に移すべくポイントを変えるように指示をする。しかし、777号車は予想を超えたスピードで驀進していた。それでも、子どもたちの乗った列車はかろうじて、回避できた。コニーは今のうちに脱線させ、人口の多い都市部に被害を及ぼさないよう進言する。しかし、会社上層部は、先回りさせた機関車を777号の前から連結させ、ヘリで運転席に機関士を乗せようとした。しかしすんでのところで、失敗。機関車は転覆し機関士は死亡、空からの進入も失敗し、777号車はさらに進んでいく。その頃、前方からフランクとウィルの機関車が走っており、回避線に入らなければ衝突してしまう。777号は19万リットルのディーゼル燃料と発火性の強い有毒物質が大量に積まれていることも判り、フランクとウィルは後ろから追っかけて連結して減速させようと考えていた。この先にある、大カーブでスピードダウンさせなければ、下にある石油基地もろとも大惨事が予想された。二人はこの困難な仕事に全力でぶつかっていった。
 最初、黒澤明脚本でハリウッド映画「暴走機関車」のリメイクかとおもったが、2001年に実際にあった話が下敷きになっているのが本作品だ。アメリカの鉄道はほとんどが、いまだに電車ではない、この作品に出てくる機関車も電気ディーゼル車だ。だから、屋根を伝っての移動もできるのだ。そのあたりは、映画ではけっこう、見せ場にはなる。ただ、トニー・スコット監督とデンゼル・ワシントンによる前作「サブウェイ123 激突」では日本の地下鉄の車両や運行状況を手本にしようというあたりが出ていたが、今後新幹線及びその管制システムをもアメリカで導入するかもしれないというニュースを見るにつけ、かなり難しそうという感想をこの映画でもってしまった。前作はかつて「サブウェイ・パニック」にリメィクだが、オリジナルを超えられなかった。それで今度は「暴走機関車」ではなく、実話を元にしているのだが、映画としてはやはり「暴走機関車」を意識しているのは言うまでもない。ただ、走行中の自動車から機関車への移動というのが、上手い具合に出来るものなのか、疑問をもってしまった。


監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、クリス・パイン、ロザリオ・ドーソン、ケヴィン・ダン、イーサン・サプリー
2010年米映画  上映時間:115分

テーマ : 最近観た映画
ジャンル : 映画

天使の恍惚
  1970年代初頭、安保闘争後の東京。四季協会(春夏秋冬を冠した指揮官が3ヶ月の月名を名乗る隊長以下月から日までの曜日を冠した兵士で構成)という革命組織が爆弾闘争を準備する。それは秋軍団が米軍基地から爆薬と武器を奪取するところから始まった。陣頭指揮は十月で以下月曜日から日曜日までの7人が米軍基地に潜入した。計画通り武器や爆薬を奪ったが、あと少しのところで、歩哨に見つかり銃撃戦になり、4人が死亡した。十月も目をやられてしまった。九月隊との待ち合わせ場所にやって来たのは秋だった。負傷した十月を車に乗せていった。アジトに戻り月曜日と金曜日は成功を祝い、祝杯とともにベッドインしていると、そこに二月以下の冬軍団が現れ、十月たちの奪った爆薬と武器を渡すようにと言う。それを拒否すると、二人は拷問のように責められ口を割らされる。そして、その後は冬軍団が爆弾闘争を展開する。視力を失った十月に秋からの伝言を伝える土曜日。最高指導者の一年は秋軍団を解散し冬軍団に合流せよと秋に命じ、この指示に従うよう十月や月曜日、金曜日に伝える。しかし彼らは、今さら指示には従えないとして、自らで落とし前をつけると宣言する。そして、アジトのひとつを爆破する。この後、彼らは独自に爆弾闘争を展開していく。そして、最後は十月もまた。爆弾を抱いて新宿の町を歩いていく。
 当時の新聞記事が映し出され、あの当時を思い出した。いわゆる「土田・日石・ピース缶爆破事件」をはじめ新宿クリスマスツリー爆破事件」で警察関係者や派出所・交番などが爆破され、この映画の後に「東アジア反日武装戦線」による三菱重工やゼネコンなど大企業を連続して爆破した事件が現実に起きたことを覚えている。映画の四季協会は19世紀フランス革命においてブランキがつくった少数精鋭の武装組織からとったもの。ただ当時としても、いわゆる新左翼の側からしてもこうした爆弾テロといった闘争形態は「一揆主義」「ブランキズム」批判されただろうし、思想的にも女性解放戦線、「障がい者解放戦線」などから差別語は指摘されたと思う。自らの行動に行き詰まり仲間を見捨ててしまった荒紗ゆき演じる秋が語る「問題は,水準なんかで語るべきではなかった、力量の標準なんてなんの意味もなかったのよ。本気で孤立できるヤツ、自分の体だけで闘えるヤツ、孤立を恐怖して何が出来る。孤立した精鋭が世界を変える、世界をつくる。市民なんか何時まで経っても市民でしかない。大衆なんか何時まで経っても大衆でしかないじゃないか。孤立した精鋭が世界をつくるんだ。」と叫ぶあたりに限界が露呈していた。ただ、「新宿泥棒日記」でも存在感があった横山リエは浅川マキにも似た歌までも披露していた。それと、当時のピンク映画の常道パートカラーも懐かしかった。


監督:若松孝二
出演:吉澤健、本田竜彦、横山リエ、荒砂ゆき、山下洋輔
1972年日本映画  上映時間:89分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

最後の晩餐
 1970年代初頭、パリの由緒ある邸宅に4人の男が集まった。その家は裁判官のフィリップの親が残してくれたものだが、ずっと使っていなくて年老いた管理人がメンテナンスをしていた。フィリップは独身で小さい頃両親を亡くし乳母に現在も身の回りの世話をしてもらっていた。マルチェロは国際線のパイロット、ミシェルは俳優、ウーゴはシェフで、それなりの地位もあるが何か人生にもの足りなさを感じ、贅を尽くした美食をたらふく食べて死にたいという願望をもって集まったのだった。そこには、大量の高級食材が搬入された。ウーゴは腕によりをかけ、3人を助手にごちそうを作り、ひたすら食べ続けた。すると、マルチェロは女性がいないと落ち着かないと言いだし、夜に3人娼婦を呼ぶことにした。そこに、詩人・哲学者として有名なボワローの菩提樹を見にきた女教師アンドレアと小学生が訪ねてきた。4人は子どもたちに対して、マルチェロは超高級車ブガッティを整備しているところを見せたりしながらも、ふんだんにあるごちそうもふるまった。そして、フィリップはアンドレアをディナーに誘った。集まった女性たちは、空腹でもないのに、食べ続ける姿に違和感を覚える。ただ、招待をうけたアンドレアだけは、その中に入り込みフィリップと一夜をともにする。感激したフィリップはアンドレアと結婚すると公言する。やがて、娼婦たちは帰ってしまうが、アンドレアがフイリップ以外の3人とも関係する。こうしたなかで、マルチェロが動くようになったブガッティに乗って出て行くと言い残し家を出た。しかし、翌朝雪の中に車に乗ったまま凍死したマルチェロの姿があった。このショックからか、ミッシェルは消化不良を起こし、脱糞しながら死んでしまう。それに、家のトイレも糞尿があふれ出してしまった。それでも、ごちそうを作り続けるウーゴは死を予兆する卵の輪切りを添えたものを淡々と食べ続け、彼もまた息絶えた。そして、食材の追加が届けられた頃、フィリップもまた食べながら死を迎えた。 もう40年近く前に、この映画の予告編を見た。マルチェロが車で凍死している場面やウーゴがマーロン・ブランドの真似をした場面を覚えていた。あらためて観たが、なかなか面白かった。特にアンドレアが4人を受け入れ、あたかも慈母のような印象すら受けた。なぜ4人が死ぬことにしたのかは、説明はないのだが人生に疲れたのか、単にニヒリズムなのかよくわからない。しかし、それなりに準備もしており、それなりの決意も窺われる。それにつけても、いかに贅沢なごちそうとはいえ食べ続けることは、けっこう厳しいに違いない。それにしても、有名スターがそれぞれ芸名をそのまま役名にしたり、けっこう面白かった。


監督:マルコ・フェレーリ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、ウーゴ・トニャッティ、ミシェル・ピッコリ、フィリップ・ノワレ、アンドレア・フェレオル
1973年仏映画  上映時間:130分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

必死剣 鳥刺し
 海坂藩主右京太夫の観能の会が終わり、藩主以下が退席する途中、近習頭取・兼見三左エ門がいきなり側室の連子の胸を一差しにした。城は騒然となり、三左エ門はすぐに捕らえられ、神妙に沙汰を待っていた。城内では、連子のこれまでの所行が取りざたされていた。美貌に取り込まれた右京太夫の寵愛を背景に政治向きにまで口を出し、緊縮財政を余儀なくされた財政状況下でも贅を極め、それに逆らう者は詰め腹を切らされるという事態にまで至っていた。三左エ門は同僚らが「女子の毒でご政道が病んでいる」といった話に耳を傾けるだけだったが、先年妻の睦江を病気で亡くし、独り身での独断で連子刺殺をおこなったのだ。こうした同情があったものの、打ち首は免れないという見方が大半だった。ところが、中老・津田からは意外な沙汰が下された。それは1年の閉門と禄の減少というものだった。そこで、奉公人に暇を出し「下女」と姪の里尾だけを残し、三左エ門は物置に自ら入り謹慎蟄居をするのだった。やがて1年間の閉門は解かれた。久しぶりに自由の身となった三左エ門は単身藩内を歩くことにした。その折り、藩内の百姓の暮らしぶりを見て回る藩主の別家・帯屋隼人正と遭遇する。この隼人正は連子に振り回されてきた藩主右京太夫の民百姓に過酷な年貢を強要する姿勢に不満を抱いていた。すると、三左エ門は津田から禄を旧に戻し、右京太夫の近習として再び城で勤務するように言われた。その際、津田は三左エ門が「必死剣・鳥刺し」の使い手であることを聞いてきた。それでも、右京太夫は連子のことがあってか、三左エ門と顔を合わすのを嫌がっていた。一方、家では献身的に身の回りを世話してくれる姪の里尾の行く末が気になり、見合いをさせる。しかし、里尾はいつしか三左エ門に恋していたのだった。そして、一夜だけの契りを交わし、田舎の知り合いの元に預け、必ず迎えにゆくと声をかけたのだった。そんな折り、城内に別家隼人正が刀を持って右京太夫への目通りを請うてきた。その雰囲気に気圧されて皆が引き気味のところ、ただ一人三左エ門だけが「お手向かいいたす」と隼人正に対峙する。
 藤沢周平の短編を映画化したものだが、今回は中級武士ということだが、豊川悦司が好演している。ただ別家の吉川晃司もいいんだが、もう少し彼の行動と思いを描いて欲しかった。そうすれば、ラストがもう少し深いものになったと思う。ただ、残念なのは里尾役の池脇千鶴はもう少し色気があればいいのだけど、何か子どもぽくて相手役としてはいささか不満が残った。戸田菜穂がけっこういい味出しているだけに、余計に目立った。必死剣もなかなか見応えがあった。


監督:平山秀幸
出演:豊川悦司、吉川晃司、池脇千鶴、戸田菜穂、小日向文世 、岸部一徳
2010年日本映画  上映時間:114分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

バーレスク
  アイオワのレストランで働くアリは、単身ロスへ出て行く決心をする。夢は歌手になることだった。しかし、ロ スで歌やダンスの仕事はなかなか見つからず、仕事探しに疲れたアリが見つけたのはラウンジ「バーレスク」だった。店に入ると、オーナーのテスの歌声に魅了されるテス。さらに繰り広げられる歌やダンスは充分にに魅惑的でさっそくこの店のステージに立ちたいと思うのだった。そして、最初に声をかけたバーテンのジャックにウェートレスの仕事を自ら買ってでたアリだった。やがて、有り金全部盗まれ、ジャックの元に転がり込んだアリは、ようやくオーディションでダンサーに採用される。しかも、主演のダンサーがアルコール依存症で遅刻したり、酔っていたりすることで、アリが急遽代役に立つことになった。すると、嫌がらせで音楽を止められてしまった。これに対して、アカペラで歌い出すアリの歌は客を圧倒するものだった。こうして、一躍アリを中心に舞台を構成するテスとダンスの振り付けのショーン。しかし、テスは多額の借金を背負っており、その返済が出来なければ店を手放すことになるという。そこに、現れたのはテスの元夫とマーカスという資産家だった。マーカスがこの店を買い取るというのだった。しかし、テスは何としてこの店は守りたかった。ただ、マーカスはテスの才能を評価し、彼女への援助を申し出た。一方アリとルームシェアをしているジャックにはニューヨークに公演に行っている役者の婚約者がいた、それでもしだいにアリに恋するようになったジャック。人気の出てきたアリは、バーレスクの店を救うことができるのか。
 アリ役のクリスティーナ・アギレラの歌や踊りを堪能するための作品。細かいストーリなどは二の次でいいと思った。それと、テス役のシェールもさすがだと思った。それにしても、日本のアイドルなど足下にも及ばないエンターティメントのプロとしての歌や踊りはさすがとしか言いようがない。


監督:スティーヴ・アンティン
出演:クリスティーナ・アギレラ、シェール、クリスティン・ベル、キャム・ギガンデット、スタンリー・トゥッチ、エリック・デイン
2010年米映画   上映時間:120分

テーマ : 最近観た映画
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