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クロッシング
 北朝鮮の北部の炭鉱で働くヨンスは、妻のヨンハと11歳の息子ジュニと暮らしていた。家族ぐるみのつきあいをしている親友のサンチョルは親戚が中国の朝鮮族自治州にいることもあって当局から貿易が認められていた。ある日ヨンハが肺結核に罹っていることがわかるが、薬は中国にしかないと言われ、サンチョルに頼み込むヨンスだった。しかし、サンチョルが禁制品を持ち込んだという嫌疑で逮捕されてしまう。しかたなく、ヨンスは一人で中国に行き、働いて妻のための薬を買おうと単身出かけることになった。しかし、残されたヨンスは栄養失調もあり、亡くなってしまう。一人取り残されたジュニも、父親の後を追って中国に向かった。しかし、国境近くの町は行き場のない子どもたちが溢れていた。偶然そこで逮捕されたサンチョルの娘でジュニの同級生だったミソンと再会し、一緒に中国に行くことになった。しかし彼らは、もう少しのところで、国境警備隊に捕まってしまい、収容所に入れられた。一方ヨンスも金を貯めたところで、中国の公安の手入れにあい金を失ってしまった。そこで、金をもらえるということで、瀋陽の外国大使館に亡命する。そして韓国に渡り、あまりの違いに愕然とするヨンスだった。しかし、韓国でもひたすら働き、妻と息子の消息を調べてもらうよう依頼し、息子を何とか脱北させるべく手を尽くし、ようやく携帯電話で話すことが出来た。そして、いよいよ実行の時が迫っていた。
 先日、金賢姫が特例で来日し、拉致被害者と面会した。金自身もう24年も前に、大韓航空機爆破事件を引き起こし、その後の北朝鮮の状況など知らないのに、何を今さらという気がしてならない。一方、この映画は、現実に起きた亡命事件をモチーフにした作品だが、見ていて本当に切なくなる。普通の生活すらも維持するのが困難な状況がつぶさに見て取れる。ジュニとミソンの収容所での過酷な生活は印象的だった。北朝鮮の未来は見えず、絶望にがんじがらめにされ、明日の糧までおぼつかない状況は当分変わりそうにもないようだ。


監督:キム・テギュン
出演:チャ・インピョ 、シン・ミョンチョル、ソ・ヨンファ 、チョン・インギ

2008年韓国映画  上映時間:107分
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

バッド・ルーテナント
 ハリケーン・カトリーナが襲来した直後のニューオリンズ。警官のテレンスはたまたま訪れた水没した警察で留置所に取り残された囚人を助けた。それで警部補に昇進したテレンスだが、私生活はひどいものだった。あきらかに薬物依存で、押収した薬物までも密かに吸っていた。そればかりか、深夜クラブから出てきたカップルを警察バッチで脅し、隠し持っていた薬物を取り上げていた。さらに、高級娼婦フランキーともドラッグをやっていた。その上アメフト賭博にまで手を出していた。そんなか、テレンスは巨大麻薬組織にからむ不法移民一家5人の惨殺事件の責任者になったテレンス。この事件は麻薬組織の黒幕ビッグ・フェイトが命じたものだということがわかってきた。しかし、周辺の手下たちをしめつけるのだが、御難を恐れ誰も口を割らなかった。しかし、殺人現場に偶然居合わせた少年の存在を知り、彼の証言を得ようとしたテレンス。一方、フランキーが他州で客から暴力を振るわれ、顔を怪我していた。そこにテレンスが現れ、、その客から金を脅し取った。しかし、その客の父親は結構な大物で、強面の男たちに命じてテレンスを恐喝してきた。さらに、アメフト賭博でも負けが込んで、警察にまで取り立てやってくる始末だった。その上、目撃者の少年にまで逃げられ窮地に追い込まれたテレンスだった。
 警官が主人公ということなのだが、薬物中毒、賭博、恐喝などの犯罪に荷担する。しかも、設定では父親も警察官ということになっている。単なる悪徳警官という範疇をはるかに超えている。しかも、こうした悪行が最後まで咎められないという不条理感が漂う。


監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ヴァル・キルマー、フェアルーザ・バーク 、マイケル・シャノン
2009年米映画  上映時間:122分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

ハイジャック181
 1977年9月西ドイツのRAF(ドイツ赤軍)は、創立メンバーなど逮捕された同志の奪還にむけ、ドイツ経営者連盟会長ハンス=マルティン・シュライヤーを誘拐した。しかし、シュミット西独首相はテロリストの要求はのめないという態度を貫いていた。そして10月、RAFのメンバーが軍事訓練を受けるなど共闘していたPFLP(パレスチナ解放戦線)の男女4人がルフトハンザ航空181便をハイジャックし、RAFの要求を受け入れるようにと主張した。彼らはローマに着陸し、水や食料などを調達した。これに対してシュミット首相はユルゲン・ヴィシュネヴスキーを全権特使として現地に派遣し、あわせて特殊部隊・GSG-9の投入を決意し責任者の中佐を呼び寄せた。一方機内では、銃と手榴弾をちらつかせたPFLPメンバーが揃いのゲバラを染め抜いた赤いTシャツを着て乗客を制圧していた。交渉はなかなかはかどらず、PFLPの幹部はソ連の大使に面会を申し入れ側面から解決を図ろうとするが、ソ連も関わりを持ちたくないという。飛行機はどこも着陸を拒否する中、空港が閉鎖されていた南イエメンのアデンに強行着陸する。機長はPFLPのリーダーに許可を得て、機外の出て点検する。その後、南イエメンの責任者にこの飛行機の離陸を許可しないように要請する。それは、本来の飛行場ではないところに着陸したため、機体に影響を与えたことを心配してのことだった。しかし、機内に戻るとPFLPのリーダーは機長が情報をリークしたということで、殺害してしまう。そして、飛行機はソマリアのモガディシュに飛んだ。PFLP側は、この日を最終期限として最後通告をおこなった。しかし、ドイツ側からの返事はなく、PFLPメンバーは機内に爆弾を取り付け、乗客たちの全身に酒を振りまき、爆発炎上を促進させようとした。乗客たちは、政府に見捨てられたというあきらめが漂っていた。一方、ヴィシュネヴスキー全権特使はソマリア側と交渉しGSG-9による突入作戦を準備していた。そのため、PFLP側にRAFメンバーをドイツから連れてくるという偽情報を流し、安心させた上でGSG-9を投入し、3人のPFLPメンバーを射殺し一人を逮捕した上で、人質全員は解放された。
 この事件の直前、日本赤軍が日航ダッカハイジャック事件を引き起こしている。こちらは対照的に反日武装戦線のメンバーなど6人を服役していた刑務所から超法規的に日本赤軍に合流させ、あわせて600万ドルの身代金を手に入れた上で、人質を解放している。結局、RAFの創設メンバーはこれらの作戦の失敗があって、何人かは獄中で「自殺」したらしい。日本国内にあっても、三里塚闘争も翌年の開港阻止闘争などあった頃だ。それはともかく、映画のなかで乗客を処刑にしようというなかで、最初に狙われたのがユダヤ人だった。これは、イスラエルと敵対しているという状況からなのだろうが、アウシュビッツと二重写しに見えた。それと、4人という少人数での制圧という事情はあるにせよ、人質に対する対応はひどいと感じた。


監督:ローランド・ズゾ・リヒター
出演:トーマス・クレッチマン、ナディヤ・ウール、サイード・タグマウイ、ヘルベルト・クナウプ
2008年独映画  上映時間:109分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

レクイエム FIVE MINUTES OF HEAVEN
1975年北アイルランドは英軍が常駐しており、毎日のようにプロテスタントのアイルランド人が殺され、その一方でその報復のテロが続いていた。そうしたなか、15歳でアルスター義勇軍に入ったアリスターは組織から認められたくて、仲間とともに英国系プロテスタント住民を殺害してしまう。しかし、現場には殺された男の弟ジョーがいて、目だし帽をかぶっていたものの、はっきりとアリスターの姿を目撃していた。アリスターは逮捕され無期懲役の刑を言い渡され服役することになった。しかし、12年後に釈放されたが、ずっとジョーの眼差しを忘れず後悔をし続けていた。やがて、事件から33年を経てテレビの対談番組に出演することになった。しかしジョーは、対談現場に向かう車の中から落ち着かない。一旦は運転手に家に戻ってくれと言うが、何とか対談場所に到着する。しかし、そこでも落ち着かない。一方のアリスターは身の上相談のアドバイザーとして有名になっていた。そうしたこともあって、逡巡するジョーは密かにナイフを隠し持っていて、アリスターを殺そうと思っていた。それというのも、ジョーは現場にいて何もしなかったと母になじられ続けた日々を送っていた。対談を前に落ち着かないジョーにテレビ局のスタッフの女性が一緒に煙草を吸いながら、アリスターのことを話す。すると、アリスターが一人暮らしで魂の抜け殻のような日常を送っていることが伝えられた。しかし、対談会場の2階の控え室から階下に降りる場面のテレビ撮影の繰り返しに業を煮やし、葛藤する気持ちを抑えきれず会場から帰ってしまっジョー。その後個人的にジョーへ接触するアリスターだった。
 北アイルランド関連の映画は古くは「ライアンの娘」から「マイケル・コリンズ」「父の祈りを」「麦の穂をゆらす風」等々で取り上げられてきた。しかし、双方が苦悩する思いを描いたのは希な作品だ。しかも、現在のイスラム教武装勢力によるテロ行為への批判も含めなかなか深い内容だ。とりわけジョーの思いを一挙手一投足で見事に演じていたジェームズ・ネスビットがよかった。一方のリーアム・ニーソンも「96時間」のアクション作品よりこうした落ち着いた演技の方が向いていると思う。


監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演:リーアム・ニーソン、ジェームズ・ネスビット、アナマリア・マリンカ、ポーリーヌ・ハットン2009年イギリス、アイルランド映画  上映時間:89分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

踊る大捜査線3 ヤツらを解放せよ
 おなじみの湾岸署は近隣に羽田空港や変電所、ベイブリッジや高速道路などがあり、テロ対策の強化に向けて新たなセキュリテイ設備を完備した新庁舎への引っ越しを控えていた。その引っ越しの総本部長となったのが現在は強行犯係長となった青島警部補だった。その渦中、湾岸署の管内でバスジャックと銀行強盗の連絡が入った。それぞれ現場にむかう青島やすみれたち。しかし、バスは止めてあり犯人はすでに姿を消し、残された乗客にも怪我はなかった。一方、銀行も扉は開けられていたものの、金は一切盗まれていなかった。こんな奇妙な事件が起きたものの、それでも引っ越しは進んでいた。このどさくさに紛れ青島やすみれなどの拳銃3丁が紛失したことが判明した。すると、この拳銃を使った殺人事件が起きた。この被害者がネットゲームに没頭していたことが分かり、そこからネット上に容疑者が浮かび上がった。この容疑者は、ネットを通じて青島が過去に逮捕し、服役している連中の釈放を要求してきた。それを聞き入れなければ、さらに殺人を続けるという。この要求に対して警察庁は長官官房審議官となっていた室井がその対処を迫られていた。青島も和久の甥の伸次郎らと犯人に迫ろうとしていた。この事件でも、警視庁捜査一課が出張ってきていつもの所轄無視の行動をとり、一悶着あったがその間をとって調整役となったのが捜査一課のキャリア鳥飼管理補佐官だった。青島は鳥飼とともに現在関東医療刑務所に収監されているかつて猟奇殺人事件を引き起こし釈放リストに載っている日向真奈美を訪ねた。彼女の言動とネット上で現在でもたくさんの支持者がいることも判明し、彼女と関わりのある人物が浮上した。しかし、新湾岸署のセキリュテイシステムも書き換えられ、すみれたちが署内に閉じ込められ、時限装置で毒ガスが散布されるという事態となった。一方、日向らの釈放の準備も進む。
 随分と間があいた3の登場となったが、そもそもテレビ放送は1997年で当時の青島東京都知事と同じ名前というのがキャッチコピーだった。あれから十年以上たっているのだから、織田裕二も老けて見えた。しかも室井は警察庁の幹部となり現場とはもはや無縁の存在となってしまい、ドラマとしてのコンセプトも成立しなくなっていた。さらにとっくに定年を越えている3アミーゴたちなど、もう目新しさもあっと驚くような展開も見せることもなく、これでおしまいというところだろう。


監督:本広克行
出演:織田裕二 、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、柳葉敏郎 、内田有紀、小泉今日子、伊藤淳史
2010年日本映画  上映時間:141分

テーマ : 最近観た映画
ジャンル : 映画

ロストクライム-閃光-
  2002年東京の隅田川に一人の男が絞殺死体で発見された。捜査本部がに定年間近の刑事滝口が志願して入り所轄の若手刑事片桐と組み被害者葛木が経営していた中華食堂に聞き込みに行った。店の経営は苦しいことがわかったが滝口は単独行動を取ってしまう。その傍若無人の振る舞いを苦々しく思う片桐だった。しかし、滝口は妻を亡くし一人暮らしの家に片桐を呼び、ある捜査資料を見せるのだった。それは3億円事件のものだった。片桐の生まれる前の事件だったが、日本の犯罪史上謎の多い事件でしかも時効となった事件だ。滝口は、死んだ葛木がこの3億円事件の容疑者の一人だということを打ち明けた。滝口自身片桐と同じ26歳の時この3億円事件の捜査に加わっていた。実は滝口は事件当時の上司だった高村の所を訪ね、実行犯と目されていた緒方純の家に行っていた。しかし、彼の親高村耕三が警察官だということで、純を任意同行出来なかった。その夜、耕三が帰宅した直後純が「自殺」したのだった。この警察官の家族が「犯人」ということが露見することを恐れ、警察はこれ以上深追いをせず、時効を迎えてしまったと滝口は考えていた。しかし、「犯人」グループは死んだ純と葛木の他に当時でもあと3人いると見ていて、その内紛が起きていると滝口は考えていた。すると、片桐にアパートに月刊誌の記者宮本が訪ねてきた。彼は、葛木殺し事件が3億円犯行グループの内輪もめで起きたと見ていた。こうしたなか、葛木事件と3億円事件接点に気づいた警視庁の藤原管理官は滝口と片桐に3億円事件との関わりを伏せるように命じるのだった。さらに葛木事件からも外し、休暇をとり定年まで残り2月おとなしくしているように命じるのだった。そこで、休暇を装い宮本と接触した。宮本は滝口に3億円事件の真相をマスコミに売ろうとして仲間に殺されたらしいと述べ、バーターとして滝口の知っている情報を得ようとした。このなかで、警察が3億円事件をあえて真犯人を検挙しようとしなかった理由が示された。一方、この3億円事件犯行グループと目された人物が次々に殺されていったことの真相もわかってきた。
 3億円事件に関連した小説や映画はけっこうある。そうしたなかで、この作品でも取り上げられた白バイに乗った実行犯が警察官の十代の息子だったということだろう。あわせてこの作品では、実行犯の十代のオートバイに乗った「立川グループ」とともに学生運動に関わる全共闘グループとがサポートしたことになっている。しかし、全共闘といってもノンセクトらしいのだが、その周辺の描き方が随分お粗末すぎる。あわせて、女性活動家が催涙弾の直撃を受けて足に裂傷を負う場面があったが、いくら足とはいえ直撃では骨折か火傷、あるいは催涙剤による皮膚のびらんというのが実相だろう。それと、ストーリーに関係なくやたらとラブシーンが多かったが、いらないと思った。前述の女性活動家が催涙弾の直撃を受けた後のラブシーンなど怪我の手当が先だろうと思う。それと若い刑事片桐は出世を望んでいる設定なのだから、警察の上層部にあれほど抵抗するというのもおかしいのではないだろうか。そして、吉岡が殺されるのは、滝口と吉岡の電話を警視庁で盗聴しているのだから、滝口が待ち合わせ場所に着く前に何等かの手を打ってしかるべきではないだろうか。それと、犯行グループの連中もとっくに時効が成立しているのと、滝口が検察官にこの事件の再捜査を求めても何にもならないことぐらいわからないのかと思ってしまう。なんだか、虚仮威しという印象を持った。それと、強奪した金を燃やしたというのも逆に興ざめだ。


監督:伊藤俊也
出演:渡辺大 、奥田瑛二 、川村ゆきえ、宅麻伸、武田真治、かたせ梨乃
2010年日本映画   上映時間:118分

テーマ : 最近観た映画
ジャンル : 映画

Dr.パルナサスの鏡
現代のロンドンに現れた不思議なショーを移動式の舞台でおこなう一団がやって来た。それはパルナサス博士の念力の助けを借り彼の鏡の中に入り込むと自らの欲望のままの世界に入り込めるのだった。それは、金では買えない至福の一時となった。しかし興行的にはさっぱりで、一座は金には困っていた。それと、パルナサス博士にはもうひとつの心配事があった。それは、遙か昔悪魔との賭けに勝ち、永遠の命を手に入れたものの、その後の賭けに負け、一人娘のヴァレンティナが16歳になったら、悪魔に差し出すことになっていた。そんなおり、ある夜のことヴァレンティナが橋の下で首を吊られた男を発見して助けた。彼はトニーという若い男で助けられたお礼に、一座のために働くことになった。社交的で商才もあるトニーの働きで、客が一座に押し寄せた。ヴァレンティナの誕生日を3日後に控え、パルナサス博士の元にまた悪魔が現れ、もう一度賭をすることになった。その賭にパルナサス博士は勝てるのか。
 鏡のなかの欲望の世界に誘うトニーは、ヒース・レジャーの急死にともない、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルがそれぞれ鏡の中のトニーを演じている。ファンタジーの世界を描いた映像はティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」や「アリス・イン・ワンダーランド」の世界にとも共通する印象を持った。それもあって、もう少しこうした場面を増やしてもいいのではないかと思った。それにしても、さまざまなオマージュや寓意など盛りだくさんに仕掛けがあって、面白い作品だと思う。


監督:テリー・ギリアム
出演:ヒース・レジャー 、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ 、コリン・ファレル 、クリストファー・プラマー 、リリー・コール
2010年    上映時間:124分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

BOX 袴田事件 命とは
 1936年二人の男の子が生まれた。後に熊本典道は判事になった。もう一人の袴田巌は、プロボクサーとなったものの清水市の味噌工場で働いていた。1966年6月30日未明、味噌工場に隣接する専務宅に火の手が上がり、家は全焼した。しかも専務一家4人は、全員刃物で殺傷された上、放火されたことがわかった。清水署の立松刑事が指揮をとり、金銭目的の強盗殺人の線で捜査を開始した。すると、この味噌工場の従業員はほとんどが親戚関係であり、唯一他人が袴田だった。しかも、殺された専務は柔道2段であった。そのため、元プロボクサーの袴田が捜査線上にあがった。袴田は妻と離婚し、残された3歳になる息子と母親の3人で暮らす資金を必要としていた。そこに目を付けられ警察に逮捕された袴田。しかし、彼と事件を結びつける証拠はまったくなかった。唯一、わずかに血の付いたパジャマだけが物証だった。それは消火作業中に手に怪我をした時のものだと説明した袴田。しかも、あまりの微量のため決定的な証拠にはならなかった。一旦は釈放された袴田だが、すぐに再逮捕され、拷問まがいの過酷な取り調べがおこなわれ、ついに「自白」をしてまう。一方、この裁判の主任裁判官となったのが、熊本だった。熊本は公判で警察の取り調べ調書を調べて愕然とする。連日長時間の取り調べの後、自白内容も二転三転しており、自白に疑問をいだいた。さらに、検察側は裁判が始まって1年も経ってから味噌工場の味噌樽の中から発見されという血染めの着衣が証拠として突如提出された。これにも疑問を持った熊本だが、結局多数決で袴田に死刑判決を荷担してしまったのだった。 熊本は袴田の無実を確信しつつも、死刑判決を書いたことに自責の念を持ち判事を辞職する。一方袴田は死刑判決確定以降からも30年、毎日の死刑への恐怖から拘禁症となり、姉の顔すらわからなくなってしまった。実際、拘禁症からくる精神のバランスを欠いてしまった状態に置かれていることも踏まえ、えん罪の被害者がこうした状況に置かれていることを考えるならば、どうすればいいのかを考えさせられる。現在、裁判員制度が始まって一年、人を裁くことについての重さを実感し、その難しさに行き当たってしまった。

監督:高橋判明
出演:荻原聖人、新井浩文、葉月里緒奈、村野武範、、石橋凌
2010年日本映画  上映時間:117分

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