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NINE
 1965年ローマ映画監督のグイドは新作「イタリア」の制作を発表する。しかし、過去の名作を創ったグイドだが、現在は極度のスランプに陥り、シナリオの1ページ目も思い浮かばず記者会見も早々に切り上げ逃げ出す始末だった。小型のスポーツカーを駆ってたどり着いたのは、とある温泉地のホテルだった。しかし、フロント男にはすぐにグイドであることがばれてしまった。妻に電話し、心配する妻を適当にいなし、愛人のカルラを呼び、医者に往診に来てもらった。そして、自らが泊まっているホテルでは身元がばれているので小さなペンションにカルラを泊まらせ、そこに赴くグイドだった。翌日、プロデューサーのリリアンが映画のスタッフを引き連れホテルにやって来た。心身に不安を抱えているグイドは、幼年期の思い出をたどりながら、打ち合わせに集中し、あわせて疎遠だった妻ルイザが突然訪問したことで動揺する。すると、折り悪くカルラもホテルにやって来たのだった。激怒するルイザをなだめ、彼女に謝ろうとした際、カルラが自殺未遂をしたという一報が入った。そして、彼女の夫も現れ、ルイザとの関係も決定的に切れてしまう。さらに現在の作品の主演女優クラウディアからもあいそがつかされ、結局イタリアの制作は中止となる。 1963年に制作された フェデリコ・フェリーニの「81/2」の主人公の監督がグイドという名でマルチェロ・マストロヤンニが扮していた。ダニエル・デイ=ルイスが扮したグイドは明らかにこのグイドを下敷きにしている。そして、このマストロヤンニと共演し64年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した「昨日、今日、明日」に出ていたのがソフィア・ローレンで、今回はグイドの母親役で出演している。ニコール・キッドマンは言わずもがなだが、ペネロペ・クルスは一番はまり役だと思った。ただ、アカデミー賞受賞者がたくさん出ていることもあって、けっこうそれぞれの出番とかも気を遣っているような気がした。それでも、フェリーニなり81/2になりに何か秘密があるのだろうか。81/2は冒頭にキリスト像をヘリで運ぶシーンだけは鮮明に覚えている。それと、オープンカーを乗り回すシーンも覚えている。あまりに古くいくら記憶をたどっても、わからない。ただ、かつては違和感はなかったが、今回の作品の煙草を次から次へと吸っているのはやり過ぎだと思った。この作品は作品の中で言っているように、ペネロペ・クルスとかニコール・キッドマンの歌と姿態に注目するのが一番か。


監督:ロブ・マーシャル
出演:ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン
2009年米映画  上映時間:118分
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テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

女の子ものがたり
 四国、愛媛県の海辺の町、母親の再婚で転校してきたなっちゃんはみさちゃんときいちゃんと友だちになる。しかし、きいちゃんは母親と二人暮らしの貧しい家庭。きいちゃんは団地暮らしで子だくさん、ここも貧しい家庭だった。クラスの男子からは「貧乏」と言われいじめられるきいちゃんとみさちゃん。金持ちの女の子に率いられたグループから誘われるなっちゃん。しかし、あえて貧しい二人と仲良くするなっちゃん。やがて、高校生になった3人はお互いの家庭環境を否が応でも納得する。田舎の町では、地元に残るのはヤンキーか「やくざ」とも言われている。ある日、彼女らの先輩女性がヤンキーと同棲しており、彼らと会って、きいちゃんはそのヤンキーに惹かれてしまった。高校を卒業した彼女らは、きいちゃんがヤンキーと結婚、みさちゃんも家庭崩壊のなか幼い兄弟のめんどうをみながらも、ナンパされた男と暮らしていた。二人ともパートナーから暴力を振るわれても我慢していた。そんなある日、高校生の頃なっちゃんが描いた倉庫の壁の絵の前でけんかした。その際、きいちゃんから「私たちとは違うと思っているのだろう。この町から出て行け」言われてしまう。それから20年程経った東京。なっちゃんは36歳になり漫画家高原菜都美として活躍していた。しかし、現在は連載もなく単発の原稿だけしか発表しておらず、昼間からビールをあおるスランプ状態だった。編集者の財前が、そんな彼女を励まして幼い頃からの3人の友情を思い起こす手助けもしていた。
 どうしょうもない閉塞感。「暴力・DV」「ギャンブル」「アルコール依存」といったマイナスのキーワードが思い浮かんでしまうような展開。シビアで楽しくもなく、憂鬱な気分が蔓延する作品。これでは、評価は分かれてしまうだろう。原作の西原作品など一度も目にしたことはないが、あの絵ではあまり見たくもない。ただ、こんな作品が評価されるのも、時代のなせる技かと、ため息しか出てこない。


監督:森岡利行  
出演:深津絵里、大後寿々花、福士誠治

2009年日本映画   上映時間:110分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

96時間
 元CIAのエージェントだったブライアンは、現在は引退して一人娘の側でしずかに暮らしていた。それというのも、かつての家族を置いて世界中での任務についていたため、妻レノアとは離婚してしまった。娘のキムは17歳の誕生日を目前にしていた。レノアが再婚したのは大富豪だった。キムの誕生日には、歌手志望の娘のためにカラオケつきのラジカセを持って豪邸に行くのだが、そこには山のようなプレゼントの山。現在の父親からはなんと子馬が贈られた。その後、ブライアンはかつての仲間と著名な歌手のボディーガードの仕事についた。その仕事の後、キムとの食事の約束をした。すると、そこにはレノアも一緒に来てキムが友だちとパリに行きたいというので、認めて欲しいというのだった。しかし、ブライアンは十代の女の子が二人でパリに行くのは危険すぎると反対した。すると、キムとレノアは怒ってかえってしまうのだった。やむなくブライアンはキムに逐次電話することを条件にパリ行きを認めた。出発の日空港まで送っていくブライアンが見たのはパリだけではなくヨーロッパ各国も回る予定表だった。パリに着いたらすぐに電話をするように再度念を押すブライアン。しかし、パリに着いた二人は空港で知り合った地元の青年にキムの友人アマンダの従兄弟の家に向かった。しかし、アマンダの従兄弟たちは海外に旅行に行っていて、留守だった。さすがに、不安になったキムはようやくブライアンに電話する。その最中、突如数人の男が乱入して、アマンダを無理矢理連れて行った。ブライアンはキムに電話でやって来た男たちの特徴を電話で話せと言う。それでも、結局誘拐されたキム。ブライアンはキムの電話を手がかりに、誘拐犯を特定しようとかつての仲間に連絡をする。すると、無事に連れ戻すには96時間しか猶予がないというのだ。それをすぎれば、麻薬漬けにされ、「売春婦」に売られてしまい、二度と会うことはできないと言われた。そこで、レノアの再婚相手にすぐに自家用ジェットを準備させ、単身パリに乗り込んだブライアン。時間と戦いながらキムの消息をたどるブライアンだった。
 テンポ良くストーリーは展開する。ただ、暴力描写過多気味だ。それと、リーアム・ニーソンは多少年齢がいきすぎており、走り続ける場面など息切れが心配になってしまった。かつては、東欧でこうした少女たちを誘拐して、パリに送ってきた連中もパリに来る旅行者を狙うという設定なっている。この実行犯たちはアルバニア人のイスラム教徒ということになっている。こうしたあたりにも、いかにもという設定になっていると思った。


監督:ピエール・モレル
出演:リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、リーランド・オーサー
2008年仏・米映画    上映時間:93分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

シャーロック・ホームズ
 19世紀末のロンドン、産業革命が進行し新時代の象徴としてロンドン橋が建設中だ。しかし、ロンドンでは連続して若い女性が殺される事件が起きていた。その現場に踏み込んだのがシャーロック・ホームズとワトソンのコンビだった。すんでのところで若い女性を助け、黒幕の男をスコットランドヤードが逮捕した。彼はブラックウッド卿といい、黒魔術を駆使して生け贄の若い女性を殺していたのだ。逮捕されても、不思議な呪いの言葉を口にしていた。いよいよ死刑が執行されるというので、面会にいったホームズに事件は終わっていないと言うのだ。そして、絞首刑になり、ワトソンの検死を受けた後、葬られた。それから、しばらくして墓地の周辺でブラックウッド卿を見たという男が現れた。そこで、念のため墓を調べると、まったくの別人が埋葬されていた。その男の自宅からは化学の実験をしていたような痕跡があった。いっぽう、ホームズのもとには彼が密かに思いを寄せているアイリーンが現れた。ただ、彼女は頭の良い犯罪者なのだ。彼女は誰か黒幕がいて、ホームズに近寄ってきたらしい。また、ワトソンには婚約者がいて彼はホームズの隣室から出て、早く彼女と新居で暮らしたいと思っていた。そんななか、ホームズはとある大物から呼び出された。彼はある宗教結社の幹部であった。そして、彼の周辺の米国大使が次々に殺害された。この犯人がブラックウッド卿だという疑いがあり、ホームズはワトソンとともに彼の野望を阻止するため、対決するのだった。
 冒頭から、派手なアクションがり、拳銃もどんどん撃つという新たなホームズがつくられた。しかも、ブラックウッド卿の事件を最後にホームズとのコンビを解消して新婚生活を送りたいと主張する。しかも、ホームズにも思いを寄せる女性を登場させている。テンポ良く話は進むのだが、アクションがけっこうなウェイトをしめており知的な部分は謎解き部分では解説されるものの。もの足りなさを感じるかもしれない。ともあれ、さりげなくモリアーティ教授を登場させ、次回作につなげる伏線があった。


監督:ガイ・リッチー
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、ジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムス、マーク・ストロング
2009年米映画   上映時間:129分

テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

ハート・ロッカー
 2004年イラクのバクダットに駐留する米軍ブラボー中隊。爆弾処理班のトンプソン軍曹たちは、ウォーリーのようなキャタピラで動くロボットを使い、爆弾が仕掛けられている箇所を捜索し、発見した。そこで、ロボットの後ろに爆薬を乗せた車を付け爆発させようとした。ところが、車が壊れやむなく防護服を着たトンプソンが爆薬を発見した爆弾の上に置き避難したところで爆発させようとしたのだが、その前に携帯電話を持った男が携帯を使って起爆装置をONにし、トンプソンは戦死してしまった。その後任としてやって来た来たのがジェームズ二等軍曹だ。最初の任務は、道に仕掛けられた爆弾の処理だった。ジェームズはいきなり防護服を身に着け怪しいと思われる箇所に向かった。彼のチームのサンボーン軍曹は、ロボットを使ったほうがいいと進言するのだが、たちまち一個の爆弾を発見し、起爆装置を解除した。ところがジェームズはその爆弾から延びた赤いコードを見て手繰っていくと、その先には数個の爆弾が着いていた。それらを手際よく無力化していった。次の任務でも車に仕掛けられた爆弾の処理だったが、複雑な仕掛けに手間取る間に野次馬が大勢駆けつけ、サンボーンからは車ごと爆発させたほうがいいと忠告するが、ジェームスはヘッドホンを外し起爆装置の解除に集中し、ついにやり遂げる。見守っていた歩兵部隊の隊長は、ジェームスの仕事ぶりを大絶賛する。一方、サンボーンは怒ってジェームスの頬にパンチを食らわすのだった。こうした日常に、チームのサンボーンと技術兵のエルドリッジはジェームスの向こう見ずな対応をもてあまし気味だった。しかし、彼らのイラクでの任務も一月で終わり、故郷に帰れるという思いで何とか持ちこたえていた。
 最初は、ドキュメンタリー映画のようなタッチで描かれており、緊迫感が伝わった。内容も反戦ということを掲げたものではなく、むしろ爆発物処理に取り憑かれた男を中心に描かれていて、戦争のなかの高揚感が麻薬のように染みこんでいく様が提示された。それでも、現実にいまでも続く自爆テロや爆弾テロはについての実相を見る思いがした。主人公たちのチームが町を車で走ると子どもたちが追いかけてきて石を投げるシーンは米軍の置かれた状況を暗示する。うがって見れば、「アバター」が主権を侵された側からのスタンスならこちらは侵す側からの視点といえる。そうした意味で、ドキュメンタリー映画風に観るべきだろう。


監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラーティ、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアース
2009年米映画  上映時間:131分

テーマ : ハート・ロッカー
ジャンル : 映画

火天の城
 1575年長篠の戦いで甲斐の武田を破った織田信長は、翌年琵琶湖に面した安土に天下布武を名実ともに号令する巨城をつくろうと決意する。そこで熱田の宮大工・岡部又右衛門の元を訪れ、城つくりについて構想を語る。そこで、城つくりのための指図争いというプレゼン合戦が展開された。そこには、又右衛門の他に金閣寺を建立した京の池上家、奈良の大仏殿建造を担った中井一門らを向こうに回すことになった。信長の構想は、五重の天主、西洋の大聖堂のような吹き抜けを造れというものだった。当日、それぞれが模型を造った上で細かく説明するのだった。又右衛門は唯一吹き抜けを造らなかった。それは、天守に信長が住むということを聞き、吹き抜けでは、万が一の火災の際火の回りが早く逃げ場がなくなるということから吹き抜けを止めたのだった。信長は当初怒るのだが、又右衛門の意を理解し彼に築城を命じるのだった。1576年1月築城奉行の丹羽長秀の元築城が開始された。又右衛門ら番匠たちは作業に追われ、各地から集まった職人たちで安土の町は賑わってきた。しかし、又右衛門の設計した七重の天主を支える大黒柱は二尺五寸角の檜が必要なのだが、そうした檜は木曽にしかないということで、又右衛門は単身木曽義昌のもとを訪れた。しかし木曽は武田方、杣頭甚兵衛の案内で山を探し回る。そして、ついに大木を見つけることができた。しかし、甚兵衛は「それは伊勢神宮の式年遷宮のためのもの」と言い放つ。それでもあきらめきれない又右衛門の姿を見て、とうとう甚兵衛は「大雨が降るまで待て。お主の夢に賭けてみよう」と言うのだった。しかし、なかなか檜は届かない。一方又右衛門の妻田鶴は夫のために無理を重ね、咳き込む日々が続いた。そんななか、とうとう琵琶湖に巨大な筏が到着した。そして、大勢の人々によって引っ張られ、大黒柱がそそり立った。それからも、精力的に建設されていく安土城。しかし、その完成前に又右衛門の妻田鶴は亡くなってしまう。
 結局、安土城は建設から数年で、本能寺の変の直後焼失してしまう。近年CGで安土城を再現したものを何度か見たことがあるが、いづれこれを映画化するのではないかと思っていた。ところで、西田敏行は熱演と言えばそうなのだろうが、こんなものという印象だった。ただ、女優陣ではやはり大竹しのぶはうまいと思った。それとは、比較してはかわいそうだが、福田沙紀は着物の着付けからはじまって所作も含めひどすぎた。今こうした文化を継承しなかったら将来は時代劇は一変してしまうのではないかと心配してしまう。


監督:田中光敏
出演:西田敏行、大竹しのぶ 、福田沙紀 、夏八木勲 、椎名桔平 、水野美紀
2009年日本映画  上映時間:139分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

サブウェイ123
 ある日のニューヨーク午後2時、ペラム発1時23分の電車123号が緊急停止した。それに気がついたのは運行指令部のガーナーだった。その車両は先頭の一両だけを残して後ろの車両は切り離されていた。すると、123号から電話でライダーと名乗る男が、1両目に乗った乗客19名の命と引き換えに、3時までに1,000万ドルを市長に用意させるよう要求してきた。たまたま電話に出たガーナーだが、ライダーから交渉相手として指名された。乗客の中にはパソコンで恋人とチャット中の若い男性がいた。彼のパソコンからの画面でテロリストたちの姿も映し出された。そして、乗客の一人が撃ち殺された。ニューヨーク市長は1000万ドルを準備し、遅れたら乗客が殺されてしまうという緊迫感高まった。しかしライダーは、パソコンで金の相場を見ていた。やがて、ライダーが先物相場に絡んで最近まで、服役していたことこも判明した。車両を取り囲むスワットたちのミスから、テロリストグループの一人の元地下鉄運転手が射殺されてしまった。そこで、123号へ1000万ドルを持っていく役はガーナーが指名された。そして、ガーナーは123号を運転させられた。そして使われていない旧駅からライダーらは、ガーナーをともないまんまと逃走、しかし残された乗客たちは固定されたアクセルでノンストップで走っていった。ガーナーは一人逃れ、地上に連絡しライダーの後を追った。
 かつて「サブウェイ・パニック」という1974年に映画化されている。この種の映画は日本でも1975年の「新幹線大爆破」もある。また、もっとさかのぼれば黒澤明脚本の「暴走機関車」もある。ただ、現代版ではどうしても、携帯電話やパソコン、インターネットといったリアルタイムの情報が溢れているというなかでの展開になるので、そうした要素も当然入り込んでくる。ただ、パソコン持参で乗り込んできたライダーで、ネットもチェックしているはずなのに、なぜかさばる現金を持ってこいというのか、どうしても疑問が残る。スイスかどこかの匿名口座に金を振り込ませれば、それでもよかったのではないかと思った。


監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタ、ジョン・タートゥーロ
2009年米映画  上映時間;105分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

南極料理人
 南極にあるドームふじ観測拠点は昭和基地から1000キロも内陸に位置し標高も3810mある。ここに合計8人の越冬隊員が1年を越えて滞在する。そのなかで、海上保安庁から派遣された調理担当の西村をはじめ気象学者の隊長、雪氷学者の本さん、雪氷サポートの兄やん、車両主任の主任、通信担当の盆さん、大気学者の平さん、ドクターのメンバーだ。西村は元々同僚の鈴木が参加予定だったが、事故で急遽交代することになった。家では妻と娘の3人家族だ。舞台の1997年の南極は、残された家族との連絡は電話とファックスしかなかった。ドームふじ観測拠点は内陸のため、ペンギンもアザラシもいない。さらに、零下30度前後のためウィリスすらも存在しない。しかも、材料は冷凍や乾燥したもの缶詰などだ。水は周辺の雪氷を溶かして使うというものだった。普通の市民生活からはかけ離れた生活で、楽しみはどうしても食べものになってしまう。それと、麻雀、酒といったところだ。それでも、残してきた家族や恋人が恋しくて寂寥感にさいなまれている。こうしたなかで、些細なことでいさかいをする隊員や、夜インスタントラーメンを勝手に食べたりする。ただ、ラーメンは沸点が85度ぐらいのため、どうしても芯が残ってしまう。なかでも隊長はラーメンが大好物でつい食べすぎ、早々とラーメンが底をついてしまった。それからは、元気がなく、見かねた本さんがかんすいの代用にベーキングパウダーが使えるのではないかと西村に言い、さっそく麺作りがはじまった。
 狭い空間での集団生活における、食生活だけでも飽きのこないようにとの工夫が見受けられた。「かもめ食堂」以来、食べものを扱った作品が次々につくられている。これらの料理は、見ていてどうしてもおいしそうに思えてしまう。しかも限られた材料なのに見事な出来映えには目を見張ってしまう。ただ、人間模様については、どうしても限定されたものになってしまうのは仕方ないことだろう。


監督:沖田修一
出演:堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾
2009年日本映画  上映時間:125分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

TAJOMARU
 室町時代、足利義政の頃管領職に就ける家のひとつ畠山家には信綱、直光の兄弟がいた。二人は大納言家の阿古姫と幼い頃より遊んでいた。そんなある日、畠山家に芋を盗んで捕まった少年がいた。その子どもに同情した直光は少年に桜丸という名を与え家来にした。成人した兄弟の前に現れた義政は、病で亡くなった大納言の娘阿古姫と結婚し大納言家にある金塊を差し出せば、次期管領にすると言う。阿古姫と婚約していたのは直光で、兄の信綱は自分を差し置いて管領にはさせないと息巻く。一方桜丸は、将軍義政の寵愛を受けており、信綱をけしかけて阿古姫を力ずくで我がものとするよう進言する。知らせをうけた直光は、捕らわれていた阿古姫を奪い、少数の手勢と逃げることになった。しかし、ここでも桜丸の裏切りにあい、直光は阿古姫と二人きりになってしまった。山あいの道で二人を待っていたのは、多譲丸と名乗る盗賊だった。多譲丸の持つ波切りの剣は名刀で直光の太刀をあっという間に折ってしまい、気を失っている間に縛られた直光に、多譲丸が阿古姫を我がものにしようと迫っていた。しかし、阿古姫は直光をすぐに殺して欲しいと言うのだった。あきれた多譲丸は逆に直光にあんな女はあきらめろという。その隙に逃げていった阿古姫。縄を解かれた直光は一瞬の隙を見逃さず、多譲丸を殺してしまう。すると、多譲丸はこれからはお前が多譲丸を名乗れと言い残して死んでいく。その後、道兼率いる盗賊の新たな頭目となった直光こと多譲丸。都の噂では畠山信綱が急死し後は弟の直光が継いだというのだ。そこで、再び都の畠山家に行くと意外な人物が待っていた。
 芥川龍之介の小説「藪の中」が原作だが、同じ原作で黒澤明監督の「羅生門」から影響を受けている。単純なリメイクではないが、どうしても比べてしまう。とにかく、シナリオがだめ、原作では人間の深層心理がいかにも不可解というところが描かれているのだが、映画ではちぐはぐ。所司代の取り調べについても、阿古姫は白州に座らされることはあり得ないと思う。さらに、映画を底の浅いものにしてしまった要因のひとつにキャステイィングもあると思う。小栗旬は一本調子だし阿古姫役の柴本幸もひどいの一言につきる。ちなみに彼女は柴俊夫と真野響子の娘だというのだけど。さらに、桜丸役の田中圭もひどいし、結局映画の主題についても何を言いたいのか理解に苦しむ駄作。


監督:中野裕之
出演:小栗旬、柴谷幸、田中圭、萩原健一、松方弘樹
2009年日本映画  上映時間:131分

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