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蟹工船
 格差社会が広がった近年、改めてベストセラーとなった小林多喜二の「蟹工船」の再映画化作品。ただ、原作とは趣が違う。舞台は、カムチャツカの沖で蟹を獲り、それを缶詰に加工する蟹工船「博光丸」だ。日本帝国の食料増産の一環として多くの蟹工船が出漁していた。ロシアとの領海ぎりぎりなので、海軍の駆逐艦が護衛にあたっていた。船で働く労働者は蟹漁の後も缶詰に加工する労働で酷使されていた。ここで働く労働者たちはそれぞれ貧しい生活をしていて、この船に乗り込んだのだが、監督の浅川の容赦のない暴力によって過酷な労働を強いられていた。そうしたなか、一人の労働者新庄があまりの苦しい状況に、いっそこの世に別れを告げ来世で金持ちの家に生まれ変わることを願って、皆で首つり自殺をすることを呼びかけた。しかし、失敗してしまった。その後、新庄と野口は蟹漁のため小舟に乗っていたが、博光丸とはぐれてしまった。すると、ロシア船と遭遇し、救助された。船上では、男女でコサックダンスを楽しんでいた。そこで出会った中国人の通訳に、今何をしたいのかを考えろと言われた。博光丸に戻った新庄と野口は、来世ではなく今この船の上での待遇を改善させることが必要だと訴えた。そして、皆ととともに監督や船長のもとに押しかけ、要求書を突きつけた。要求が認められなければ、ストに入ると宣言する新庄。そこで、要求は認められた。しかし、一旦は認めた要求だったが、駆逐艦から軍隊を呼び入れ、これを背景に浅川が新庄を射殺してしまった。意気消沈した労働者たちだったが、再び立ち上がる。
 たしかに、原作や山村聡監督の映画とも違う作品になっていた。出演者たちは、船長はもとより労働者たちも長髪だったり、会話も現代風だった。また、本来はロシアではなくソ連だろうと思う。軍隊も軍服なども架空のものが使われていた。こうした演出は若い世代へのアピールのためだと感じた。それでも、小林多喜二はマルクス主義の影響下にこの作品を書いたのだから、ソ連はなくなってもマルクス主義への言及があってもいいのではというないものねだりをしてみたくなった。


監督:SABU
出演:松田龍平 、西島秀俊 、高良健吾 、新井浩文 、柄本時生
2009年日本映画  上映時間:109分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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