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3時10分 決断のとき
南北戦争が終わって間もない頃、西部に鉄道を引こうと工事が進められていた。そうしたアリゾナの地で小さな牧場を営んでいるダンは妻と二人の男の4人暮らしだった。彼の住んでいる牧場は干ばつで水不足だが、隣地の地主がダンの土地も狙っている有力者で配下の男たちにダンの馬小屋に火をつける。それは、ベンの借金をかたに土地を譲れという荒っぽい催促だった。ダンは息子と火事で逃げた牛を追って家を出た。すると、銃声が聞こえた。全速力で逃げる馬車を襲うベン・ウェイド率いる強盗団だった。彼らは護衛を皆殺しにして、金を奪っていった。それを目撃したダンは一人だけ負傷し生き残ったバイロンを連れて町に向かった。すると、町には昔の恋人に会って、一人だけ残っていたベンと遭遇するダン。そしてうまくベンを逮捕することができたのだ。しかしベンの逮捕を知った手下たちもベン奪還のための行動を起こした。このままでは、町が襲われるということで、急遽ベンを鉄道が通っている町まで護送して汽車に乗せるため出発することになった。とりあえず、ベンの家で食事をして出発することになった。ベンは200ドルの報酬を要求してこの護送団に加わることになった。しかし、ベンの手下たちも執拗に追っかけてくる。そこで先住民の居留区を抜けて近道をする一行。それでも、次々に襲う試練に護送団の数も減っていく。そんななか、皆のピンチを救ったのが、ダンの息子ウィリアムだった。なんとか駅のある町に着き、3時10分ユマ行きの列車に乗せるためシェリフに加勢してもらうことになった。すると、追いついたベンの手下たちは、護衛を殺せば金を出すと札束をちらつかせた。すると、町にいた食い詰めた連中が銃を手に包囲し始めた。するとシェリフたちは護衛を降りると出て行った。とうとう護衛はダンしかいなくなる。
 ひさしぶりに西部劇を見た。それでも、これも50年以上前の作品のリメイクだ。子どもと親の関係をクローズアップさせた点が変わっているらしい。懐かしいピーター・フォンダも出ていたが、歳をとったなと思ってしまった。
 悪に踊らされ銃を向ける大勢の住民。皆あきらめて出て行く中で、一人ダンだけが止まろうとする。そんなダンにある種の友情を感じ、自分が金をやるから妻子を楽させてやれと水を向けるベン。しかし、金よりも「男の誇り」にかけて敢然と行動するダン。すくなくとも息子には誇れる父と写った。こうした「古き男の美学」を描くには西部劇しかないのだが、最近ではほとんどつくられていない。こんな現状は寂しい限りと思っている。


監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ラッセル・クロウ 、クリスチャン・ベイル 、ベン・フォスター 、ピーター・フォンダ
2007年   上映時間:122分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

笑う警官
 北海道警の裏金疑惑がついに道議会の百条委員会で警察側の証人による証言が10月23日に迫った。そして、一人の警官が自分はうたっていないの書き置きを残し自殺した。10月22日札幌大通署の刑事町田と岩井が通報であるアパートに到着した。そこには、若い女性の絞殺死体があった。調べると彼女はミス北海道警とも噂される水村朝美巡査だった。しかし、部屋は家具などほとんどない殺風景なものだった。しばらくすると、道警の刑事たちが大挙して現れ、町田たちに出て行くように命令し、ここからは道警本部が仕切るという。やむなく所轄の大通署に戻り事情を話すと同僚の一課の刑事たちもいぶかるのだった。話すうちに水森が殺されたのは道警の捜査用の秘密アジトらしいということになった。それでも、道警の出動が早すぎるという意見が大勢を占めた。すると石岡刑事部長が道警全体に容疑者は津久井巡査部長でかねてから水森と交際しており、現場からは実弾と少量の覚醒剤も発見されたというものだった。しかもSIT(特殊捜査班)という狙撃隊も出動し、津久井を発見次第、射殺も可というものだった。その夜、佐伯はススキノのBLACK BIRDというバーにいた。そこに大通署の小島百合と若手の新宮が入ってきた。すでに、岩井や町田やベテランの植村もいた。この店のマスターは元警官ということなのだが、普段はこの店には近づかないようにという道警の上層部からのお達しがあったという。佐伯は津久井から電話が入り、自分は無実であり、明日の百条委員会に呼ばれていると言ってきたのだ。かつて、津久井とともに潜入捜査を経験したことのある佐伯は津久井の無実をはらすため、真犯人を突きとめようと提起する。しかし、警察組織に楯を突く行為になるのだが、裏金疑惑で警察の信用も地に落ちており、本来の姿を取り戻すためにもと皆でやることにする。そこで、町田と植村は現場に行き、小島はパソコンで道警のネットに侵入する。すると、現場から、部屋にはテレビがあったはずというのだ。すぐに、小島が調べて、窃盗犯の常習者をピックアップする。すぐに、質屋などをあたり、売りに来た男を突きとめた。そして、張り込みをして、男を確保して事情を聞いた。すると、水村を殺した男を知っているというのだ。しかも、テレビとともに盗んだDVDに写っているというのだ。皆でそのDVDを見ると驚愕の事実が明らかになった。
 現実の北海道警の裏金疑惑をベースにした佐々木譲原作の「笑う警官」を映画化したもの。監督もした角川春樹が人身売買に関わるやくざの親分役で出演もしている。ただ、BLACK BIRDのマスター役の大友康平の役どころが中途半端。元々時間限定で追い詰めるというのは、うまくいけば映画だからということになってしまうのだが、それで種あかしをしてしまうのだろうが、ちょっと違和感があった。いくらキャリアが主導で裏金を使っていたとしても、しょせん彼ら警察庁所属で数年で異動してしまうのだから、道警の不正と言っても利用しただけのこと。そこらあたりと組織と個人の葛藤をもう少し描いてほしかった。


監督:角川春樹
出演:大森南朋、松雪泰子、宮迫博之、忍成修吾、大友康平、大和田伸也
2009年日本映画  上映時間:122分

テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

沈まぬ太陽
 1962年国民航空組合の恩地元委員長をはじめとした組合員と経営者側との団体交渉がおこなわれ、労働規約の改善と年末一時金の増額を要求していた。会社側のかたくなな対応に副委員長の行天四郎がいきなり「それでは我々はストを決行する」と言い放った。再交渉の場では、条件をほんの少しだけのむ対応に恩地は「ストを決行する」と言う。気持ちが動いた行天を尻目に恩地は断固とした対応をする。しかも、その日は首相の外遊からの帰国の日でもあり、あたふたする経営陣。結局、経営側が折れ一時金のアップを認めた。しかし、恩地を待っていたのはカラチへの海外勤務だった。桧山社長への直談判で恩地は他の組合員には報復人事をしないよう申し入れ家族とともにパキスタンに赴任した。一方、経営側は行天に声をかけ、出世を餌に労使協調の第二組合を作りに協力させた。ご用組合ができると第一組合員は露骨な報復人事の元に追いやれれていった。恩地は2年がすぎても一片のテレフックスでテヘランへの異動が通知された。そんな中、母親が亡くなり一時帰国すると、ニューヨーク支店長への出世をしていた行天が恩地に会社に詫び状を書けという。形式的に書けば、労務部長として本社に復帰できるからと言うのだった。しかし、第一組合の惨状をしった恩地は自分だけがそんなことはできないと断る。すると、今度はアフリカのナイロビへの転勤が言い渡されるのだった。通常の労働規約ではあり得ない報復人事だった。こうして10年近くも海外勤務を余儀なくされた恩地はようやく日本に戻ることができた。しかし本社でも閉職に追いやられていた。そんな折り、羽田からの国航123便大阪行きジャンボが群馬県御巣鷹山で墜落事故を起こした。当時、国航山岳部の一員でもあった恩地は招集され救助に向かうはずだったが、加害企業の国航は現地へ近づくことが禁止された。そこで、被害者家族の世話係としての任につく。しかし、国航の安全神話を信じ込んでいた人々は怒りを隠そうともせず、責め立てた。ひたすら頭を下げることしかできない恩地だが、誠心誠意家族に謝罪をし続けた。一方、国航生え抜きので社長になっていた堂本は早々と辞任を表明していた。ナショナルフラッグキャリアとしての国航ということもあって、事故で顕在化した経営の危機を立て直すため、利根川首相は参謀の龍崎を介して関西の繊維メーカの国見を会長に据えることにした。国見は会長に就任すると恩地を会長直属の会長室で働くよう要請する。そこで、これまで懸案となっていた安全運行にむけた諸課題に取り組むのだった。いっぽう、経営陣には旧運輸省からの天下りが幅をきかせ国見への露骨な対抗心をむき出しにしていた。そのなかの八馬は国航商事の会長としてニューヨークでホテルを買収し、さらにホテルを買収しようとしていた。そんな折り、国見の元に監査役和光が訪ねてきた。和光はかつて海外で恩地の上司であった。彼はニューヨークのホテルの買収に際して巨額の不正が存在していたことを突き止めた。さっそく、恩地がニューヨークに行き調査を開始した。他方、政治家への賄賂のため為替を大量に買い込み10年も死蔵するといったことも発覚した。そのため、政界や運輸官僚への工作に行天はかつて恩地とともに組合で書記長をしていた八木が大手町支店で閉職に追いやられたところにつけ込み、密かに裏金作りを指示していた。やがて、利根川首相が政治判断で、国見の更迭を指示。恩地はふたたび、会長室から遺族係になり、遺族たちへ接するのだが、行天はまたしても恩地をナイロビに飛ばされるのだった。
 現在、日航の再建について取りざたされているがナショナルフラッグキャリアを口実に、運輸省の官僚や政治家に食い物にされてきたことを題材にした小説の映画化であり、これまでの経緯がよくわかった。それにしても、123便の事故についても元々ボーイング社へ特注で通常よりも多くの乗客を搭乗できるように設計変更された機体だったという。日本のような国内線に就航し短い距離を離発着した場合の金属疲労やダメージが、国際線に比べると強いということも言われている。こうした中での大事故であり、これにきちんと向き合い日航の体質を改善することが急務だったにもかかわらず、おろそかにしてしまったことを明らかにしている。しかも、遺族に対する対応についても機械的にしようとする経営側のそれに、遺族はたまらない気持ちをあらわにする。これは、やはり同じように国鉄から民営化後に起こされた福知山線での事故の際にも見せた旧国鉄からの経営陣のとった対応と二重写しに見えた。それにしても、正当な組合活動に対してあのような報復はひどすぎる。しかし、現実にはこうした恩地のように変節せず筋を曲げなかった人の方が少ないのではないだろうか。たいがい、巧妙で卑劣な策略によって籠絡されてしまったという例は多い。だからこそ、恩地のような生き方は高く評価されるのだろう。残念ながら、現在では組合活動すらもままならず、若者はばらばらに分断され派遣労働が大勢を占めるなか孤立し、恩地同様の境遇におかれた多くの人々が存在することも知っている。そうした意味でどうにかしなければならないのは自明なのだが。

監督:若松節朗
出演:渡辺謙 、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、香川照之
2009年日本映画  上映時間:202分

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

愛をよむ人
 1958年戦後の西ドイツ、高校に通う途中、気分が悪くなった15歳のマイケルは雨の中電車を降り、近くの建物の前で座り込んでしまった。すると、住人の女性が介抱してくれ、家まで送ってくれた。マイケルは猩紅熱に感染していて、3ヶ月隔離され治療を続けた。やっと外出できるようになり、親切な女性にお礼を言いにやって来た。彼女の部屋は狭くいきなり正面に浴槽が置いてあるというものだった。忙しげに働く彼女が、着替えて職場に行くからと言うので何気なくのぞいた下着姿を見てどぎまぎして帰ったマイケル。それでも、また訪ねて成り行きで彼女と結ばれたマイケル。彼女はハンナという市電の車掌をしていて、マイケルより21歳も年上の女性だった。はじめての性体験で帰宅したマイケルは兄弟たちがより幼く見え、厳格な父や母親に対する見方も違ってしまった。それからのマイケル毎日彼女の部屋を訪ねて逢瀬を重ねていった。やがて、ハンナがマイケルの学校で習っている本に興味を持ち、「オデュッセイア」や「犬を連れた奥さん」に始まり様々な本をマイケルに朗読させるようになった。それがすまないと体を開かないというルールをつくった。そして、マイケルは密かに収集していた切手を売り、彼女と一泊でサイクリング旅行に出かけることにした。旅先では、親子と間違われたりしながらも楽しく過ごした。しかし、ハンナが職場での働きぶりを認められ、車掌から内勤に昇進することが告げられた日、マイケルとささいなことで言い争い彼を帰した後、突前姿を消してしまった。こうしてマイケルの一夏の恋は突然終止符を打つことになった。それから8年後、ハイデルベルク大学法科の学生になっていたマイケルはゼミの教授や他のゼミ生とともにある裁判の傍聴にやって来た。マスコミも注視しているこの裁判は、ナチの収容所での看守をしていた5人の女性に対するものだった。マイケルは被告席にいたハンナを見いだした。彼女は戦時中働いていた工場から、ナチのSSに応募し収容所で看守していた。そして、職務上彼女たちは次々に収容されたユダヤ人をガス室に送っていた。そのことについてハンナは職務として次々送られてくるユダヤ人を受け入れるためにやっていた、と言うのだった。そして、ユダヤ人母子が書いた本ベストセラーになっていたのだが、この2人がハンナたちに伴われ他の300人とともに収容所から他の施設へ徒歩で移動中、宿泊した教会が空襲に遭い中にいたユダヤ人が2人を除いて皆亡くなっていた。この事件についても追及されていた。看守たちは不可抗力と主張し、現場の指揮はハンナがとっていたというのだ。しかも、ハンナは職務上囚人としてのユダヤ人を解放することはできなかったと主張した。そうした内容と食い違う事件直後の報告書があった。他の看守たちはハンナが書いたものだと主張。しかし、傍聴していたマイケルはあることに気がついた。それはハンナが読み書きができないということだった。悩むマイケルはアウシュビッツの施設を訪れたり、ハンナに面会にいくのだが、結局会わずに帰ってきてしまった。それで、他の女性たちは4,5年の懲役だったがハンナだけは無期懲役の判決だった。それから、さらに10年結婚して娘が生まれたものの、離婚して一人暮らしをはじめたマイケルはあることを思いつく。それは、服役中のハンナにテープレコーダーとともに自らが吹き込んだ「ドクトルジバゴ」やかつて朗読した様々な本をカセットに納めたものを彼女に送ったのだった。やがて、刑務所内の図書館から借りた「犬を連れた奥さん」のページをめくりながら、吹き込まれた声をたよりに識字の勉強を独力ではじめた。それから数年たちマイケルに手紙を書くまでに上達していった。
 そして、ついに彼女が釈放されることになり、唯一の知人であるマイケルが身元引受人となることなり、はじめて彼女と面会する。その時マイケルは、収容所のことを聞くがハンナは今さら亡くなった人は戻らない、と言いつつも気にしている様子だった。
 ハンナが裁判中に尋問した裁判長に「職務としてやれと言われたことを、あなただったら拒否できますか」と逆に問い直す場面があった。またマイケルのゼミ生は「たまたま、本に書いた母子が現れたからこんな裁判になった。これは、ある種の見せ物だ」と言う。収容所もユダヤ人をガス室に送った人々は他にいっぱいいるのだから、たまたま特定できた看守だけをとりあげているにすぎないと主張する。そうした意味でも、ナチへ荷担した普通の人々を機械的に指弾するということ事態考えさせられてしまった。また、どういう事情があったのかにせよハンナが文字の読み書きをできなかったことの理由も含めその背景をしりたくなった。一方、老け役まで熱演したケイト・ウィンスレットは、かつてのタイタニックとは桁違いに好演していた。ただ、「ワルキューレ」と同様ドイツが舞台なのに英語で台詞を言うのは何か違和感がある。マイケルも実はミヒャエルというドイツ語でやった方が良かったのではないかと思ってしまう。


監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:ケイト・ウィンスレット 、レイフ・ファインズ 、デヴィッド・クロス 、レナ・オリン
2008年米独映画  上映時間:124分

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ブッシュ
 つい最近、ブッシュ前大統領が来日した。オバマ大統領の来日前の露払いではないのだが、小泉元首相と同行して日本シリーズの始球式をやったそうだ。在任中は何かと話題になっていたブッシュ。彼の人となりをまとめた集大成といえる。この映画の原題がwなのだが、彼のミドルネームウォーカーを意味しているのだが、テキサスではwはダフ屋という意味もあるという。彼は、1966年名門エール大学に入学するのだが、アメフトの応援でハメをを外し警察に逮捕された。それでも、パパブッシュの力で釈放される。卒業後もパパのコネで石油会社に就職するが、現場仕事がきついので、すぐに辞めてしまう。それでも、女性には目がなく、妊娠させてしまうが、これもパパがもみ消してくれた。そんなWに対して両親は次男に期待している。そうしたなかで酒におぼれていったw。ますます両親から見放されるwだが、そうしたなかでキリスト教原理主義に救いを求め、ようやく断酒することができた。それから、彼は思い立って地元テキサスで下院議員を目指すがさんざんな結果になる。それでも、パパブッシュが86年に大統領選を目指すことになり、父の手伝いをすることになった。88年大統領に当選したパパに貢献したwだった。しかし、湾岸戦争を早期に収めたことで、2期目の当選が果たせなかったパパブッシュにwはフセインにとどめを刺しておかなかったことが敗因だという。そして、パパは自らの後継者に弟ジェブを据えようとして、フロリダ州知事選の応援に余念がなかった。しかし、wはテキサス州知事選に出馬すると言うのだ。困惑する両親を尻目に、着々と準備を進めた。結果は皮肉にも、wは当選し弟は落選ということだった。そして、wは次のステップとして大統領選に出馬するというのだった。接戦を制して、大統領となったwはパパブッシュの時の閣僚らを積極的に登用した。そして
、9.11を経て取り巻きのネオコンにそそのかされ、アフガンに進行を決定。さらに、CIAの不確かな情報を元に遂に父が成し遂げられなかったイラク侵攻を強行するのだった。
 大統領になってからの閣僚たち、ライスを始めチエィニー、ラムズフェルド等そっくりさんを起用している。逆に、こうしたそっくりさんを使わなかった方が、映画としてはよかったのではないかと感じた。何かパロディというか、笑ってしまうような場面になっている。wは、キリスト教原理主義によって影響を受け、神の啓示を受けたと言いつのり、ネオコンにはけつをたたかれてのアフガンからイラクへの侵攻。これによって、まったくの一般市民も含め多くの人命が失われたことは、まさに悲劇である。さらに、経済においてもまったく「自由」に「野放し」状態で新自由主義に任せてしまった結果、リーマンショックを頂点とする金融危機を招いてしまった。そうした背景がよくわかる。それにしても、同じ穴のムジナかポチか、この国をさんざんなところに叩き落とした某首相と竹中ペテン大臣についても、誰か映画化してくれないものか。


監督:オリバー・ストーン
出演:ジョシュ・ブローリン、リチャード・ドレイファス、スコット・グレン、エリザベス・バンクス
2008年米映画   上映時間:130分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

レイチェルの結婚
  キムは9ヶ月ぶりに薬物依存症の厚生施設から帰宅することになった。ちょうど、2日後に姉のレイチェルが結婚するのだ。結婚式はキムたちの自宅でするももで、家は大忙しだった。しかし、キムは久しぶりの自宅で、レイチェルとの再会を喜ぶが、終始煙草をふかし、落ち着かない。帰宅早々、指定された病院で尿検査を実施し、依存症だった人々を対象の集会にも参加した。しかし、最終的に神への信仰を口にするリーダーに違和感を覚えたキム。帰宅して、集まった親戚や新郎新婦の友人たちとの夕食会が開かれた。次々に新郎新婦の家族や友人たちが二人に祝福とそれぞれのエピソードを披露し、参加者たちの歌やバンドの演奏もおこなわれた。そんななか、キムはマイクを持ち、レイチェルへの祝福と自らの体験から、自分だけが疎外されているという意識を込めてのスピーチをおこなった。そして、父と姉の三人だけの話をおこなうのだが、ある一言で気まずい雰囲気になってしまう。翌日雨の中、レイチエルとキムの姉妹は町の美容室に行き、髪のセットをおこなった。そこで、キムがかつての入っていた更正施設での知り合いが声をかけてきた。彼はそこでおこなわれた、お互いの体験を無記名で書いて、思いを共有するという取り組みで勇気つけられたというのだった。それは無記名でも、特徴のある便せんでキムの書いたものだということがわかったという。そこには幼い時から、叔父に性的虐待を受けショックで姉が20キロも痩せてしまい、キムが薬物に依存するようになったというものだった。すると、レイチェルは怒って、家に帰ってしまった。彼女は、キムが更正施設でも、ありもしない嘘を言い、決して反省していないということに腹を立てたのだった。しかしキムは10年前、睡眠薬を大量に飲みハイになっていた時、幼い弟のイーサンを車に乗せ、湖畔に行き、その帰り運転を誤り橋から湖に落ちてしまった。そして、弟を救助できずに事故死させてしまった過去があったのだ。そのため、両親は離婚し、姉のレイチェルは勉強に没頭するよい子を続けてきた。キムはその後何度も更正施設への入退所を繰り返していた。そんななか、久しぶりに会った実の母親にキムはなぜ薬物に依存していた自分に弟を託したのかと詰め寄った。すると母は「イーサンはお前になついていて、お前も弟いる時はしっかりしていたから」というのだった。キムはそれを聞いて、母を張り倒すのだった。すると母もまたキムを殴り返した。呆然となったキムは車を一直線で走らせ、幹線道路から外れた岩に激突して、ようやく止まった。顔に痣をつけて結婚式に参加することになったキム。それでも、和気藹々のなか無事に結婚式は無事に終了し、それぞれ集まった人たちも帰途についていった。
 郊外の大きな家だからこそ、こうした家での結婚式ができるのだろう。かつて、「ゴッドファーザー」でも長男のソニーの結婚式の場面を思い出した。そういえば、日本でもかつては家で結婚式がおこなわれていたものだ。キムを演じたアン・ハサウェイは情緒不安定でいまにも感情を爆発させるのではないかとか、大声で泣きわめくのではないかという両極端に振れてしまうのではないかといった表情が特徴的に好演していた。日本の某歌手も薬物依存で騒がれているが、この映画にも描かれているように、そんなに簡単に克服できるものではないことが理解できる。ところで、レイチェルの結婚相手が黒人の青年というあたりは、この作品ではまったく問題になっていない。これはいいことなのだが、そんなにこだわりがないというのが現実なのだろうかと少し疑問に思った。


監督:ジョナサン・デミ
出演:アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、ビル・アーウィン
2008年米映画  上映時間:112分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

僕らのワンダフルディズ
  食品会社に務める藤岡徹は53歳で、胆石の手術をし入院中だった。リハビリのため、病院内を歩いていた時、ある部屋から主治医の声聞こえてきた。それは、患者の現況を報告しているものだった。すると、「53歳男性この患者は末期の胆のうガンで、もって後半年ですが、患者の奥さんから本人には告知をしないで欲しいと言われ、告知はしていません」というものだった。それを聞いた藤岡は自分のことだと直感した。病室に帰ってみると妻の章子はみょうにやさしい。数日後退院した藤岡は、娘の和歌子や息子の智樹の態度も以前とは違うと感じていた。一人パソコンで胆のうガンを検索し落ち込んでいた。会社にも行かず落ち込んでいる藤岡を励まそうと、智樹の学園祭に誘う章子。しかし、それでも暗い顔で高校にやってきた二人。すると何かに誘われるように、歩き出す藤岡。彼は35年前この高校でバンド「シーラカンズ」をやっていたことを思い出す。帰宅して、家捜しして、昔のバンドで歌った「僕らの旅」を聞いて涙していた。そして、バンドを組んでいた級友で今でも近所で不動産屋をやっている渡辺と酒屋の栗田を会い、藤岡がガンで余命半年ということを告げる。そして、できればもう一度バンドを再結成し、自分たちの音を家族に残してやりたいと相談する。切羽詰まった級友の頼みに二人は承諾する。しかしドラムス担当はアメリカに行ってしまい、もう一人のギター担当は自動車販売会社の部長になっている山本だという。藤岡は山本に会って自らの病気を告白し山本にもバンドの結成に力をかして欲しいと懇願する。山本も参加することになるのだが、ドラムスは栗田の知人の紹介で日暮という中年の男性が参加することになった。彼らは、この際オヤジバンドのコンテストに出場しようということにした。そして練習会場にと、近くの寺の住職になった高校の同級生に、生前に戒名を頼み法外なお布施をして、本堂を借りることができた。一人張り切る藤岡。やがて、寺から追い出された一行は、日暮が東京の青山に所有しているスタジオで練習することになる。日暮は資産家なのだが、私生活は謎に包まれていた。しかし、渡辺の店は今にもつぶれそうで、資金繰りに苦労していた。また栗田の酒屋もいまいち売り上げは伸びず、認知症で徘徊ぐせのある母親と妻との生活はいっぱいいっぱいだ。そんななかで、何とか練習をつみようやくコンテストへの参加も決まったところで、驚愕の事態が起きてしまった。
 竹中直人が歌い踊り、笑わせてくれる。軽妙なスキップをしながらヘッドホンに集中しながら歌たったり、本領発揮している。一方落ち込んで、愕然とするあたりは、往年の渥美清の寅さんを思い出してしまった。ただガンの告知については、現在ではインフォームドコンセントといことで、基本的には本人には告知するのが原則だ。本人に知らせないということはまずないと言える。そうしたガン患者をとりまく家族の対応など、自らの体験も含め身につまされた。それはそうと、日本の喜劇映画は「釣りバカ日誌」も今年で幕を下ろしてしまうなかで、ほとんど皆無だ。そうしたなかで、竹中直人にこの作品だけに止まらず、がんばって欲しい。この作品では、笑わせてもらったし、老若男女が笑える作品を待望する。


監督:星田良子
出演:竹中直人、宅麻伸、斉藤暁、稲垣潤一、段田安則、浅田美代子、紺野美沙子
2009年日本映画  上映時間:112分

テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

母なる証明
 「殺人の追憶」の監督ということで期待して観たが「残念」と言わざるを得ない。物語は、とある郊外の小さな町。漢方薬の店をやっている母は、もう成人になった一人息子のトジュと暮らしている。トジュンは仕事にはついていず、友だちのジンテとぶらぶらしていた。ある日、店の前で犬と遊んでいたトジュンは猛スピードのベンツにはねられた。幸い軽傷だったトジュンはジンテとともにベンツの後を追ってゴルフ場に向かった。そこで、ナンバーからベンツを見つけて、サイドミラーを壊し、さらに車の持ち主に襲いかかった。すぐに双方警察に連れて行かれて、示談をするように警察に促された。しかし、ジンテの壊したサイドミラーの弁償をするように言われてしまった。その晩、トジュンはジンテと待ち合わせたスナックに行くが、ジンテは現れず、結局一人で酒を飲み、店を出た。酔ってふらふら歩き、目の前を女子高生が一人で歩いているのを見て声をかけたトジュン。しかし、彼女に無視され石を投げられたトジュンは、そのまま帰宅した。しかし、翌朝トジュンが声をかけた女子高生のアジョンが無人のビルの屋上で殺されているのが発見された。しかも、現場にはゴルフ場で拾ってきたゴルフボールにトジュンと書いてあるものが発見された。警察は、すぐにトジュンを逮捕する。トジュンは軽度の「知的障がい」があるのか、なかなか当日の夜の行動について思い出せない。そんな息子を心配した母は、腕のいい弁護士を雇うのだが、なかなか動いてはくれない。そこで、母が真犯人を捜すための行動に出る。最初、ゴルフボールの事を知っているジンテの家に無断で侵入し、ゴルフ場から持ち帰ったクラブを持ち出し警察に持ち込んだ。しかし、逆にジンテは無関係であることを証明され、かえってジンテに慰謝料を払うように要求された。その際ジンテは被害者のアジョンのことを調べた方がいいと言うのだ。それは、アジョンには「援助交際」をしていたという噂があったというのだ。彼女は認知症の祖母と二人暮らしで生活が苦しく、祖母はマッカリの瓶を持って徘徊するのが常だった。やがて、真相にたどり着いた母なのだが、思わぬ事もわかって動転してしまう。
 母親の執念は猪突猛進なのだが、真相を突き止めても止まらない。「障がい者」への偏見もあるように思う。また、邦題の「母なる証明」も異議がある。意思疎通がうまくいかない母子の関係も含め、母性の証明をあのように表現するのはいかがなものか。とにかく後味の悪さはこの上ない。「殺人の追憶」とは大違いなのだが、よく考えると「殺人の追憶」でも「知的障がい者」の扱いが不当だったことを思い出した。
 少し時間おいて考えてみて、気がついたことがある。それは、被害者のアジョンの携帯カメラに資源回収のおじさんの顔写真が写っていたということ。しかも、事件より前のことで、アジョンとの関係も当然あったと思われる。すると、事件当夜、あの無人の家にいた資源回収のおじさんと待ち合わせをして、アジョンが現れたということも考えられる。そして、二人の間にトラブルが発生し、アジョンが殺されたということも考えられなくもない。そして、現場で見かけたトジュンに罪をきせようと死体を屋上に運んだということもあるのではと思った。まあ、これはうがち過ぎると思うのだが。


監督:ポン・ジュノ
出演:キム・ヘジャ 、ウォンビン 、チン・グ 、ユン・ジェムン、チョン・ミソン
2009年韓国映画  上映時間:129分

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ジャンル : 映画

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