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ノン子36歳(家事手伝い)
 信子、通称ノン子は東京で芸能活動をしていてテレビにも出ていた。しかし、結婚したマネージャーがいい加減な男で離婚し、活動の場もなく今は実家に帰ってきて家事手伝い。ただ実家の神社は妹の連れ合いと父親が切り盛りしていた。その神社の祭りの数日前、マサルという若者が神社にやって来て、境内にいきなりブルーシートを敷いていた。事情を聞くと祭りの当日、店を出したいというのだった。そこで、テキ屋の安川のもとへマサルを連れて行くことになったノン子。しかし安川は、許可も必要だし急には無理だと断る。それでもノン子はいくらかのスペースはあるから、安川も認めてくれるのではないかと言葉をかけた。そんなこともあって、マサルは祭りの日までノン子の実家に居候することになった。そんな一方ノン子の元夫が姿を見せた。調子のいいことを言いながら、もう一度東京で芸能活動を一緒にしようというのだった。マサルはノン子の実家に大量のひよこを送ってもらっていた。マサルはひよこを祭りで売ろうというのだった。いったんは、雨で祭りは順延になった。マサルはかつてテレビ見たことのあるノン子に惹かれていく。そして、ノン子はなりゆきでマサルに抱かれる。祭りの当日、安川にひよこを売らせて欲しいと言うが、相手にされないマサル。すると、切れたマサルがチェーンソーを持って暴れ出すマサルだった。
 離婚して実家に戻り、家事手伝いとはいえ、酒と煙草を離せず、木製サンダルをカタカタ鳴らしながらかったるそうに生きている主人公ノン子。それに関わる元夫と行き当たりばったりの若い男。現在の世相を上っ面だけなぞり、ラブシーンだけが注目されている作品。逆ギレするマサルの行動もまったく理解できないし、ただただ身勝手な奴としか思えない。ノン子も酔って、町中の看板などをやたらと蹴飛ばすのも、一度ならともかく繰り返すのは、どうかと思う。けだるいというかだらだら生きているが、何とかやり直すということもないのもやりきれない。それと、最後の落ちだけのためにひよこ売りというのもいただけない。ただ、ロケ現場の寄居町一押しのノン子橋は見てきた。よく見つけたものだと感心した。


監督:熊切和嘉
出演:坂井真紀、星野源、津田寛治、鶴見辰吾 、新田恵利
2008年  上映時間:105分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

トランスポーター3 アンリミテッド
シリーズ3作目、例によって1契約厳守2名前は聞かない3依頼品は開けないという3つのルールで依頼品を運ぶというのが鉄則だ。しかし、今回は最初に断った依頼で、紹介したマルコムがその仕事途中に重傷をおって、フランクの家に車ごと飛び込んできた。そして後部座席には若い女性が気を失って倒れていた。マルコムを救急車に乗せた後大爆発が起き、フランクはその直後何者かに不意に襲われ、気を失ってしまった。気がつくとジョンソンという男が立っていて、マルコムの代わりに仕事するように言うのだった。そして、フランクの手にはブレスレットのようなものが付けられていた。それは、フランクの愛車アウディから20メートル以上離れると爆発するというものだった。さらに、フランクの愛車アウディは様々な武器を外したものが持ち込まれていた。そして車には例の女性も乗っていた。彼女はヴァレンティーナという赤毛の女性だが、彼女の手にも爆弾ブレスレットをはめていた。そして、トランクに乗せられた荷物とともに出発する。ジョンソンからの電話でカーナービに入力した番号から最初はブダペストに向かうのだった。いっぽう、ジョンソンはウクライナの環境大臣にある契約にサインするように迫っていた。大臣だけにある書類を渡して、脅迫していた。何とかブレスレットを外そうと知人を訪ねるのだが、すぐにジョンソンの部下たちが襲ってきた。それを交わし、二人はオデッサに向かう。いっぽうで、フランクの友人でマルセイユ警察の警部タルコニは、フランクからの依頼でジョンソンの狙いを明らかにしフランクのサポートを続けた。
 今回は悪役ジョンソン役のロバート・ネッパーはTVシリーズ「プリズン・ブレーク」のTバックでおなじみだが、なかなか好演していた。それに何といってもカーアクションはさすがと言わざるを得ない。シリーズ2作目のやや荒唐無稽な展開を多少軌道修正した本作は、それでも突っ込みどころはあるものの、よかった。ただ、ヒロインは他にいないのかと声を大にして言いたい。


監督:オリヴィエ・メガトン
出演:ジェイソン・ステイサム、ロバート・ネッパー、ナターリア・ルダコワ、フランソワ・ベルレアン
2008年  上映時間:103分

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

居酒屋兆治
 函館で高校の野球部のエースとしてならした藤野英治は親友の岩下とバッテリーを組み、甲子園っへの期待もかかっていたが、肩を壊して野球をやめてしまった。その後、地元の造船会社に就職した。その後、見合い結婚で子どもできたのだが会社でやり手の専務から総務課長に抜擢されたのだが、その内実は合理化のための首切りを実行させようというものだった。そのため、英治は会社を辞めてしまう。そして、もつ焼き屋のおやじのもとで修行し、居酒屋「兆治」を妻茂子と開店する。すると、岩下をはじめドックの元同僚など多くの客が引きも切らずやって来た。向かいのスナック若草のママ峰子は歌の上手く、造船会社の進水式典に呼ばれていた。その後、藤野を退社に追い込んだ専務と久しぶりに再会する。複雑な思いになる藤野。そして、若草の常連客の井上は妻子を顧みず日々カラオケにのめりこんでいた。見かねた岩下に殴られてしまう。そうした姿とともに藤野は一人の女性のことが気になっていた。それはさよというかつての恋人のことだった。彼女は旧家の出で、当時の藤野には彼女との結婚を躊躇してしまった。やがて、二人は別れさよは資産家で牧場を経営する神谷久太郎と結婚する。藤野も見合い結婚した。お互い子どもも出来たが、交流はなかった。しかし、さよは見知らぬ男と駆け落ちをしてしまう。方々探し回り、さよを連れ戻した久太郎。しかし、その頃からさよはかつての恋人藤野のことしか頭になかった。偶然、市場で藤野と茂子を見かけたさよは動揺してしまい、帰宅してからも家事が手につかず、不注意で火事をだしてしまった。その後、家を出て行方をくらましてしまったさよだった。
 先日、亡くなった大原麗子のせつなくも哀しい悲恋物語。それと、かつて「青年会」といったコミュニティの最後の物語ともいえる。しかも、出演者は原作者の山口瞳のカメオ出演に始まり、高倉健ゆかりの人々が数多く出演している。なかでも池部良は「唐獅子牡丹」シリーズでの共演以来で実に重厚な雰囲気を醸し出している。さらに「幸せの黄色いハンカチ」で共演した武田鉄矢も出ている。田中邦衛も「網走番外地」からの共演で息もぴったりだ。WMOの細野晴臣も面白かった。特筆すべきは、嫌われ者役の伊丹十三は光っていて、印象に残った。それと、今は見られなくなってしまったちあきなおみのコミカルな演技も忘れがたい。何はともあれ、大原麗子さんのご冥福を祈るばかりだ。


監督:降旗康男
出演:高倉健、大原麗子、加藤登紀子、田中邦衛、池部良
1983年日本映画  上映時間:125分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

Dragonball Evolution
 かつて2000年前に地球を破滅寸前まで追いやった魔族のピッコロ大魔王だったが、寸前のところで封印されて活動を停止されていた。ところが、2000年の眠りから覚め、再び世界征服を狙うのだった。そのためには、7つのドラゴンボールを揃えることで、何でもひとつ願いが叶うということで、ドラゴンボールを集めようとしていた。それは、数日後の皆既日食の日を期してのことだった。いっぽう、18歳の誕生日を迎えた悟空は、彼を育ててくれた祖父孫悟飯は、小さい頃から武道の道を究めてきた理由をあかし、ドラゴンボールを渡すのだった。しかし、その日悟空はクラスメイトで憧れのチチの家に呼ばれていた。そこで、はじめて悟空の隠していた力が発揮され、チチとも仲良くなれた。しかし、帰宅した悟空が見たのはピッコロ大魔王に襲われ、殺害された祖父の姿だった。祖父の最後の言葉に従い、亀千人こと武天老師を訪ねるのだった。彼もまたドラゴンボールをもっていた。孫悟飯の死を知った亀仙人は、悟空とともにドラゴンボールを探す旅に出る。すると、彼らのもとに現れたのがブルマという女性で、彼女も父親の持っていたドラゴンボールをピッコロに盗まれていた。彼女あ科学者でもあり、開発したドラゴンボール発見器を持っていて、ともにドラゴンボールを探すことになった。しかしヤムチャという泥棒と出会う。それで、彼もまた行動をともにすることになった。ついに日食の日突如悟空が大猿に変身する。大猿はピッコロの配下としてコントロールされるのだった。それを食い止めようと亀仙人が奮闘するが、ピッコロに殺されてしまう。悟空は大猿とと自我との葛藤に打ち勝ち、ついにかめはめ波を放つのだった。
 原作の漫画もテレビのアニメも全く見ていない。しかし、この実写版はひどい。そもそも、ドラゴンボールを7つ全て探すということなのだが、全て探したということでもなく、省略されていた。そもそも、舞台もなぜアメリカなのかもわからない。「Heroes」2に出ていた田村英里子がERIKOの芸名でピッコロの部下マイとして出演している。これはこれでいいのだが、けっこう省略されていて、丁寧さが欲しいと思った。


監督:ジェームズ・ウォン
出演:ジャスティン・チャットウィン、チョウ・ユンファ、田村英里子
2009年  上映時間:87分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

選挙
 2005年9月の「郵政選挙」の直後、川崎市では市長選挙と市議会議員補欠選挙がおこなわれることになった。自民党は「郵政選挙」の大勝の余韻もあり、議会内で民主党と同数ということもあって、補欠議員の公募をおこなった。そこで、候補となったのが山内和彦というまったくの新人で、しかも東京からやってきた落下傘候補だった。こうして、妻と二人で悪戦苦闘の日々が始まった。慣れぬ駅立ちでは、郵政民営化、改革を止めるなといった小泉自民党を連呼し、チラシを配る。山内が立候補する川崎市宮前区では、すでに三人現職の自民党議員がいた。補欠選ということで、三人は自らの地盤も含めて、山内を紹介する。ただ右も左もわからない新人ということで、それこそベテラン議員や昔からの支持者たちからの叱咤が響き渡る。握手の際の目線や、手の力のいれ具合など事細かな指示が続く。山内の妻は、30代で外資系の会社勤めをしていてまだ子どもはいない。そんな彼女にも、「妻というのは、よくない。家内と言うように」と指示がある。それは「家内というのがこの世界での慣用語で、家内はおっかないというだじゃれも言える」とか言うのだった。告示前の事前運動で祭りをはじめとした、あらゆる会合に顔を出し、ひたすら支持を訴える。夫婦は急遽借りたワンルームマンションで、毎日ぐったり。それでも、告示日には、市長選、市会補欠選と神奈川県の参議院補選に出馬した川口より子候補ともどもトリプル選挙の幕開けを迎えた。早速町に繰り出す街宣車。妻のさゆりも生まれて初めて街宣車のマイクを握る。「山内の家内でございます」と声をあげた。意外にも彼女の、話す声はよく通り、評判は上々だった。しかし、選挙戦は新人だということは、まったく関係なく一人でもクレームの声が聞こえると、候補者には100倍の苦言となって返ってくる。妻にも専業主婦として夫を支えろといった声も降りかかってきた。相当なストレスを満載したものの、ようやく最終日を迎え、当時人気絶頂の小泉首相を迎えての打ち上げの演説がおこなわれた。主役は小泉首相、そして参議院選の川口候補、市長選の阿部候補だった。山内は宣伝カーの階下のテラスでひたすら手を振るだけだった。それでも、当時の風もあって自民党の3候補はそろって当選した。
 想田監督の第1回観察映画。選挙の内情をしっかりさらけ出している。何より、4年前の郵政選挙の頃を鮮明に思い出させてくれた。やはり、当時の「郵政の風」を実感させてくれた。しかし、補選は当選しても、焼く2年後の本選挙では宮前区で四人の自民党議員が当選するのは難しいと言われていた。そんなこともあって、山内は次の選挙では不出馬ということになった。それでも、選挙当時「小泉改革」「郵政民営化」を声高に主張していたが、自らは東京の下町の特定郵便局長を父にもつという山内。それと、夫婦でホワイトバトンをつけて選挙に臨んだという。こうしたところから、やはり、市議選本選に不出馬ということで、現在は生まれた子どもの育児に専念し、その傍ら映画「選挙」の舞台あいさつや講演もこなしているという。この作品は外国でも紹介され、いろいろ賞も取っている。きっと、外国人からみればずいぶんと奇異な選挙と思うのだろう。


監督:想田和弘
2006年 上映時間:120分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

20世紀少年<第2章> 最後の希望
 2000年の「血の大晦日」から15年が経過した2015年、カンナは高校生になっていた。2000年の事件は、人類滅亡を企んだテロリスト・ケンジ一味の企みで、それを阻止した「ともだち」は救世主としてあがめられ、「ともだち」の支配下にある友民党による政治支配下にあった。格差は広がり、多国籍のマフィアたちが暗躍する街となった東京。ベイエリアには万博開催にむけて建設された「ともだちの塔」が建っている。カンナは保護者であるユキジのもとを離れ、一人でアパートに住み高校へ通う傍ら、新宿の歌舞伎町にある珍宝楼という中華料理店でアルバイトをしていた。学校では、級友の小泉響子とともに問題児として、注目を集め、強制的に洗脳すべくよもだちランドに送られる。そこで、バーチャルの70年代のまさにケンジたちの万博の頃の世界に入り込まされる。しかし、脳への負荷がかかりすぎる危険があり間一髪清掃員として潜入して、抵抗組織をまとめていたヨシツネに助けられた二人。その後、二人の高校へ赴任したサダキヨ。彼は70年の理科室でドンキーと会った人物で、ヤマネとともに当時のトモダチの仲間だった。そして、モンちゃんが見つけた「しんよげんの書」をカンナに託した。その際、ともだちの実家を再現したともだち博物館にカンナを連れて行き、重大な秘密もまた託し、追ってきたともだち一派の目前で博物館に火を放って炎に包まれたスケキヨ。一方、海ほたる刑務所に捕らえられていたオッチョは漫画家の角田とともに刑務所から脱獄する。そんな折り、ともだちが東京をパレードすることになり、厳戒体制がひかれた。そこには、カンナをはじめオッチョたちもいた。そして、事件がまた起きてしまった。
 最終章への、中継ぎといった本作は、原作をうんと圧縮して盛りだくさんに詰め込まれていた。原作に書かれたキャラクターに似せたあたりは笑えた。今回は、カンナが主役で、ケンジは最後に顔見せぐらいしかでてこない。それと、キリコの過去もほんのわすかしか出てこない。また15年の歳月はただ、カンナが成長する期間ぐらいにしか描かれていないので、少し唐突な感じは否めない。万博などむしろ「反博」と言っていた世代でむしろあの年北朝鮮にいった「よど号事件」の方がはるかに印象に残っている者としては、つい斜にに構えてしまう。


監督:堤幸彦
出演:豊川悦司 、常磐貴子、平愛梨 、香川照之 、藤木直人
2008年日本映画   上映時間:139分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

少年メリケンサック
 メイプルレコードの新人発掘部に勤務する、契約社員のかんなあ、契約期限切れ目前にネットの動画サイトで見つけたのが「少年メリケンサック」というファンクバンドだった。さっそく、社長の時田に報告すると、かつてロックバンドの一員だった時田が気に入り、かんなの契約延長と「少年メリケンサック」と契約をするように命じるのだった。そこで、連絡先を見つけ最初に会ったのがイケメンの秋夫だった。訪ねていった先にいたのは、年齢50歳で朝から飲んだくれているオッサンだった。かんなが見たのは、実は「少年メリケンサック」の解散コンサートの動画だったのだ。それが25年前のことで、今や中年のおやじになっていたというのだ。驚くかんなに秋夫は、かつてのオリジナルメンバーでなら再結成してもいいというのだ。一方時田は、すでに全国ツアーを画策して、10万人のアクセスを得ていた。かんなは「少年メリケンサック」ではなく中年になった秋夫を見て、あきらめるのだが、事情を知らない社長命令でかつてのメンバーだった秋夫の弟春夫の元を訪ねた。しかし、現在は肥育牛の仕事をしている春夫はけんもほろろ断る。しかし、何とかオリジナルメンバーは集まったのだが、ボーカルのジミーは25年前の解散コンサートでの、春夫と秋夫の衝突の際の怪我がもとで車いすで現れ、言語も不明瞭という有様だった。そんななか、かんなの運転でメンバー4人は最初のコンサート会場の名古屋へ向かった。しかし、ネットでの前評判で集まった、いかにも「悪そうな」観客たちは、現れた「少年メリケンサック」の姿をみて、ブーイングの嵐だった。演奏が始まると次々と店を出る観客たち。時田も駆けつけたものの、取りあえず契約した会場だけはやり切り、その後辞表をだせとかんなに言うのだった。かくして、ファンクとは粗暴で下品で助平という最悪の中年メンバーとかんなの日々が始まった。
 「真夜中の弥次さん喜多さん」につづく2作目の宮藤官九郎監督作品。ジェネレーションギャップで片付けられるのかわからないが、やはり共感できない。笑いのツボも違うし、何かのりきれない。バンドに関する邦画も「ナナ」や「メトロイトメタルシテイ」といった劇画原作のものや「GSワンダーランド」などがあるが、どれもイマイチというかがっかりさせられ続けてきたが、今回も同様で、はっきりってつまらなかった。宮崎あおいだけが光っていた。「ザ・マジックアワー」につづくこの作品でもあざとらしい演技で嫌み感満載の佐藤浩市にも辟易した。


監督:宮藤官九郎
出演:宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ
2009年日本映画   上映時間:125分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

青い鳥
東京都下東ヶ丘中学の3学期が始まった。しかし、そこには担任の姿はなかった。彼に変わって臨時の教員が教育委員会から派遣された。彼は村内という教師だった。初めて、2年1組の生徒たちに挨拶した村内は極度の吃音だった。しかし、彼は日直の生徒に、倉庫に入れられた机といすを持ってくるように言うのだった。その机は、前学期までこの2年1組にいた野口という生徒使っていたものだった。野口は、クラスでいじめにあっていた。彼の家はコンビニをやっていたたため、あだ名は「コンビニ君」だった。それで、おもしろ半分に2人のせいとが中心になって、野口へのいじめがおこなわれ、コンビニにあるお菓子を学校に持ってくるような要求が日々エスカレートしていった。そんななかでも、野口は表面的にはおどけて見せていた。それでも、そんな日々に耐えられず、自殺を図った。しかし、あわやというところで助かったのだった。それでも、彼の書いた遺書には「僕が死んだのはこの人たちのせい」と書かれ、その部分の3カ所墨で塗られたものがマスコミにも報道されていた。そうして、野口一家はコンビニを閉店して他所に引っ越していった。2年1組は、当該にのクラスということで何度も反省文を書かされていた。学校側も「ベストフレンズ運動」をスローガンとして大きく掲げ、校内には青い鳥ボックスという意見箱が設置されていた。そうしたなかで、村内の行為はクラスの生徒からは罰を強要するといううけとめがされていた。そうした反発から、村内のの吃音のマネをする生徒がいた。そうしたなかで、野口と仲の良かった園部は、今でも野口のことが気になっていた。それは、野口にポテトチップスを欲しいと言った時「お前までが」という思いがこもったような悲しく寂しそうな眼差しを忘れることができないからだった。一方、青い鳥ボックスには、ほとんどがゴミくずしか入れられていなかったが、「青い鳥ってなに」とか「人を嫌うこともいじめになるのでしょうか」と書かれた投書があった。すると「それもいじめだ」という生徒指導の教師がいた。毎日、無人の野口の机に「お早う、野口くん」と語りかける村内。園部は村内と二人だけの話で、学校側の一日も早くいじめ事件を忘れてしまおうとする対応のなかで、いじめられた側は一生涯いじめられた事実を忘れることはできないのだ語りかける。園部も、青い鳥ボックスなどの表面的で欺瞞的な活動に辟易しており、竹内の話にうなずく。そうして、一生涯忘れることの出来ないダメージを与えてしまった事に対する贖罪は簡単なものではないということを、竹内の話で理解することが出来た園部だった。
 自らの保身と、事なかれ主義をうわべの「ベストフレンド運動」や青い鳥ボックスで取り繕うとする中学の姿を縦軸に、自らも吃音という「障がい」をもった教員が相手にわかって貰おうとすると時は「本気で話さなければならない」と主張していた。その通りだと思った。感受性の豊かな時期、いじめとその対処法が、陳腐な表面だけの運動なんて、すぐに見透かされてしまうのはいうまでもない。もちろん、「人を嫌う」ことだって基本的には自由なのだから、所詮出来ない事を強要することの方が無理があると感じた。


監督:中西健二
出演:阿部寛 、本郷奏多 、伊藤歩
2008年日本映画  上映時間:105分

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