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休暇
 山梨県の拘置所に勤務する刑務官の平井は40歳を過ぎていたが、独身だった。ある日、姉の紹介で夫を亡くしたシングルマザーの美香との見合いを勧められた。幼い男の子を連れた美香と会った平井は、美香を気に入り、とんとん拍子で結婚の話が進んだ。平井の職場である、拘置所には死刑執行施設があり、金田という若い死刑囚が収監されていた。彼は模範囚で、ひたすらスケッチブックに絵を描いていた。なぜ金田が死刑判決を受けたのかはわからない。ただ唯一の身内が妹なのだが、面会にきてもお互い一言も発することはなかった。そして、平井の結婚式の日程が決まった。しかし、平井には有給休暇が残っていなかったので、新婚旅行はあきらめていた。すると、金田の死刑執行命令が告げられた。所ではしばらくぶりの死刑執行に所長以下緊張した。執行当日まで、金田本人には知らせず、気配も見せていけないというのだ。さらに死刑執行に関して現場では10人ほどの刑務官が必要とされていた。多くは上司からの命令によるが、「支え役」と呼ばれる、刑執行の際、刑場の下で落下した体を支える仕事があった。これに、自ら希望すれば、一週間の特別休暇を与えるとの話が上司から説明された。考え抜いた末、平井がその役を買って出ることになった。しかし、結婚式の翌朝に予定された金田の刑執行に対して、刑務官の同僚たちは平井に「なぜ支え役を希望したのか」と問い詰める。彼らは、死刑執行の現場に立ち会い、精神的苦痛を味わった経験から、結婚式を控え、休暇のために任務を引き受けるという行為をなじるのだった。しかし平井は新妻の美香と子どものためと自らを納得させようとしていた。そして、いよいよ刑執行前日、平井の結婚式が行われた。しかし、翌日の執行に立ち会う職員たちは一様に食欲はなかった。そして、刑執行当日、金田は執行を告げられさすがに動揺してしまう。やっとのことで、キリスト教の牧師から聖書の一節を読み聞かされるのだった。その後、妹へ書き残すことをと促されるのだが、一言も書けずじまいだった。刑執行を経て平井は、美香と子どもを連れて県内の温泉に向かった。
 森達也著「死刑」にもあったが、死刑執行ボタンは3個あって同時に三人が押すのだが、いったい誰のボタンがで床開くのかはわからない仕掛けになっているという。こうしたことも含め、死刑執行場は一般的に非公開が原則だというので、こうした場面は貴重なのだろうか。世間的には、裁判員制度がスタートしたが、こうした死刑も含めた量刑までも決めるというなかでは、誰もが裁判員への不安はかくせない。しかも、この映画でも弁護士との接見場面で再審ということが話されていたが、えん罪の可能性はなかったのだろうか。それと、死刑を前に一度だけ精神的に追い詰められ暴れる場面があったが、あんなに落ち着いていられるものなのか、疑問に思った。


監督:門井肇
出演:小林薫、西島秀俊、大塚寧々、大杉漣
2007年日本映画  115分
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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

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