FC2ブログ

*All archives* |  *Admin*

2007/12
≪11  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31   01≫
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記
 冒頭、リンカーン暗殺の場面がありこの犯人ジョン・ウィルクス・ブースの日記には、黄金の隠し場所が記されていて、その解読をベン・ゲイツの曾祖父に依頼したという。しかし、彼はこれが南軍の資金源になるということで、その日記18ページ分を破り火にくべて殺されたのだった。その現場に居合わせた祖父がベンの父パトリックにこのことを話していた。こうした経過から、南軍に資金が渡るのを阻んだということをベンが父親とともに講演した。すると、客席にいたウィルキンソンという男がブースの日記の一部を持ってきていた。これによると、ゲイツの曾祖父が秘密結社ゴールデン・サークル騎士団の一員でリンカーン暗殺に関わっていたというのだ。そこで、ライリーとともにこの日記に隠された謎を追うことになる。しかしベンは、妻のアビゲイルと別居中だったが、このプロジェクトで再び彼女ともども行動を開始する。そしてフランスの自由の女神像、ロンドンのバッキンガム宮殿に飛ぶ、そして古代アメリカの文字の解読をベンの母で言語学の大学教授エミリーに聞きに行く。しかし父のパトリックとは離婚していて仲がよくなく、久しぶりにあってもよそよそしかった。それでも、もうひとつの手がかりである、大統領文書を見るための準備をする。そして、最後にラシュモア山に向かう。するとウィルキンソン一味が待ち構えていた。そして、謎解きのクライマックスを迎える。
 シリーズ2作目だが、ベンの曾祖父の濡れ衣を晴らすためといったディティールがあまりよくわからなかった。それと、バッキンガム宮殿やホワイトハウスへ入るという設定もできすぎだし、遺跡の洞窟部分の仕掛けもいまいちで、インディー・ジョーンズシリーズの足下に及ばないと言える。展開があまりにご都合主義で、謎解きといった部分もまた同様なので、なんだという思いがあった。ヘレン・ミレンやエド・ハリスといった芸達者を加えてはいるが、やはりいまいち物足りなさが残った。ここらで打ち止めにした方が良いと思う。


監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジョン・ヴォイト、ヘレン・ミレン、エド・ハリス
2007年米映画 上映時間: 124分 
スポンサーサイト

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

点と線
 福岡県博多の郊外の香椎海岸に男女の遺体が並んでいるのが発見された。1月の末の事であった。地元の博多東警察署では現場検証の結果、合意の上での心中という結論をだした。それというのも、男の方は産経省の課長補佐の佐山といい、折しも汚職事件の鍵をにぎるキーマンであり、女性は赤坂の料亭小雪の仲居お時で、捜査が及ぶのを苦に心中したのではないかというものだった。しかし、ベテラン刑事鳥飼だけは、二人の死に疑問をもった。それは、佐山が単身で博多の旅館に泊まっていたという点とポケットに入っていた食堂車で一人分の領収書しかなかったということだった。一方、東京の警視庁捜査二課の三原刑事は産経省の汚職事件を捜査していたが、佐山の死で追及の矛先が鈍ってしまったと思っていた。彼は、博多に行き心中の捜査をおこない、鳥飼から状況を聞いた。東京に戻った三原は佐山が東京駅を出発した1月14日、特急あさかぜに乗るところを見たという安田に面会した。彼は産経省石田部長とも懇意で、産経省関連の機械商社の社長だった。彼が言うには、その日小雪の仲居二人とともに食事をした後、妻が病気療養をしている鎌倉に行くため東京駅に行った際、たまたま自分たちのいた13番ホームからあさかぜの停車していた15番ホーム見通す事ができたという。その15番ホームを佐山とお時が連れ立って歩くのを見たというのだった。あまりに、都合がいいので、二人の心中した日のことを聴くと、安田はその日は北海道にいたというのだ。裏をとると確かに青函連絡船の乗船通行票が残っていた。しかし、三原は安田の妻を鎌倉に訪ねると、彼女の枕元には時刻表がおいてあった。結核で静養中の亮子は、時刻表を眺めて想像で全国を旅するのだという。このことを地元の同人誌に随筆で書いていたことを、亮子の主治医に見せてもらった三原は、安田に疑惑の目を向けた。そして、綿密に練られたアリバイ工作を覆すため、東京に出てきた鳥飼ともども追及していく。
 松本清張の出世作である「点と線」1958年の作品で、新幹線もない頃の話である。それでも、日本一発着の多い東京駅で隣のホームが見渡せるのが、一日でたった4分間だけというところうまく使ったミステリーで、当時の社会状況を踏まえており、社会派ミステリーの草分けといったものだった。そういう意味では、後の西村京太郎のトラベルミステリーなど時刻表を使っての筋立ての原点ともいえる作品だ。映画は当時の新人南廣が三原役で出ており、鳥飼には加藤嘉、安田には山形勲、亮子には高峰三枝子、その他志村喬、堀雄二、三島雅夫といった芸達者が出ていた。この後、東映では警視庁物語というシリーズが何本もつくられており、この作品にも、この「点と線」のキャストが出ていたと思う。
 それはそうと今年、テレビ朝日がこの「点と線」を前後編2回にわたって放送し、芸術祭大賞を受賞したという。ここのところ、ハリウッドにならったのかリメイクが大流行である。しかし、「天国と地獄」「生きる」といった見るも無惨な状況なのだが御多分にもれず、「点と線」もひどいものだった。芸術祭大賞があきれてしまう。何といっても、ビートたけしが大根すぎる。ただしかめっ面で、捜査権限もないままに東京まできて、勝手に動き回るという設定に無理がありすぎる。戦争中のエピソードも原作にはないものをつくっており、これも後付けといった感が強すぎ。それと、安田役の柳葉敏郎もただただ眼を見開くだけの例によっての一本調子だし、とても悪には見えない。さらに、産経省の石田役の竹中直人も、腹黒い官僚には見えない。しかも帽子や靴といった小道具もあざとすぎる。さらに、警視庁の捜査二課の刑事たちが鳥飼に敬意を表する場面も作りすぎで、まったくの駄作と言わざるを得ないし、そもそも空白の4分間を持ち上げすぎと言わざるをえない。それより、食堂車の領収書でいうと、閉まる時間というの鍵だし、安田のアリバイ作りに産経省の佐々木がかんでいたところなどもっと詳細に描くべきではないだろうか。話を膨らませすぎで、お時の家族や安田の愛妻家といった側面がかえって話をぶち壊していると思う。

監督:小林恒夫
出演:南廣、高峰三枝子、山形勲 、加藤嘉 、志村喬
1958年日本映画 上映時間85分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

28日後・・・
 「アイアム・レジェンド」を観た際、予告編で「28週後」があった。それで、「28日後」の続編だということがわかった。それで、まず「28日後」を観た。冒頭、世界で起きている暴動や銃撃戦等のバトルのシーンが続く。実は、それはテレビモニターに映し出されており、鎖に繋がれたチンパンジーが何台もの画面が並べられたものを注視させらていたのだ。そこに、目出し帽を被った数人の男女が侵入してきた。扉には「イギリス霊長類研究所」とあり、彼らは動物愛護団体のメンバーで動物虐待から動物たちを解放しにきたのだった。物音に気づいた研究所の職員が「この動物たちは凶暴になるウィルスの宿主だから、解放はできない」と警告する。しかし、一匹のチンパンジーを檻から出すと、女性活動家に噛みついた。すると、その女性もすぐに他の仲間に襲いかかっていった。それから28日後、とある病院の集中治療室で目を覚ましたジム。彼は、病院の中が無人であり、ロンドンの町中に出てみると人影がまったくない、掲示板には9.11の際の行方不明者を訪ねる写真やメッセージがところ狭しと貼ってあった。集団避難といった見出しの新聞も風に舞っていた。再び町をさまよい、ふと眼にした教会に足を踏み入れると、そこには死体がいっぱい散乱していた。すると、眼を真っ赤にした神父が突然襲いかかってきた。何とか手にしていた、ビニール袋に入ったコーラの缶で防戦したジム。やっとの思いで逃げ出すが、何人かの「感染者」に追われていると火炎瓶でジムを助けてくれた2人が現れた。彼らとともに、地下鉄の売店に逃げ込んだ。そこで、助けてくれた生存者のマークとセリーナと名乗り、ジムが交通事故で入院中の28日間について説明してくれた。それは、凶暴化ウィルスに感染した人間は「怒り」に取り憑かれ凶暴化する。ウィルスは感染者に噛まれたり、血液が眼や口といった粘膜からも侵入し20秒ほどで症状がでるという。だから、肉親でも感染したとわかったら即座に殺さなくてはいけないというのだった。ジムはまだ事態が飲み込めず、翌日二人とともに実家に戻ってみた。すると、両親が前途を悲観して二人並んで服毒自殺をしていた。その日はジムの家に泊まる事にしたのだが、夜中に感染者が襲ってきた。その際マークが傷を負いそこからウィルスに侵された。すると、セレーナがすかさずマークを斬りつけて殺してしまう。二人になって再びロンドンの町を歩いていると、ビルの中腹から光の点滅が見えた。そこに行ってみると、再び感染者に襲われながらも、ようやくその部屋にたどり着くことができた。そこにはフランクとハンナの親子がいた。翌日、充電式のラジオから聞こえた放送でマンチェスター近郊の軍隊が水も食料も治療法も準備できているというのだ。4人はマンチェスターに向かい、車に食料等を満載して向かった。ようやくにして到着したマンチェスターは火の海で駐屯しているという部隊もわずかな兵士しかおらず、治療法もまったくないといったものだった。そしてそこでの一波乱があった。
 「アイアム・レジェンド」とかなり共通点がある。それは、感染者たちが、凶暴化し運動能力がアップし、夜行性といったところだ。人間の極限状況下での本性も悪意と欲望に支配されるか相互扶助と善意といった葛藤も描かれている。こうしたなかにおいて権力が介入するとどうなるかについて、「28週後」が提起するのだろう。それにしても、次々にこうしたウィルス感染ものが映画化されるのも、現実に鳥インフルエンザの人間への感染問題やサーズ等々の蔓延があればその対処が万全でないというところを見越してのことなのだろうか。地球環境の激変とも決して関わりのないという状況では、このような恐怖は絶えず増殖している。そういう意味でも人ごとではすませられないんだけど・・・。


監督:ダニー・ボイル
出演:キリアン・マーフィ、ナオミ・ハリス、ミーガン・バーンズ、ブレンダン・グリーソン
2002年英映画  上映時間114分

テーマ : DVD
ジャンル : 映画

アイアム・レジェンド
 2009年、テレビニュースで女性医師がインタビューに答え、がんの治療ワクチンを開発し、これまでに19,000人もの人を治療したことが放送された。この3年後、ニューヨークにはロバート・ネビルが愛犬のサムだけがいた。人はすべて、悪性のウィルスに感染して死に絶えてしまったいた。それで、ネビルは無人のニューヨークをスポーツカーに乗り疾走していた。そして、昼には港に行きそこから中波のラジオで他の生存者がいないか呼びかけていた。しかし、腕時計のアラームが鳴ると急いで自宅に帰り、鋼鉄のシャッターで二重に戸締まりをするのだった。3年前、ネビルは米軍の中佐で細菌の研究をしていた。そして、がんワクチンで治療した人たちが謎の死をとげ、そこから変異したウィルスが蔓延していった。その感染力はすさまじく、たちまちニューヨークを席巻していった。そこで、大統領令によってニューヨークマンハッタン島を封鎖するということになった。ネビルは妻と娘をやっとのことでへりに乗せ避難させ、自分はニューヨークに残りウィルスと闘う決意をしていた。それから、ほとんど全ての人間が死に絶えたのだった。こうしたなかで、孤独に耐え一人ウィルスの研究を続けていた。そして、ついにネビルが暗闇を恐れる理由が明らかになる。それは、感染者の一部が生き残り身体に変調をきたし、運動能力は飛躍的に高まったが人間的な思考能力や言語能力が失われ、凶暴化していた。そして、弱点として紫外線に弱く、昼間は建物の奥深く暗闇に身を隠しているのだった。そうしたなかで、いつもと違う風景にめを見張るネビル。これが、ひとつの転機となっていく。
 今回で3度目の映画化だという作品だが、バイオハザートシリーズとも共通するような設定
で、悪性のウィルスによって人間が死滅していくというもの。些細なストーリー展開で首をかしげるところもあるものの、まっいいかと思った。最後、神のお告げとかといったところはやはり違うとも感じた。


監督:フランシス・ローレンス
出演:ウイル・スミス、ダッシュ・ミホク、 サリー・リチャードソン
2007年 米映画 上映時間:100分

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

ベオ・ウルフ/呪われし勇者
6世紀のデンマーク、フローズガール王が盛大な宴を催していると、巨大な怪物グレンデルが姿を現し、人々を虐殺した。王は、この館を封印し、怪物退治をするよう触れをだす。これに対して戦士ベオウルフが配下の戦士とともに、スエーデンから船でやって来た。そして、再び宴席を開催してもらい、またもやって来たグレンデルを撃退し、片腕をもぎ取ることになった。戦勝を祝い、再び華やかな宴が催される。皆酔いつぶれていたところ、翌朝ベオウルフが目にしたのは、虐殺された兵士たちが天井から吊された姿だった。ベオウルフは、グレンデルの母親の元へと向かうが、姿を現したのは怪物ではなく、絶世の美女だった。そして、彼女はベオウルフを誘惑し、亡くした息子の変わりの子を身籠りたいと言うのだ。そして、その見返りとして、王とするという約束をする。ベオウルフは約束の証としてフローズガール王からもらった黄金の杯を渡した。城に戻り、フローズガール王に怪物を退治したというベオウルフの言葉に、王は二人だけで話しをし、怪物とのことを知った王は王位をベオウルフに譲ることを宣言し呪いはフローズガールからベオウルフへと継承されたと言い、自ら断崖に身を投げてしまう。その後、ベオウルフは王妃をはじめ全ての王の遺産を相続しデンマーク王として君臨した。やがて、年を経たある日、ベオウルフとの約束の黄金の杯が発見された。そのことで、呪いが現実となり、怪物の子は黄金の龍となって、城を襲撃する。そして、最後の闘いが繰り広げられた。
 ロバート・ゼメキス監督が「パフォーマンス・キャプチャー」と呼ばれる技術を駆使して作られた作品だ。これは、俳優を赤外線カメラで360度撮影し、コンピューター上でCGキャラクターとして再現するというものだ。同じような手法で「300」が作られている。なるほど、CGのアニメではなく、実際の俳優をCGとして取り入れているため、顔の表情が静止していれば絵画のように見えた。そうした状況ゆえに、海中でのアクションが長く続けられたりしていた。ただ画面がきれいにはきれいなのだが、最後の方の場面はジブリの「ゲド戦記」を彷彿させるようなところがあった。また、物語前半部では、まだキリスト教が伝わっておらず、神の概念や宗教感もけっこうおおらかだったが、後半部分でキリスト教会が立ち、そこでの明確なメッセージがあるのかと思ったのだが、まったくなかったのが、妙に頭に残った。それにしても、手放しでいいということもできないというところが多々あり、「こんなものか」というところか。


ベオウルフ/呪われし勇者
監督:ロバート・ゼメキス
出演:レイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、アンジェリーナ・ジョリー
2007年 米映画 上映時間114分

テーマ : ベオウルフ 呪われし勇者
ジャンル : 映画

アポカリプト
 16世紀初頭、ユカタン半島はマヤ文明下にあったが、そうしたところとは無縁のジャングルのなか狩猟生活をしている一団がいた。彼らは、昔ながらに森で生きていた。そんな平穏な村を、マヤの都市からきた兵士たちが急襲したのだった。ジャガー・パウは急いで妻と幼い息子を集落の後ろの穴に逃がすのだった。しかも妻は臨月を迎えた身重であった。しかし、圧倒的な数と不意討ちに村の住民は抵抗する者は容赦なく殺され、多くの人々は縛られていった。ジャガーは果敢に闘かったが、捕まり目の前で父を殺されてしまった。そして、捕まえられた一団は縛られ竹を肩に数珠つなぎされ、マヤの都に連行されていった。途中病気で母親を亡くした少女が謎の予言を兵士たちに言い放った。そして、都に着くと、女性たちは奴隷として競りにかけられ、売られていった。男たちは、折りからの干ばつから、神の怒りを鎮めるための生け贄として神殿で心臓をえぐり、首を切り落として捧げものとされていった。ジャガーが神殿に横たえられた時、突然の皆既日食によって命拾いするのだが、その後も兵士たちの戦闘訓練の道具として、つぎつぎになぶり殺しにされていった。ところが、ジャガーは愛する妻子を穴から引き上げ助け出すため、負傷しながらも必死に故郷を目指しかけ続けた。兵士たちの執拗な追跡をかわし一人また一人と倒しついに妻たちのもとに帰還する。
 パッションと同じように今回も言語は当時のもとということでマヤ語が使われている。また、髪型や入れ墨といったものも忠実に再現されている。こうしたなかでの、アクションもスピーディでテンポよく、しかも原始的な工夫を凝らした武器がうまく使われている。ただ主人公は2回も矢に当たっているのに、ほとんどダメージを受けないというのは、ちょっと不自然だ。ただ、マヤ文明の都はでてきたのだが、もう少しどんな風な生活があったのかを描いてほしかった。それがないなかで、肉弾アクションの連続は圧巻だった。


監督:メル・ギブソン
出演:ルディ・ヤングブラッド、ダリア・ヘルナンデス
2006年米映画  上映時間138分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

マイティ・ハート 愛と絆
 2001年の9.11以降アメリカはアフガニスタンを空爆し対テロ戦争ということで、タリバン掃討作戦を展開した。そうした作戦の支援にまわったのがパキスタンであった。そうしたなか、世界中のマスコミはパキスタンに多くの記者を派遣した。そして、タリバンの掃討作戦が一段落しアフガニスタンの政府が一応できた段階でマスコミはひとまずパキスタンから引きあげていった。しかし、そんななかでも、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の記者ダニエル・パールとその妻マリアンヌは、パキスタンのカラチでの取材を続けていた。マリアンヌは妊娠5カ月で、フランスのラジオ局の記者をしていた。ある朝、ダニエルは人と会う約束があるということで急いで家を出て行った。その後、マリアンヌの携帯に電話が入り夕食を楽しみにしていると言ったが、夕食には帰ってこなかった。心配するマリアンヌをインド人女性記者アスラが励ます。彼女は夫のパソコンからイスラム教のジラニ師に会うため、レストランに出かけたことを知る。ダニエルは彼を通じて、アルカイダ関連の靴爆弾男リチャード・リードのことを調査しようとしていたのだ。行方不明となったことを受けて捜査関係者がやってくる。アメリカ領事館の外交保安問題担当のランダル、キャプテンという愛称で呼ばれるCID(テロ対策組織)のリーダーハビブ、ウォール・ストリート・ジャーナのスティーヴとジョン、さらにFBIの捜査員もその調査の輪に加わった。そうしたなか、ダニエルがモサドのスパイだという地元の新聞記事が出たり、アスラもインドのスパイだと書かれた。すると、今度はメールでダニエルが拘束された写真とともに「記者を装うCIAのスパイ」と書かれていた。彼らはイスラム武装集団で、ダニエルとグァンタモに収容されているアルカイダの囚人との交換を要求してきた。マリアンヌは夫のスパイとしての容疑をはらすため、テレビで訴えた。しかし、ダニエルの死体が発見されたという知らせが入ったが、人違いであったことがわかる。そして、事件の真相が少しずつ解明されていく。ダニエルが会おうとしたジラニ師はそんな約束をした覚えはないというのだ。こうしたなかバシールという事件の重要な鍵を握る人物が浮かび上がる。彼の本名はオマールで、英国生まれのジハードとして知られるパキスタン人だった。オマールはジラニの名前を利用して、ダニエルをおびき寄せ、誘拐する計画を立てたのだった。
 この映画は2002年に実際に起きた事件を描いている。喧噪と混沌としたカラチ、クーデターで政権を奪取したムシャラフ大統領も国の威信を賭けて人質の無事解放をさせようとCIDを中心に発破をかけていた。しかし、ダニエルがユダヤ系のアメリカ人さらには、妻マリアンヌの友人の記者がインド人とくればモサド、CIA、インドといったイスラム原理主義武装勢力にとってはどれも敵であり、こうした疑いの目で見られれば誤解されるには事欠かない。しかも、ダニエルはユダヤ教の信者で妻のマリアンヌは仏教徒。こうした宗教、文化の違いを認めあうという習慣はかの国では存在しない。アンジェリーナ・ジョリーが仏壇のようなものに向かい「何無妙法蓮華経」と唱えていたが、何でなんだと思った。また、9.11以降のアフガン侵攻イラク戦争とは一体何なのか、改めて考えされられた。

監督:マイケル・ウィンターボトム
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン、アーチー・パンジャビ
2007年 上映時間108分

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

プロフィール

skdfg

Author:skdfg
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード
ブログ内検索
Amazon

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー
11 | 2007/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。