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300
 紀元前500年頃、スパルタでは幼い頃から闘いにむけて厳しく鍛えられ、成人の儀式では飢えた狼のいる谷にただ一人放り出され、生き残った者だけが成人と認められるのだった。そうした試練を見事にくぐり抜けた王レオニダスの元に当時世界最強のペルシア帝国の王から使者が来た。ペルシアのクセルクセス大王は東方の国々を征服し、ついにスパルタを始めとしたギリシアにも食指をのばし、水と土地を差し出し服従の証を見せろと言ってきたのだ。しかし、いかなる圧力にも屈せぬという意気込みで、使者を葬り去ったレオニダス。しかし、神々に闘いの意向を占ってもらうが託宣者は、出兵を禁じたのだった。しかし、レオニダスはスパルタの精鋭中の精鋭300人を引き連れて、海岸のテルモピュライに出陣した。こうした事態にギリシアのわずかな同盟軍も参戦してきた。しかし、山間から見下す海岸にはペルシア軍船で埋め尽くされていた。やがて、上陸した100万のペルシア軍最精鋭部隊に対して両側を絶壁に挟まれた地形を利用し、鉄壁の盾を掲げ雨のような矢を防ぎ、楔の陣形を崩すことなく、初戦を勝利でかざったスパルタ軍。しかし怪人部隊、像軍団等々あらゆる部隊を繰り出すペルシア巨大軍団。次々に撃破するスパルタ軍。そして、ついにはクセルクセス大王自らが出陣し、あらためてレオニダスに自分の下に服従すれば、ギリシア全土の王として認めようというのだが、それを拒否し最後の闘いを展開する。
 CGが駆使された映像は、原作のグラフイック・ノベルのような風合いを出すような処理がしてあり独特な色合いになっている。鍛え抜かれたスパルタの戦士たちの不屈な闘志がみなぎり闘いぬく展開が迫力があった。一方、王妃を始め留守を守り抜く地元の人々のなかで悪巧みをはたらく元老院の議員の姿にいつの時代にもこんな奴がいるものだと思ってしまった。基本的に肉弾戦の時代、鍛えた身体と武術をもって気迫と闘志ということが闘いの勝敗を決するということが描かれており、なかなかよかった。ヘロドトスの描いた歴史に書かれている伝説の闘い。この映画に対してイランが我々の先祖を貶めているという抗議があったという。よくわからないが、アクションとして観るしかないだろう。

監督 ザック・スナイダー
出演 ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ、デヴィッド・ウェンハム
2007年米映画  上映時間117分
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犯人に告ぐ
 2000年12月31日新宿、神奈川県警の巻島史彦警視は桜川健児少年誘拐事件で警視庁の指揮下、母親が身代金の3000万円を持って犯人からの指示を待つのを見守っていた。待つこと1時間、今度は横浜に移動するよう犯人からの指示があった。すると、神奈川県警曾根刑事部長は巻島に、県警単独で張り込むよう指示する。折しも、21世紀へのカウントダウンで賑わう横浜展示場広場に少年の母親がたたずむ。巻島の指揮下県警の刑事たちが配置につくが、なんと言っても大勢の群衆がいる中での張り込みは難しい。そんな中、彼女に近づく不審者が目に入り、一斉に刑事たちが取り押さえると、それを見てふいに逃げ去る男を発見した巻島だったが、間一髪取り逃がしてしまう。翌日、警察を嘲笑するメッセージとともに健児少年の遺体が発見された。曾根から一切責任は認めるなという指示の下記者会見場に現れた巻島は通り一遍の受け答えに終始したものの、会見が終わり会場を出ようとしたとき入った病院からの電話で表情が一変した。妻が初産で危険な状態だというのだ。それで、周りを囲む記者たちに感情を爆発させていた。それから6年、足柄署に左遷された巻島は、一命を取り留めた妻と6歳になる息子と平凡に暮らしていた。そんなある日、県警本部から呼び出された巻島。そこには、いったんは地方に左遷されたものの再び県警本部長となった曾根がいた。彼は、県警が総力を挙げている川崎児童連続殺害事件で、巻島に特別捜査官として犯人検挙をおこなえと言うのだ。そこで、足柄署から津田巡査部長を伴い県警に乗り込むことになった巻島だった。彼は前警視総監の息子でキャリアの植草の下で早速、事件に取り組んだ。犯人はBADMANと名乗り警察を挑発していた。そこで、県警では巻島にテレビのニュース番組に出演し、犯人を挑発することにする。巻島はテレビで「BADMANよ、主役が黙っていてどうする?」と犯人を挑発する。たちまち多くの反響があった。そして報道は過熱し、6年前の事件が再び取りあげられ、巻島も非難される。しかし、巻島は注目されるなか、部下たちを一斉に配置した上で、犯人のミスに注目しつつ「犯人よ、今夜は震えて眠れ」と言い放つのだった。
 劇場型犯行に対して劇場型捜査という手法が使われる。いかにも映画型といえるが、ただ豊川悦司があまりよくない。ここのところ、「愛の流刑地」「サウスバウンド」と立て続けに出ているが、どれもがっかりさせてくれた。今度も、がっかりだった。それは、原作のせいでもある。劇場型を全面にだすのはいいが、犯人が描写と追い詰めていく展開がいかにもチープで底が浅すぎと言わざるを得ない。それと、トヨエツも若くもないのだから、あの長髪は何とかならないものか。キムタクじゃあるまいし、似合わないんじゃないかな。映画も平均点以下。

監督:瀧本智行
出演:豊川悦司 、石橋凌 、小澤征悦 、笹野高史
2007年日本映画  上映時間117分

テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

パンズ・ラビリンス
 1944年スペインでは内戦も終結し、フランコ将軍が独裁政権を確立したものの、地方にはいまだ抵抗を続けるゲリラたちがいた。ゲリラの掃討戦に山間の村に派遣されたビダル大尉率いるスペイン軍。仕立屋をしていた連れ合いを亡くしたカルメンは、ビダル大尉と再婚し臨月を迎え、前夫の子オフェリアとともに夫の赴任先に車でやって来た。それは、ビダル大尉が生まれてくる子が男の子で、父親の元で生まれなければならないという思いからであった。しかし、カルメンは体調がすぐれず、車を止めて休んでいた。オフェリアは車のなかでも、童話を読んでいた。休憩の時車から降り不思議な石を見つけた。それは、すぐ近くにあった石像の目の部分で、それをはめ込むと中から大きな昆虫が出てきた。駐屯地に着くとビダル大尉が尊大に振る舞っていた。オフェリアは彼が好きにはなれず、父とは呼ばず、大尉と呼ぶのだった。それでも、ビダル大尉たちが住む家の小間使いをしているメルセデスとはすぐに仲良くなった。そんな夜、不気味な物音が響きなかなか寝付かれなかったオフェリアのもとに昼に見た大きな昆虫が現れた。オフェリアが妖精なのと絵本を見せると、たちまち妖精に姿を変え、彼女を家の裏にある迷宮に連れていった。すると、そこにはパンという頭が山羊の牧神が姿を現したのだった。そして「あなたこそ、地底王国の王女モアナの生まれ変わりだ。その証拠に、左肩に印があるというのだった。それで、パンのくれた本に示される3つの試練に耐えれれば、再び地底の王国に戻れるというのだ。それは昔、地底の世界に病気も苦しみもない王国があり、美しい王女がいたという。ある日、王女はお城を抜け出し地上に出たのだった。太陽の光を浴びたとたん、彼女は自分が誰なのか、どこから来たのかも忘れてしまい、痛みや苦しみを感じ、とうとう彼女は死んでしまった。姫を亡くした地底の王は悲しみ、いつか王女の魂が戻ってくるまで、地上にいくつかの入口を置いたということだった。パンのくれた白紙の本を開くと、試練の指示が現れた。それは、庭の巨木の根にとりついている大きなカエルの口に魔法の石を放り込み、腹の中にある鍵を手に入れることだった。その試練をやり終え鍵を手に入れたオフェリアのもとにパンが現れ白いチョークをくれた。次の試練はと本を開くと、白いページが真っ赤に染まる。すると、母のカルメンが出血していた。母を心配するオフェリアにパンはマンドレイクの根をくれた。それにミルクをそそぎ、人の血を2滴たらし、母のベッドの下に置いておくようにと言うのだ。そして、2つめの試練が始まった。白いチョークで四角く囲むとそこは秘密のドアとなり、ある場所に行けるというのだ。ただし、そこでは一切の食物や飲み物口にしてはいけないと言われた。そして砂時計が落ちきるまでに戻らなかければならないという。オフェリアは手に入れた鍵を持ち、自分の部屋からチョークでドアを書くと、そこが開き、おいしそうな食べ物が一杯の部屋に入ることができた。そこには、目をさらに置いたのっぺらぼーのような怪人が座っていた。オフェリアは鍵を使い中から短剣を持ってこることはできたのだが、短剣を手にしたとき、急に食べ物に目がいき、葡萄を2粒食べてしまった。すると怪人が立ち上がり、目を手に入れオフェリアを追ってきた。間一髪で、元の世界に戻ってきたが、パンは禁を破ったのだから、これまでだと言って短剣を持って消えてしまった。次の日マンドレイクが大尉と母に見つかり、母はマンドレイクを暖炉にくべ「世の中は残酷なの。人生はおとぎ話じゃないの」と言う。火の中で苦しそうな声あげたマンドレイク。すると、カルメンが突然産気づき、難産のなかで亡くなり、予想があたり男の子が生まれた。外では、ゲリラ部隊が一斉に攻撃を仕掛け、メルセデスも巻き込んで大きく事態が変わる。そんななか、再びパンがオフェリアの元に現れ、3つめの試練を課すのだった。
 現実とファンタジーが見事に交錯する。かつて、夜中の真っ暗ななか風の音や、遠くで聞こえる怪しい物音に想像力を思いっきりフル稼働させ、あれこれ想いを膨らませた遠い過去が呼び起こされた。スペインの内戦にからむ映画の名作も数多くあるが、この映画もこうしたなかの一本となるだろう。戦闘シーンで印象的だったのは、いったん戦闘が終わると負傷したゲリラへ容赦のない止めのの銃弾が頭や胸に撃ち込まれていた。それと、そうした先頭に立つビダル大尉の怪人ぶりが異様に目立った。そしてオフェリアは永遠の想像の世界に暮らすのだろう。


監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:イバナ・バケロ 、セルジ・ロペス 、マリベル・ベルドゥ
2006年 上映時間119分

テーマ : パンズ・ラビリンス
ジャンル : 映画

ブラック・ダリア
 1946年、ロス市警のリー・ブランチャードとバッキー・ブライチャートは市の公債を売るためのボクシングの試合で対戦することになった。バッキーは認知症の父親を施設に入れるため、自分のKO負けに賭け、そして歯を折られKO負けをきした。その賭け金で、父を施設に入れたところで、リーから特捜課で一緒に働かないかと誘われ、二人はボクシングさながらミスター・ファイアとミスター・アイスの異名を取る名コンビとなるのだった。リーは一軒家に恋人のケイと暮らしていた。バッキーは連日リーの家に行き、一緒に夕食をしたりしていた。そんななか、バッキーはケイへの禁断の思いをつのらせていた。しかし、ある夜ケイの腰にB.Dというイニシアルが烙印のようにあったのを目撃する。彼女は7年前ボビーというマフィアと関係があったが、リーが逮捕してから恋人になったのだった。1947年になり、ふたりは張り込みをしていたところ銃撃戦に巻き込まれ、バッキーはリーに危ないところを助けられたのだった。すると、そのすぐ近くから若い女性の全裸の死体が発見された。それは、腰のあたりを切断されしかも口は耳まで切り裂かれていたのだった。その事件にリーは異常なまでにのめり込んでいく。被害者は女優志願のエリザベスという22歳の女性だということが判明した。そして、このエリザベスにそっくりな女性マデリンとバッキーは出会った。そして誘われるままにマデリンとの情事にのめり込んでいく。それは、ケイへの思いを断ち切ろうということもあるのだが、なぜかマデリンが事件に関係があるのではというカンがあったからだった。いっぽうボビーの出所で彼との対決を余儀なくされそのなかで命を落とすリー。残されたバッキーは、ブラック・ダリアと呼ばれたエリザベスの事件を解決するが、そこには意外な事情があったのだった。
 1940年代のロス市警ということで、この作品を見ていて「LAコンフィデンシャル」のことを思い出していた。案の定、原作はジェイムズ・エルロイでLA4部作として、この「ブラックダリア」も「LAコンフィデンシャル」もあったのだ。さらにこの作品には、ポルノ・フィルム、道化師の肖像画、隠されていた数千ドルの現金など謎解きのヒントがちりばめられている。1940年代の退廃的な雰囲気が味を出していた。前作をもう一度見たいと思い、レンタル店にいったが残念ながらビデオテープ版しかなかった。バッキー役のジョシュ・ハートネットは「ラッキーナンバー7」にも主演しており「LA」のラッセル・クロウのようになっていける注目したい。なかなかよかった。


監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ジョシュ・ハートネット 、アーロン・エッカート 、スカーレット・ヨハンソン 、ヒラリー・スワンク
2006年米映画  上映時間121分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

サウスバウンド
 東京の下町に住む上原一家は両親と3人の子どもの5人暮らし。父一郎はかつて学生運動の活動家でいまだに反権力を貫いている。日頃から家にいて、小説の執筆にあたっている。生活は妻さくらが経営する喫茶店で細々とまかなっている。長女の洋子は、OLをしている。長男の二郎は小学6年生、妹の桃子は小学4年生で区立の小学校に通っている。二郎はいじめで中学生の勝から恐喝されている同級生の黒木のことがきにかかっていたが、それよりも父親の存在には頭を悩ましていた。区役所から国民年金の集金にも「そんなものは破綻しているから、払わない」「国民の義務というのなら、国民はやめてやる」と言い放つ。さらに、一泊二日の修学旅行についても、「そんなにするはずがない、どうせ旅行会社と教師の癒着があるのではないか」と学校にねじ込むのだった。こうした父親に対して母のさくらはすべて認めていた。それというのも彼女はかつて、一郎とともに学生運動をしており、ジャンヌーダークという異名をとっていたのだった。そのこともあって、さくらは実家の呉服屋とも20年も音信不通になっていた。さくらの母親は興信所を使って上原家を訪ねてきた。その後、二郎と桃子の二人はさくらの実家に行き歓待を受けた。しかし、生活レベルのあまりの違いにうらやましさを感じていた。その後、二郎は黒木とともに勝のところに行き黒木をいじめるのはやめるように言うのだった。すると、勝が二郎に「お前のかあちゃんは人を刺して警察捕まったことがあるんじゃないか」と言われ、思わず勝を殴り倒していた。すると長い間の恨みからか、黒木は勝を殴り続けていた。この事件があって、学校に居づらくなったこともあって、突然さくらが家族みんなで沖縄に西表島に移住しようと提案するのだった。一郎は、元々が沖縄の出身で移り住むという上原一家を西表島の長老サンラーがあたたかくむかい入れて、今は廃屋となっている家に住むように手配をしてくれた。島の人々は皆親切で、サンラーは二郎に、かつて一郎の祖父の使っていた船をあげようというのだ。東京では毎日ぶらぶらしていた一郎は島では勤勉そのもので、畑を耕し、海に出て魚を捕ったりしていた。ところが、この土地は東京の会社が買っていて、ここに老人介護施設を建設するというのだ。強制退去を求める会社に対して上原一家は一郎を先頭に敢然と立ち向かう。
 以前、奥田英朗の原作を読んで、おもしろかったのだが、映画の方はがっかりした。前半の東京の場面でも、いじめとの立ち向かう状況では原作の方が圧倒的によかった。いっぽう、映画の方はいまいちだった。それと何と言っても、学生運動の活動家という夫婦の設定だが、デフォルメしてすぐに「ナンセンス」と繰り返し「資本家」「搾取」といった言葉が連発されていたが、いくらかつての活動家であったとしても、こんな言いようはしないし、もっと現代的にわかるように理論展開はするのであって、戯画化がすぎていると思った。それと、沖縄行きも映画ではさくらが言い出しているが、一郎がウチナンチューなのだから、そこをきちんと描くべきだったと感じた。ということで、期待はずれだった。

監督:森田芳光
出演:豊川悦司 、天海祐希 、北川景子 、田辺修斗
2007年日本映画  上映時間114分

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

キングダム 見えざる敵
 世界有数の石油産油国であり、サウド王室による君主制の王国サウジアラビア。宗教はイスラム教ワッハーブ派が国教である。王室は石油メジャーの関係で親アメリカである。そのため、こうした石油会社関係の外国人の居住区が存在する。しかし、こうした異教徒の存在を苦々しく思う勢力もいる。こうした連中はアルカイダとも連携している。ちなみに、9.11事件でも、犯行グループの大半をサウジアラビア出身者がしめ、ウサマ・ビンラディンもサウジの出身だ。こうした背景の下、首都リヤドで休日に家族でソフトボールに興じる外国人居住区で国家警察の制服を着た連中による銃の乱射と自爆テロが敢行された。現場には事態収拾のため、救急車をはじめ消防車などが駆けつける一方、被害を受けたのがアメリカ人ということもあり、FBI捜査官や医療関係者も集結していた。この一報がサウジからFBI捜査官ロナルド・フルーリーに入った。しかし、この電話をかけてきた同僚は、時間差爆弾によって、死亡。現場は死傷者300人を越える大惨状を呈していた。フルーリーはすぐに現地に行きたいとFBI長官に申し出るが、国務長官たちの反対にあう。しかし、フルーリーは駐米サウジアラビア大使に会い、強引にサウジ入国を認めさせる。すぐに、法医学捜査官のジャネット、爆発物の専門家サイクス情報分析官のレビットらとともにフルーリーはサウジに飛んだ。出迎えたサウジ国家警察アル・カージ大佐は捜査に当たって様々な制約をおこなうことを表明。4人は国家警備隊の体育館にベッドを並べたところに押し込まれてしまう。しかし、彼らは捜査に関してはプロであり、着々と成果をあげる。そして犯行グループはアルカイダ系のアブ・ハムザを首謀者とするということもわかった。そして、実行犯を割り出し、そこを国家警備隊とともに急襲した。そして、その帰途突然テロ部隊に襲われてしまう。
 9.11以降対テロ戦争を標榜し、アフガン侵攻さらにはイラク戦争へと突き進んできたアメリカ。日本でもインド洋上での給油について、新法も含めての議論が再燃している。しかし、事態はさらに混沌としてきている。アフガンすら、かつてのアルカイダが勢力を盛り返しており、イランの動向もまた予断を許さない。こうした背景には、イスラム対欧米のキリスト教国といった状況と石油という資源も絡み出口が見えなくなっている。このような社会的背景を使って作品で、カーアクションシーンも含めなかなか見応えがあった。しかし、やられたらやり返せという報復の連鎖は止まるところ知らない。

監督:ピーター・バーグ
出演:ジェイミー・フォックス 、 クリス・クーパー 、 ジェニファー・ガーナー
2007年米映画  上映時間110分

テーマ : キングダム/見えざる敵
ジャンル : 映画

となり町戦争
 地方の小さな町である舞坂町に住む北原は、旅行会社「ツーリストスカイ」に勤務する。小さな家に一人暮らしで夕食は近所の食堂ですましていた。そんなある日ふと目にした広報に驚いた。そこには「舞坂町は、となり町の森見町と戦争をします。開戦日は5月7日、終戦予定は8月31日」と書いてあった。開戦日となっても、何ら変わったこともなくその後も普通に生活していた。開戦12日目、突如北原の携帯電話が鳴った。すると女性の声で「私、対森見町戦争推進室の香西と申します。お仕事中に申し訳ございません。送らせていただいた辞令交付式の案内の件でお電話差し上げました・・・」と言うのであった。何が何だか分からず、北原はその辞令交付案内を探しだした。さらに夕食時に見た広報紙には対森見町戦争で12名の戦死者が出たことを報じていたことも思い出し、舞阪町役場に確認に行ってみた。すると、電話をしてきた香西という女性がいた。彼女の説明によると、実際に戦争はおこなわれており、役場の業務として彼女も関わっているというのだ。翌日、舞阪町役場で辞令交付があり、北原は特別偵察業務に従事し毎日の通勤の行き帰りに目にした事柄をレポートとして報告するというものだった。そして、開戦26日目の夜、突然北原の家を香西が訪ねて来て「これから、敵地内への潜入偵察に変わります。私と結婚していただくことになりました。」 というのだ。そして、二人は夫婦を装い森見町のアパートを特別偵察分室として暮らすことになった。任務分担表には、朝食係からはじまって事細かな分担が決められていた。そうした偽装結婚の日々でも、ある夜二人は結ばれてしまう。北原は香西への気持ちを抑えきれなくなっていた。そんななか、香西から緊急の電話で、北原は森見町のアパートから、偵察業務に関わる書類を持って脱出するように言われた。そして、はじめて戦争の渦中に巻き込まれるのだった。
 原作の小説とは違った結末になるものの、となり町との戦争というシュールな設定だが、淡々と戦争業務を遂行していく町長以下役場の職員の姿が不気味だ。特に余貴美子演ずる戦争推進室長が、横柄な態度で町民を戦争へ巻き込むことに何の痛みもなくおこなっている。そもそも何のための戦争という説明も不十分で、町長らの思惑で戦争が始められるという設定や、森見町の闘争心育成木といったあたりにかつての神風といったことがメタファーとして使われているようだ。そうした戦争という局面に、自らの思いを封印し身を委ねていく怖さを淡々とかつコミカルの描いている。原作のそうした延長で再び戦後の日々も続くが、映画では北原が人間としての叫びを上げて終わっている。この点は評価が分かれるのではないだろうか。


監督:渡辺謙作
出演:江口洋介、原田知世 、瑛太
2006年日本映画  上映時間114分

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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