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恋するトマト
 茨城県の霞ヶ浦の近隣小さな農村で父母とともに農業をやっている野田正男は40代も半ばだが、独身だ。村には、いい年をした独身男性がごろごろいる。そこで、妻帯者である勇作が集団お見合いの企画を立て、皆に呼びかけた。正男をはじめ多くの独身男性が参加した。正男は農村にあこがれる景子という女性と何度かデートを重ね、結婚目前までいくが、土壇場でふられてしまう。落ち込む正男を、フィリッピンパブに誘う勇作。そこで、知り合ったリバティとの縁談が進み、躊躇する両親を尻目に、正男はリバティとともにフィリッピンへと旅たつ。彼女の家族と会い、さっそく結婚式をあげることにしたのだが、当日リバティをはじめ家族の姿が家から消えていた。リバティの父親に結婚式の費用にと渡した200万円ともども、どこかいってしまったのだ。あわててあちっこち探し、彼女を日本に送った芸能プロに行ってみるものの、皆目行方はわからない。失意のうちに、マニラでホームレスになってしまった正男。それから1年、今では芸能プロの手配師として、若いフィリピン女性をスカウトし、ダンスなどのレッスンの後日本に送る仕事に従事していた。ある日打ち合わせで、ホテルのラウンジでコーヒーを注文した際、日本語のできる清楚な女性と出会った正男。それが運命だったのか、次に会ったのは故郷茨城に似た田園地帯で稲刈りをするところだった。彼女はクリスティナといい、父親が胃ガンで入院中なので、母と弟等と稲刈りの最中だった。まだいっぱい残っているのを見かねた正男が、いきなり鎌を借りて稲を刈り始めたのだった。それから、稲が刈り終えるまで、仕事をそっちのけでクリスティナの手伝いをするのだった。故郷を思いながら、農業に精を出す正男は幸せな思いでいっぱいだった。そして、稲刈りの後フィリッピンではミニトマトしか生産されていないので、大きなトマトの種を日本から取り寄せ、堆肥をつくり本格的にトマトの栽培に挑戦する。いっぽう、日ごとに募るクリスティナへの思いを告白するが、家族中心のフィリッピンの農家で家族を残して日本にはいけないというクリスティナ。それでも、農業に目覚めた正男は単身日本に帰国し、農業に従事していたのだが。
 相変わらず、農村における配偶者を得られないで独身男性が多くいる現状。これは、何も茨城だけの問題ではあるまい。こうしたなかで、日本の農家の状況を描いた「遠雷」「さらば愛しの大地」といった作品があったが、正面からこうした現実を描いたのは、本作がはじめてか。それと、かつての日本の農家の原風景ともいえるフィリッピンの農村の現状もちゃんと描かれていた。前半はけっこう笑わせてもくれ、最後はきっちり泣かせてもくれるなかなかの秀作。久しぶりのルビー・モレノもしたたかな役ははまり役だと思った。人間の生に必要な「太陽と土と水」これが基本で、環境問題もここからはじめるべきだろうと思った。

監督:南部英夫
出演:大地康雄、 アリス・ディクソン、 富田靖子、 村田雄浩
2005年  上映時間126分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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