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我が命尽きるとも
 映画「クイーン」で現在のエリザベス女王を演じたヘレン・ミレンが16世紀のエリザベス1世を演じたTV作品を見た。かつて、ケィト・ブランシェット主演の「エリザベス」もあったが、その前に彼女の父親ヘンリー8世とトーマス・モアとの確執を描いた「我が命尽きるとも」は、今更ながら必見だと思った。ヘンリー8世とアン・ブーリンの物語は「1000日のアン」という映画になっている。
 16世紀ヘンリー8世の統治するイングランドで、彼のもとで国会議員を経て官僚として使えていたトーマス・モア。彼は国王からも信頼されまじめで、実直な人物だった。そしてトーマス・モアは大法官に任命された。これは最高裁判所長官と上院議会議長を兼ねたような最高の役職だった。しかし、国王ヘンリー8世は侍女アン・ブーリンとの結婚を望んでいた。しかし、カトリックの教義では離婚はできない。そこで、ローマ教皇クレメンス7世とヘンリー8世の対立が起き、カトリック信者のトーマス・モアは大法官を辞任する。すると、ヘンリー8世は国王至上法を発布し、英国教会の長として、キャサリン王妃と離婚、アン・ブーリンと結婚した。これに反対したとして、トーマス・モアは逮捕されロンドン塔に幽閉される。裁判では、王の側近のクロムウェルの策略ででっちあげられついに死刑となるのだった。
 ここに出てくるクロムウェルは、後に市民革命の主役クロムウェルの縁戚関係にあたる。さらに、やっと結婚したアン・ブーリンも生んだ子どもが女性(後のエリザベス1世)だったことも含め、ヘンリー8世の心は離れ、後に反逆罪等の罪をきせられ刑死している。ちなみにヘンリー8世と結婚して王妃としいたのが1000日ということで前述の映画が作られている。しかしヘンリー8世は、この後も妻を次々にかえ6人の王妃がいたのだ。
 さて、トーマス・モアだが、彼には有名な「ユートピア」という著作がある。マルクスもこの著作を引用して「資本論」の本源的蓄積について書いている。彼は「私は王の忠実なしもべとして死ぬ。だが、神のしもべとしての方が先だ。」 という言葉であくまでもカトリック教徒として信念の死を選んでいる。なかなか見どころが満載の映画といえる。また、舞台がテムズ河沿いで、船での交通が中心になっている。それと、アン・ブーリン役でバネッサ・レッドグレーヴがちょっと出てくるのも見逃せない。

監督:フレッド・ジンネマン
出演: ポール・スコフィールド、 スザンナ・ヨーク 、ロバート・ショー
1966年米映画  上映時間120分
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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